自宅の晩酌にお酒を選びました。
これです。
「森嶋(もりしま)純米 無濾過生原酒」。
茨城県日立市の森島酒造さんが醸しているお酒です。
森嶋酒造のホームページを久しぶりに開いてみて、随分と刷新されていて、驚きました。
特に目についたのが、一番真っ先に開くべく設けらていたのが、「モダンクラシックを極める。」という蔵元杜氏の森嶋正一郎さんの言葉でした。
その趣旨は、森嶋さんの次の言葉に集約されています。
21世紀に生きる一人の醸造家として、はるか二千年に及ぶ日本酒の歴史(クラシック)を受け継ぎ、その中に新たな可能性(モダン)を見いだすこと。
それは日本酒を通して日本の美しさと美学を表現することであり、それを極めることこそが、私にとっての「モダンクラシック」なのです。
多くの先進地酒蔵は、森嶋さんが目指す同じ方向に向いていると思いますが、ネット発信でそれをここまで明確に発信している蔵はあまり多くありません。
森嶋さんの熱い気持ちが伝わってきて、思わず紹介してしまいました。
さて、いただくお酒は美山錦65%精米の純米、無濾過生原酒です。
上立ち香は生酒の初々しい麹バナの香りが。
口に含むと中程度の大きさの旨味の塊が、平滑になった表面に微細な気泡を包含したとろみ層を薄っすら乗せて、軽やかなテンポで転がり込んできます。
受け止めて保持すると、自律的にぐいぐいと膨らみ、拡散して、適度な大きさのガラス玉様の粒々を速射してきます。
粒から滲出してくるのは甘味8割、旨味2割。
甘味はザラメ糖系の奥行きのあるタイプ、旨味はシンプル無垢でより滑らかな印象で、両者は足並みを揃えて、モダンで先端的なキレの鋭い舞いを展開します。
流れてくる含み香は生酒特有のとろりとした魅惑的な甘い香りでデコレート。
後から酸味と渋味が適量現れて、明快なメリハリを施します。
甘旨味は終盤まで都会的な精緻な舞いに終始し、最後は反転縮退して、喉の奥へと吸い込まれていきました。
安心の森嶋酒でした。
お酒の情報(26年202銘柄目)
銘柄名「森嶋(もりしま)純米 無濾過生原酒 2025BY」
酒蔵「森島酒造(茨城県日立市)」
分類「純米酒」「無濾過酒」「生酒」「原酒」
原料米「美山錦」
酵母「不明」
精米歩合「65%」
アルコール度数「15度」
日本酒度「不明」
酸度「不明」
情報公開度(瓶表示)「△」
標準小売価格(税込み)「1800ml=3080円」
評価「★★★★★(7.6点)」















































