白倉林道2010~その様相、隧道、橋【序】 (三重県北牟婁郡紀北町海山区相賀) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2010年3月21日未明、国道42号線「道の駅海山」。
 
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わたくしにとって初めてのオフ会集合に向け、前乗りでここに入って数時間、興奮と緊張のため、ほとんど眠れずにシートで悶々としていた。で、こんなん撮ったりして。ご覧のように、あいにくの天候…ってか、ほぼ嵐(笑)。
 
 

前日には紀伊半島を彷徨、越路隧道とか楊枝川の吊り橋とか、はたまた紀州鉱山上川坑遺構群とかその他色々、堪能した。その後熊野で買い出し、尾鷲で夕飯(マクド・笑)の後、ここへ入った。思えば、この趣味で車中泊を伴う探索もコレが初めてやったな~。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
さて、集合時間の朝4時(大爆)、この時間と悪天候にもかかわらず、集結した7人の変t…もとい、7人の男(わたくし含む)。全員、わたくしには初対面である。発起人であり隊長(謎)のよとと氏、ピカ氏、おろろん氏、むねぞう氏、yo314氏、そしてわたくし。誰が呼んだか…
 
白倉決死隊
 
 
…あら?あとひとりは?これから死地に赴く我々を激励にわざわざ立ち寄ってくれた、でこぴんロケット氏だった。三河から東大阪へ行く途中らしかったが、どこでどう間違えば海山へ「立ち寄る」ことになんのさ(爆)。変態さん(賛辞)の実力を目の当たりにし、驚愕したあの日…(笑)。
 
 
で、4時の時点では依然として激しい雨風。さすがにこれでは…。天気予報によるとこの後天気は回復に向かうってことで、6時に再度状況を見て判断することに。
 
そして6時。出た結論は…全員一致で「Go!」。
 
 
かくして、かの魔境への探索がキックオフした。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
国道を外れて県道へ、さらに
 
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林道へ。
前方はyo314氏のカルディナ、そして先頭を切るは、よとと隊長の先代機・アテンザ君。
 
 
 
 
ようやくここで(かいつまんで)ご説明を。
 
 
我々が今向かっているのは、白倉林道(正確に言えば、この時点ですでに白倉林道を走行しているのかもしれない)。三重県は紀北町の山中深く銚子川に沿った林道である。かつてよとと隊長がここにチャレンジ、その成果をサイトにアップされたのをいち読者として閲覧したわたくしは驚愕し、そして自分の足で訪ねてみたい、と思っていた。そこがどんなところなのかは、次回以降ご覧に入れる。
 
そしてサイト掲示板にて隊長が再チャレンジすることを知ったわたくしは、迷うことなく参加を表明。ほか数名の参加者といよいよ顔を合わせたのが、この朝のことだった、と。
 
 
この趣味を関西エリアでやるにあたっては、よとと氏の影響を大きく受けている。年齢はわたくしの方がおっさんだが、趣味においては尊敬する師匠。ましてやこれまでずっと単独で活動してきた人見知り野郎なわたくしだけに、お会いするには緊張したが、他の先輩方も含めいい方ばかりで、心底ホッとした(笑)。
 
 
 
 
 
さて、ダートは続く…
 
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写真の場所では綺麗な路面だが、全般的にはお腹の弱いノートさん(笑)には厳しい道が続く。いや、納車後まだ1週間なんやけど…(微笑)。銚子川の形成する谷は、この時点でもなかなかの深さ。
 
 
 
 
 
 
そしてやってきたのは、この場所
 

 
銚子川が西へと大きく転じるちょうどそのあたり。銚子川第二発電所にほど近い場所だ。四輪自動車で到達できるのは、ここまで。この先は…今は言うまい。
 
 
 
 
 
 
まずは車を駐車。
 
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 こんな道をふさいで停めやがって!と見えるだろうが、これは林道本線ではなく、分岐している別の林道。実はこの背後数十mのところで大きく崩落して寸断されているので、一切往来がない場所なんである。手前からyo314氏のカルディナ、わたくしのノートさん、おろろん氏のエクストレイル、そしてむねぞう氏のフィット。
 
 
 
 
 
 
冒頭から、決死隊だ死地だとエライ物騒な…って感じでしょうが(笑)。
 
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 白倉林道の名は、手書きの小さな林業用看板?の中にあるのみ。
 
帰りに撮ったので、隊長のアテンザ号の場所があんなとこだけど、あの奥が我々がこれから踏み込む場所…
 
 
 
 
 
すなわち、魔境
 
 
 
 
 
 
 
 
【1】に続く。