長谷の澗隧道 (石川県輪島市門前町鹿磯) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2015年4月30日、初の能登遠征2日目。この日のネタで記事にしているのは、朝のメインイベント、八世乃洞門旧廃道と麒山道の大作(笑)。
 
 
もういささか陽が傾いてきた、そんな時間に
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目指すトンネルが見えてきた。
 
・・・てかこの時点で、トンネルそのものよりも、すでにその旧道がありげな岬のほうに目が行っていた。
 
トンネル自体には特に何の期待もなく旧道の存在も知らず、単に記録だけのためにやってきた。が、これはもしかして、ちょっとステキな旧道が期待できる展開か?
 
 
 
ほどなくしてトンネル到着。
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とりたてて特徴のない、昭和後期ビジュアル。
 
お誕生日を知れる銘板、こちら側には見当たらなかった。
 
 
お名前は、
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・・・と? 読めない(笑)。
 
帰って調べたら、「長谷の澗」で「ハゼノマ」と読むらしかった。
 
 
 
洞内。
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さほど長いトンネルではない。まあ地図読みでわかってたけど。
 
 
 
 
それよりも!
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気になるのはやはりコッチ。
 
 
 
 
おお~。
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かなり香ばしいぞこの旧道は!
 
一見して生きている道ではないとわかるが、それは植生のせいだけじゃない。この険悪な断崖の圧殺感ときたら!・・・エグぅ。
 
 
 
こんなにも
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海は穏やかだというのに。
 
 
このトンネルより先に用事はなく、トンネル反対側を撮影したら折り返すつもり。なので、

 

 
まずは一旦旧道をスルーして
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反対側へ抜けてきた。
 
こちらは西陽がまっすぐ射して、印象が全然違う。
 
 
 
こっちにはあった銘板。
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おおー!まさに昭和後期・・・てか、末期。

 

 
当然、こちらも旧道が気になる。
 
 
 
ちらっとね・・・
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ブッ(はなぢ
 
いい!コレはいい!
 
ゴリゴリのハードコアな様相だったさっきの旧道とは打って変わった、どこか抒情的な佇まい(個人の感想です)。コレは辿りたくなるわ~。
 
 
夕刻とはいえ、陽は長い。
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暗くなるにはまだ1時間はある。当然、行く。
 
 
 
 
わざわざ能登くんだりまで来てるのは、
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こういう出逢いを求めてるからなのよ、オクサーン(笑)。
 
 
 
【旧道前篇】に続く。