追憶の麒麟麦酒滋賀工場専用線 | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
この趣味で実際に動き始めて間もない2009年2月12日。腰越山隧道の次にやってきたのは、わたくしが現役鉄だった時点ではまだ走っていたはずの、専用鉄道の痕跡。
 
かと言って、現役時代を見た覚えはなかったなあ…。
 
 
まずはココ。
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近江鉄道多賀線・多賀大社駅の300mほど手前のある踏切。
 
 
左(西)方向へとそれていく道。見る人が見ればすぐわかる、廃線跡の景。ここから分岐(正確に言えば、並走していた多賀線から別れていた)していたのが、本日のお題・麒麟麦酒(キリンビール)滋賀工場専用線だった。
 
 
ちょっと角度変えて。
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気持ち、鉄道分岐感を強調してみました、的な(笑)。
 
 
 
道路に転用されたその部分、
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やたら広い。
 
複線分くらいの幅がある。いや、複線だったとは思わないけど。
 
 
 
鉄道らしい雄大なカーブで
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滋賀県道330号甲良多賀線を斜めに横切って、ほぼ真西へと。
 
上の写真は振り返り(東向き)。奥から手前へと、カーブしながら県道を横切ってくる線形がおわかりいただけるかと。

 

 
 
ここから工場までは、県道、川と農道?に挟まれた不自然なスペースとして、廃線跡が続いていた。

 

その間には、このような
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コンクリ製の橋梁が
 
 
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三か所ほど残っていた。
 

 

 
三つめの橋梁から先は、
 
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完全な荒れ地に。
 
向こうに見えるのは、もうキリンビール滋賀工場。廃線跡は、工場の南端に向かって真っすぐに伸びていっていた。
 

 

 
 
上の写真に写っている橋のたもとからの振り返り。
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多賀線から別れて90度カーブしてからは、ほぼ一直線なのがわかる。
 

 

 
 
最後に、ほぼ同じ場所でストビューから写真を拝借。
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右端が、ひとつ上の写真を撮った場所。こんな感じで踏切で道路を渡っていた。その先は、もう工場敷地内。ここからさらに工場西端へと回り込んだあたりまで続いていたようだ。
 
 
 
思えばもう9年以上も前のこと。よくもまあ臆面もなく記事にしたな~わたくし(笑)。この後は多賀町の屏風集落、後谷集落を訪ねて、最後に仏生山隧道へ。
 
 
 
以上。