2015年4月30日、初の能登遠征2日目。
朝のメインイベントである八世乃洞門旧廃道と麒山道シリーズ探索を終えてから約2時間後、この日二つめのメインターゲット付近へとやってきた。それが今回のお題だが、ふと近所で見つけてしまったのが、この不条理な歩行者用シェッドであります。
あと、この日のネタで記事にしてるのは、夕方の長谷の澗隧道と旧道。
さて、不条理なシェッドの5分後くらい。空き地に車を停めさせていただいて、目前にしているのは
このような小さな交差点。
このあたり、恋路の集落内なのだが、この先は小さいながらも急峻な山越えになっている。が、あくまで集落内の生活道路。今から、直進する。
登り始めて間もなく、
左から降りてきて合流する道がある。
これ。
「恋路観音参詣道」という標柱が建っていた。
わたくしは行ってないが、この素敵な地名のもととなった恋路観音への参詣道。おっさん独りで行ってもな(笑)。
さて、わたくしの歩いている道はぐんぐんと勾配を増し、そして…
あー…ここだ~…。
突然ですが、ここで問題!(ぇ
上の二枚の写真、どこが違うでしょうか?
この場所の写真は強く印象に残っていた。そう、この物件は我が師匠・よととさんのレポを見て、能登遠征の機会があれば絶対行く!と決めていたもので、よととさんがさんざん探して諦めかけたその時に、ついに(師匠の)隧道センサーが反応した、という、まさにその場所がここだった。
いや~、分かって来てるにもかかわらず、
感動したわ~。まさかこんなとこに隧道があるなんて。
場所の公開はちょっと迷ったが、師匠も地図を掲載されてたので、まあいいかと。
改めて、正対。
軽自動車ならばなんとか通れるサイズ。
もしかしてかつては車を通していたのかもしれないが、現在の道路状況からも、久しく四輪の通行はなさそうだった。
いわゆるポータルは存在せず、アーチ環のみが突き出している。コレはけっこう古そうな…。右側のお宅の土留め擁壁によってぐぐっと圧迫されていて、アーチ環右端は一部隠されてしまっている。
そのアーチ環巻き立ては、
石!?石かコレ?
いや…コンクリブロックか?どっちだろう。左側は大きくモルタル補修の痕跡が見られるが…。
これはきっと、
以前崩落したっぽいな。
補修された部分には型枠痕がある。とても丁寧に修繕されたという印象。
うーーーーん。
石かなあ。コンクリブロックかなあ。
よとと師匠は旧式のコンクリブロックというジャッジを下してたけど、わたくしまだ判断つかないな…。こういう風合いの石もあるもんねえ…。
お待たせしました(謎)、ここで、
鉄板の構図でございます。
しかしこの土留め擁壁の圧ときたら。てか、この擁壁、公道用地を侵食して築かれたってことなのか?あるいは、もしかしてこの道の所有者とか?
さて、それでは…
さらに鑑賞してまいりましょうかね。
【2】に続く。