木天蓼橋(またたびきょう)(廃) 【前篇】 (岐阜県揖斐郡揖斐川町東津汲) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2012年7月29日、岐阜県道268号神原西津汲線・小津トンネル小津側坑口前。cbde9c35.jpg
 
 
 
斜めに切られたポータル以外には特筆すべきことのないトンネル。今回の主役はコレではなくって、その左。そこにあったのは、こんな光景。
 
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「木天蓼橋より下流 全面通行止
…だと?
 
正直、この橋のことなんてまったく知らなかった。この時点では、読み方さえも(冒頭の画像に写っている「414M先」の看板には戻ってから気づいた)。しかしこの文言を見て、スルーなど(笑)。
 
この看板にいたく刺激された自分は、この先を確かめに行くことにした。かくしてクイックホイホイ発動(爆)。
 
 
現在地はコチラ。
 
当然ここはトンネル開通前の、r268の旧道にあたる。それが東海自然歩道の一部として整備され、遊歩道となっていたようだ。左の木製を模したガードとか、いかにもそれっぽい。だが、大事なことは、203a1665.jpg
 
現在進行形で、廃への緩やかな下り曲線の途上にある、ということ。
 
仮にこのまま放置されるのであれば、なかなかの香ばしい廃道となることだろう。069db648.jpg
 
 
…そしてこの先に待つ橋とは、いかなるものなのか?
 
 
 
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この時点ではどのくらい歩く必要があるのかも分かっていなかったが、トンネル旧道という立地からして、長くてもトンネルの延長の7割くらいの距離以内だろう、とは考えていた。
 
やがて、
 
 
 
現れた崩壊地点。紛うことなく、通行止めですな、確かに。遊歩道とはいえ、コレは無理…とかそんなことよりも!
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そこ!左!!
しばらく前から目視できていたが、にわかには受け入れがたかった。この橋が、この状態。初めて見たよ、こんなん。
 
 
 
 
 
 
 
 
衝撃!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ピッカピカの、廃橋。
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【後篇】に続く。