塚白椿隧道 (岐阜県揖斐郡揖斐川町塚) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2012年7月29日の岐阜県探索。この日のネタは過去にコレ

 

 

コレ

 

 

そして今回ご紹介する物件はコレ

 

 

のほど近く。国道417号線の「末端」近くに位置する。
 
 
場所はコチラ
 
 
 
国道417号線、塚白椿隧道。真新しい近代トンネルだけど、「隧道」を名乗っている。これは東側…っつうか南側から。
 
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地図上でも気になるでしょうが、トンネルにも黄色看板でデカデカと書いてある。曰く…
 
 
 トンネル出口より先120m 直角左折 最徐行!!
ご丁寧に、極太でチョッカク左矢印まで書かれている。どんなんなってんの!?
 
 
 
 
それを見るには、まずはこのトンネルを抜けないと。でもその前に。
 
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銘板。レアな白地…だけど、この辺のトンネルは全部コレ(笑)。そして全長は、驚きの3330m!これは長い!
 
 
 
 
では、進入。
 
 
 
 
 
 
洞内の様子はというと、
 
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ホワイトアウト状態(笑)。
やたら水気が多いぞオイ!近代トンネルでこんなのあまり見ないけどな~。
 
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おーい!(爆)
 
 
 
 
 
 
 
ホワイトアウトでの3330m、なかなか長く感じたけども(笑)ようやく抜けた…その先は
 
 
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道路規格が一変。先ほどまでの有料道路的高規格から一気に貧弱化。そしてあれに見えるは…
 
 
 
 
 
 
 
び、
 
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びみょ~な通せんぼ(爆)。そしてあの突き当たりが「直角左折」に違いない!
 
 
 
 
 
 
先にトンネル坑口を確認しておこう。
 
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特に変わり映えはしないね。
 
 
 
 
 
 
銘板。
 
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ここで余談。
 
トンネル工事では複数のゼネコンが「共同企業体」として組んで建設する場合がある。特にこういった長大トンネルでは両側からそれぞれ別の「共同企業体」が掘り進めることが多く、その場合たいてい両側の銘板をチェックすると、それぞれが担当した延長が明記されている。入ってきたほうの銘板とあわせてご覧いただければよくわかる。
 
以上、トンネル愛好者以外へのミニ知識でした(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
さて、突き当たりの左直角コーナー、正面は横引きのシャッターが設置されている。いうまでもなく道路延伸工事現場への入り口である。そしてその横にはこんな看板が。
 
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そう、ここはあの有名な?「冠山峠道路」の岐阜県側。
 
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県境の冠山峠を挟んだ区間が、国道417号線の分断区間となっている。これを解消するべく建設が続けられているのが、この冠山峠道路なんである。
 
先ほどの塚白椿隧道までの、徳山ダム建設による高規格な付け替え道路(徳山バイパス)も、ここが開通して初めて意味を持ってくる。冬季も通行可能なこの道路が開通すれば、かなり大きな交通変革が期待できるのでは、と素人のわたくしでさえ思った。現状では道路規格に対して悲しいほどの交通量しかないのだ。この日、ほとんど他の車を見なかった。
 
 
 
 
 
 
 
今のところ、この先は国道417号線ではなく、塚・冠山林道が細々と山越え。冠山のトンネル2本はすでに着工しているようだが、完成と供用まではまだまだ待たなくてはいけないようだ。
 
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えー、穴が目的のわたくし、ここにて引き返しました(笑)。ココに来る人の多くは、こっからが本番やと思うけど。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あまりに誰も来ないので、先ほどのびみょ~な通せんぼ、帰りには時速●●キロですり抜け!の遊びをしちゃったのは内緒(爆)。
 
 
以上、完結。