Q05 quest -13ページ目

よろしく大阪。

朝早く起きる癖が抜けない。

と言っても、会社を辞めてまだ二日目だからあたり前なのだけど。


昨日、名古屋から大阪に引っ越した。

勝手知ったる恋人の家。

ここが今日から私の家だ。


会社に行く彼よりも早く起きて、窓を開け、

「よろしく大阪ー。」とか、言ってみた。

返事はなかったけれど、

空気がとても気持良かった。




今日、いちにち何をしよう。




本当は、区役所での手続きとか、

やることはわりとある。

けれど。

いかんせん、引越しで疲れてしまって。


・・・。


今日はいちにちお休みしよう。

家の中で。

彼に頼まれたクリーニングだけお願いして。


それから少し整理しよう。

これからのこと。

ピースフルズ

三人で過ごす夜は楽しい。



ピースフルズを卒業するのは本当は悲しい。

会社での半年間を、あっさり捨てることを選んだ私。




罪悪感をおぼえるまでもなく、淡々と流れていく社会。




それでも、

やっぱり三人で過ごす怠惰な夜は好き。

無意味に費やす時間。

ただ、なんとなく。

体は疲れて、眠って休めればいいのに、

なんとなく、一緒にいたい感じ。




卒業は悲しい。




野菜炒めと、

卵と玉葱のお味噌汁。

麻婆豆腐。

洗い物をする田村さん。


HERO

「テキストの一番後ろについてる解答集みたいだね。」と、

いつだったか、私は恋人に言った。



::



時折、私の思考はぐるぐるまわる。

答えをつかみそうでつかめなくて、

自分の動線に足が絡まる。


思考の断片をつなぎ合わせるみたいに、手探りに話す。

彼は、少し眠そうな(真剣になるとそう見える)顔で、

私が答えを求めるまで、黙っていて。


私が疑問符を投げかけてから、たっぷり3秒。

たぶん、いつも3秒だと思う。

彼の、こたえのリズム。

この間、私は無条件に彼を信じて言葉を待つのだけど。



ほとんど、私の言葉を繰り返しているだけなのに、

私は、頭蓋骨の重力を取り戻す。

ひどく、子供じみた気持ち。

虫食い算を解く、小学生みたいに。



::



奇跡だと、思う。

私の疑問符をきちんと汲み取ることとか。

ひねた私の耳に、まっすぐに届くこたえとか。




それは絶望的な幸せで。







泣きたくなる。


オールドボーイ

オールドボーイ


良かった。すごく良かった。

彼が選んで、カンヌとってるとか、知らずに観たけれど。

最初から、最後まで面白かった。


がしかし、えぐい。映像が。

歯を抜く場面とか、舌を切る場面とか、

ほぼ見てない。

横に居る人に、「終わった?終わった?」と、

手で目を覆いながら訊いていた。

生きてるタコを口に入れるのも、

相当気持悪かった。


でも、主演の女の子がすごく魅力的で、

服とかいちいち可愛くて、良い。





うん。面白かった。

リボルバー青い春

リボルバー


前から観たくて、半ば強引に借りた。

「青い春」はかなり好きな作品だったから、

期待値は結構高かったのだけど。


感想としては、「ひどい」。

途中、「観るのやめる?」と恋人に言いそうになった。


なんだろう。

別に評論家じゃないから、個人的な意見だけど、

全体的に、主演の3人の演技がうすい、というか浅い、というか。

芝居くさくて、興ざめしてしまった。ものすごく。


玉木宏キレイな顔だな。というのと、

新宿懐かしいな。というので、

やり過ごした感じ。


見終わった後、恋人に感想を言うと、

「そう?すごく面白かったんだけど。」と、意外そうな顔をされた。

こういう類のことで彼と感想が別れることは珍しいので、

ちょっと驚いた。

え。そうなの?ほんと?と、繰り返し訊いた。

彼は「何が不満だったの?」とばかりに頷いて、

すごく良かったと思うよ、と笑っていた。


私は、自分が勝手に選んだDVDだったから、

彼が満足したなら良かった、と安心して、

それでもなんとなく釈然としない気持ちで眠った。



明日起きたら、ネットで調べてみよう、ほかの人の意見…。