大野虹の湖歩道橋 (京都府南丹市美山町三埜) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2013年8月25日、京都府南丹方面彷徨でゲットしたネタ橋。
 
この日のネタはいくつか記事にしてきた。時系列だと旧・鐘打橋の4時間半後、そしてこの次に行ったのが小幡橋、1時間50分後が下吉田大橋
 
 
 
 
今いるのは、京都府道12号綾部宮島線。眼前には
 
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大野隧道、昭和35年製。フェイクではあるが、切石ふうのアーチ環がなかなか渋い。こっちは西側坑口。
 
 
って、橋の記事やのに、なんで隧道が出てくんの?と。
 
 
 
 
 
 
それはですね。
 
 
 
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切っても切れない仲だから。
 
 
 
 
場所はコチラ。
 
 
 
というわけで、ほぼ出オチ物件なんですがあ(笑)。
 
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由良川沿いの断崖を貫く大野隧道には歩道を作るスペースがなく、苦肉の策として設けられた自転車・歩行者用桟橋が今回のお題、その名も「大野虹の湖歩道橋」。
 
 
 
 
もうあまり話すこともないな(爆)。
 
 
 
橋上より眺める由良川。
 
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この日はずっとスッキリしない天気やったな~
 
 
 
 
隧道側っていうか…岸側。
 
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このときわりと念入りにチェックしたけど、断崖に旧道の痕跡は発見できなかった。旧道っつっても車道でなく、歩行者のための、って意味。もしあったとしたら、かなりクリティカルな道だったに違いない。
 
 
 
 
この橋は、2回曲がっている。
 
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コレみたい…でもないか(笑)。あんなに高くもないし狭くもないしヤバくもないし。
 
 
 
 
はい、東側へやってきました。
 
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向かって左の親柱、「平成二年十一月竣工」。そして右側は…。ひらがなで書くと長いな(爆)。
 
 
 
 
東側の位置関係、こんな感じになっております。
 
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コレはコレで、いいじゃな~い。
 
 
 
 
 
ちなみに大野隧道の東側坑口には、西側と違うところが一か所ある。それは…
 
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答えは扁額。西側はまっとうに「大野隧道」だったが、東側の扁額には「瑞雲洞」と。
 
千早洞、撥雲洞、花山洞、由良洞(ウッ、どれも記事にしてない)…。明治~大正期の隧道には「ナントカ洞」という呼び方のついたものがいくつかあって、得体の知れない格式の高さ、プレミアム感(笑)を醸し出しているが、昭和中期ごろのトンネルでも「ナントカ」と扁額が掲げられたものが散見される。
 
こういうのってどういうふうに誰が決めるんかな~?このトンネルには別名をつけよう!みたいなのも誰が判断するんでしょうね~?
 
 
 
 
 
 
 
最後に、東側からの遠景を。
 
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この近辺にはネタがたくさん転がっていたので、今後もいくつか登場予定。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
以上、完結。