場所はコチラ。
国道417号線、塚白椿隧道。真新しい近代トンネルだけど、「隧道」を名乗っている。これは東側…っつうか南側から。
地図上でも気になるでしょうが、トンネルにも黄色看板でデカデカと書いてある。曰く…
トンネル出口より先120m 直角左折 最徐行!!
ご丁寧に、極太でチョッカク左矢印まで書かれている。どんなんなってんの!?
それを見るには、まずはこのトンネルを抜けないと。でもその前に。
銘板。レアな白地…だけど、この辺のトンネルは全部コレ(笑)。そして全長は、驚きの3330m!これは長い!
では、進入。
洞内の様子はというと、
ホワイトアウト状態(笑)。
やたら水気が多いぞオイ!近代トンネルでこんなのあまり見ないけどな~。
おーい!(爆)
ホワイトアウトでの3330m、なかなか長く感じたけども(笑)ようやく抜けた…その先は
道路規格が一変。先ほどまでの有料道路的高規格から一気に貧弱化。そしてあれに見えるは…
び、
びみょ~な通せんぼ(爆)。そしてあの突き当たりが「直角左折」に違いない!
先にトンネル坑口を確認しておこう。
特に変わり映えはしないね。
銘板。
ここで余談。
トンネル工事では複数のゼネコンが「共同企業体」として組んで建設する場合がある。特にこういった長大トンネルでは両側からそれぞれ別の「共同企業体」が掘り進めることが多く、その場合たいてい両側の銘板をチェックすると、それぞれが担当した延長が明記されている。入ってきたほうの銘板とあわせてご覧いただければよくわかる。
以上、トンネル愛好者以外へのミニ知識でした(笑)。
さて、突き当たりの左直角コーナー、正面は横引きのシャッターが設置されている。いうまでもなく道路延伸工事現場への入り口である。そしてその横にはこんな看板が。
そう、ここはあの有名な?「冠山峠道路」の岐阜県側。
県境の冠山峠を挟んだ区間が、国道417号線の分断区間となっている。これを解消するべく建設が続けられているのが、この冠山峠道路なんである。
先ほどの塚白椿隧道までの、徳山ダム建設による高規格な付け替え道路(徳山バイパス)も、ここが開通して初めて意味を持ってくる。冬季も通行可能なこの道路が開通すれば、かなり大きな交通変革が期待できるのでは、と素人のわたくしでさえ思った。現状では道路規格に対して悲しいほどの交通量しかないのだ。この日、ほとんど他の車を見なかった。