自宅の晩酌に北海道函館市の函館五稜乃蔵が造っているお酒をまとめて取り寄せて、飲み比べをしました。
3本目はこれです。
「五稜(ごりょう)特別純米 辛口」 。
スタート当初は土地の確保と建物建設と醸造設備購入は函館五稜乃蔵が担当し、醸造を上川大雪酒造に委託し、販売は函館五稜乃蔵が担うというスキームだったのが、その後、函館五稜乃蔵が清酒免許も取得して、自己完結のスタイルになった理由は明らかになっていません。
だから、所詮、空太郎の推測の域を出ないのですが、当初から最終的には函館五稜乃蔵がすべてを自身で担う計画でいたのが、清酒免許取得には時間がかかるため、まずは上川大雪酒造の助力を求めて、前倒しで造りを始めたのかもしれません。
それとも、当初のスキームだと、上川大雪酒造へ支払う醸造委託料が割高で、函館五稜乃蔵側のメリットが小さく、5億円の投資回収に時間がかかるため、スキームを変更したとも考えられます。
ただし、上川大雪酒造は醸造から離れる時のプレスリリースで、「協力関係は続きます」とコメントしています。
さて、3本目は地元産の吟風の60%精米の特別純米酒の一回火入れです。
上立ち香はこれまた隙間の少ない引き締まった酒エキスの香りが。
玩味すると中程度の大きさの旨味の塊が、平滑になった表面に油膜を張って、スベスベの感触を強調しながら、軽やかに転がり込んできます。
受け止めて保持すると、自律的に涼しげな雰囲気で膨らみ、拡散して、適度な大きさのガラス玉様の粒々を速射してきます。
粒から滲出してくるのは甘味7割、旨味3割。
甘味は上白糖系のドライなタイプ、旨味はシンプルでやや朴訥な雰囲気で、両者は足並みを揃えて、クールな雰囲気で舞い始めます。
流れてくる含み香はスレンダーながら、明快な甘い香りも加わって。後から酸味と渋味が適量現れて、クリアなメリハリを施します。
甘旨味はマイペースで活力高く踊りますが、終盤になると旨味が疲労感を見せて足取りが重くなり、飲み下した後の切れは意外にも1,2本目よりも気持ち劣りました。
それでは、函館五稜乃蔵のお酒、最後の4本目をいただくことにします。
お酒の情報(26年124銘柄目)
銘柄名「五稜(ごりょう)特別純米 辛口 2025BY」
酒蔵「函館五稜乃蔵(北海道函館市)」
分類「特別純米酒」
原料米「地元産吟風」
酵母「不明」
精米歩合「60%」
アルコール度数「16度」
日本酒度「不明」
酸度「不明」
情報公開度(瓶表示)「△」
標準小売価格「720ml=2000円」
評価「★★★★★(7.6点)」











































