水呑隧道(廃) (和歌山県田辺市鮎川~下川下) 【2】 | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【1】より続く。
 
 
 
 
 
それでは、これより進入。ちなみにデータによると延長は293m。それにしちゃ、向こうの明かりがやたら小さいな…。
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コンクリブロックによる巻き立てはすぐに終了、その奥は当然のように素掘り。
 
 
 
 
 
 
振り返ってみると、やはりコンクリートも粗悪っぽく。
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いや、案外…楢尾トンネルよりマシかも(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
 
ちなみに、心配していた水没具合は
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こんなもん。良かった~!これなら勝てる!(謎)
 
 
 
現地ではホッとした程度だったが、この記事を書くにあたって改めていくつか先人のレポートを見ると、どえらくおぞましいことになっている。坑口前ももっと鬱蒼としていて、水没も深いところは長靴キワキワぐらい。わたくし、かなり恵まれた時に行ったみたいだ。後でその痕跡も目にすることになる。
 
 
水没で思い出した。今さらながらこの隧道の名称は、水呑隧道という。おぞましい水没隧道として、まさに腹ん中に水を呑んでいる(いた)とは、またなんとも象徴的な因縁めいた名前…。ちなみに当ブログではコレに続きふたつ目の「水呑」であります。
 
 
 
 
 
しばし進んで再び振り返り。
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険酷隧さん、わたくしの照明こんなんですよ(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
これまた楢尾トンネルと同じく、素掘りとコンクリが交互に現れる感じのようだ。
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そして、いつしか足元から水はなくなっていた。
 
 
 
 
 
ココで早くも~
 
 
 
 
 
 
 
 
いやされるう~~。
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闇を愉しむ、の儀。
最低でも年に1回は、暗闇の中に身を委ねたいものじゃありませんか、皆さん!(鳩山由紀夫ふう)
 
 
ところで…闇の中ほのかに、行く手になにかが浮かび上がっている…あれは…?
…って、素真帆でご覧の皆様におかれましては、まったく何やらわからんことでしょう、大変申し訳ございません。
 
 
 
 
 
 
先ほど見えていたもののところへやってきた。
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どうやら左側に土砂が堆積しているみたい。側壁か?それとも上が抜けた?
 
 
 
 
 
 
 
うーん、その間くらいか(笑)。
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しかもコレよく見たら、コンクリ巻き立てとコンクリブロックのちょうど境目じゃないですか?うーむ、ピンポイントか~。
 
 
 
 
 
 
 
堆積した土砂がダムになっているのか、その向こうは再び水没エリア。
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今度も水位は大丈夫そう…。
 
 
 
 
 
 
 
 
この辺のコンクリブロックアーチは非常に美麗。
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あのポータルの惨状がウソのよう。
 
 
 
いや~…まだ半分も来てないな(汗)
 
 
 
 
 
 
 
それなのに、【3】へ続く。