近江富士2号橋 (滋賀県野洲市北櫻~三上) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2017年2月26日の県内徘徊。
 
今宵ご紹介するのは、その一発目に訪れた、かねてから気になっていた物件。所在地は…サイバーシティ・野洲でございますよ(笑)。
 
 
 
近江富士花緑公園という公園の園内路…になるのかな?
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さっきすでにその下を車でくぐってきたから、ファーストコンタクトは果たしている。
 
以前にある本でその存在を知るも、近場の甘えでずっと訪ねられていなかった橋。ようやくお目にかかることができた。
 
今度はいよいよ第一種接近遭遇を果たさんと、徒歩アプローチ。そう、今からご紹介するのは、人道橋。だが、ただの人道橋ではなーい。
 
 
お目にかけましょう。
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コレです。
 
 
 
 
橋梁好きならば一目瞭然。
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下路三弦トラス橋!しかも木製!
 
上路の三弦トラスならば、桁下の補剛構造に用いられているのを見かけるが、下路の三弦トラスは有効断面が小さいために、目にするのは主に水管橋やガス管橋などのライフライン橋。道路橋ではかなりのレア度である。
 
詳しくは、中路逆三弦トラスのハイパー変態橋・あやとり橋の記事をご参照あれ。
 
 
ちなみに…木製となると…もしかしてオンリーワン?かも?そんなのが実は滋賀にあったんですぞ~(笑)。
 
 
 
銘板がないか…とガサガサしたら…あった、側面に。
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「近江富士2号橋 1995年3月」とある。お名前がこれほど奥ゆかしい場所にしかないとは、予想外だった(笑)。
 
 
 
 
 
 
この銘板で注目すべきは、

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請負者と上部工…すなわち三弦トラスの製作者が異なるというところ。
 
これもかなり珍しくは…ないのかな?どうかな?(笑)
 
 
 
橋上に出たら、朝陽が射した。
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いや~見事!
そりゃあタテ構図も増量するっちゅうねん(爆)。
 
 
 
橋上から北側を見下ろし。
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三弦トラスの作る影を写したかったんだが、いまいち…(笑)。
 
ちなみに下をくぐるのは、滋賀県道325号希望ケ丘文化公園南線。
 
 
 
渡って、振り返り。
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いや~、やっぱ三弦トラスのフォルムってのは、鮮烈ですな!
 
 
 
 
改めて見返すと・・・
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これくらいしかサイドぎみの写真を撮ってなかった!
 
県道上からのサイド写真も撮ってなかったとか、何をやっておったんだねキミぃ!

 

 
 
最後に…
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三弦トラス感満喫(笑)
 
そのレアさに比して、なんか非常にマイナーな存在であるこの橋。橋梁好きならば、ぜひ一度ご訪問あれ。
 
ちなみに、滋賀県内にはもう一本、三弦トラス橋が存在する。知ってはいるのだが、これまた未訪問。お金がかかるからね…(謎笑)。
 
 
この後険道遊び夫婦橋を経て、7時間16分後に猪鼻の非人施行田碑へと至った。
 
 
 
以上、完結。