【1】より続く。
それでは、これより進入。ちなみにデータによると延長は293m。それにしちゃ、向こうの明かりがやたら小さいな…。
コンクリブロックによる巻き立てはすぐに終了、その奥は当然のように素掘り。
振り返ってみると、やはりコンクリートも粗悪っぽく。
いや、案外…楢尾トンネルよりマシかも(笑)。
ちなみに、心配していた水没具合は
こんなもん。良かった~!これなら勝てる!(謎)
現地ではホッとした程度だったが、この記事を書くにあたって改めていくつか先人のレポートを見ると、どえらくおぞましいことになっている。坑口前ももっと鬱蒼としていて、水没も深いところは長靴キワキワぐらい。わたくし、かなり恵まれた時に行ったみたいだ。後でその痕跡も目にすることになる。
水没で思い出した。今さらながらこの隧道の名称は、水呑隧道という。おぞましい水没隧道として、まさに腹ん中に水を呑んでいる(いた)とは、またなんとも象徴的な因縁めいた名前…。ちなみに当ブログではコレに続きふたつ目の「水呑」であります。
しばし進んで再び振り返り。
これまた楢尾トンネルと同じく、素掘りとコンクリが交互に現れる感じのようだ。
最低でも年に1回は、暗闇の中に身を委ねたいものじゃありませんか、皆さん!(鳩山由紀夫ふう)
ところで…闇の中ほのかに、行く手になにかが浮かび上がっている…あれは…?
…って、素真帆でご覧の皆様におかれましては、まったく何やらわからんことでしょう、大変申し訳ございません。
先ほど見えていたもののところへやってきた。
どうやら左側に土砂が堆積しているみたい。側壁か?それとも上が抜けた?
うーん、その間くらいか(笑)。
堆積した土砂がダムになっているのか、その向こうは再び水没エリア。