【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ -22ページ目

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト


 

 

 


フジテレビ『ザ・ノンフィクション』で、キッチンカーに夢を託した若者の現実を追っていた。

物知り顔の大人の常識から言えば「夢はそんなに甘くないのだよ、若者!」と一蹴していれば済むのだろう。しかし私の性格から考えれば、きっとこの若者と同じように「一発勝負」していたに違いない。

それぞれが「コロナ禍」を経験し、組織に属さない自分の働き方や将来設計を見直した人は多いはず。それは若者だけに限らない。

飲食店経営者が実店舗だけでなく、イベント参加やデリバリー、テイクアウト需要のために販売チャネルを増やしたケースも多い。

頑張れば頑張っただけ自分に還ってくる仕事は、苦労が多くてもやり甲斐があるというものだ。他人が人のモチベーションを削ぐようなことを言ってはいけない。(銀行やコンサルなら別だが)

キッチンカーの開業に当たっては、無理なく用意できる程度の自己資金(150〜200万円)から始まり、クルマの改造代やリース代が必要。またフランチャイズならそこそこの「加盟金」が掛かる。

そして国から「新規事業チャレンジ資金」等の補助金や有利な融資もあるため、思いの外参入のハードルは「高くない」と言える。



☝️回りくどく言ったが、私の知人も新規にキッチンカー事業に乗り出したが、今は辞めて借金返済中の身である。

放送でも指摘したように、キッチンカーはその手軽さから新規参入が「年間3,000台」と競争過多が一気に広がってしまった。安易な開業コンサルも増えたに違いない。

👤夢を叶えるための障壁を(私見も込みで)挙げると、

・キッチンカーの納車に時間が掛かる

・各種営業許可申請が煩雑(それに見合う設備が必要)

・損益分岐点が「売り上げ5万円」としても、それだけを売る良い場所がない→場所を借りる際も売り上げの10〜15%の賃料が掛かる。

・イベントに期待したが出店希望者が多い、アイテムが重なる、不利な場所の割り振り等思った通りにはいかない(ー ー;)

・SNSで告知してもその効果は限定的

・マンパワーは人件費を賄えないので自分が頼り


☝️その結果、夢破れる人が後を絶たないのである。

まあこれはキッチンカーに限ったことではなく、どんなチャレンジにも言えることではある。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

👤私も商売を失敗した側の人間なので言っても良いと思うが、『ひと儲け企(たくら)んだのも自分なんだから、失敗しても自己責任』と言っている。(なんて冷たい人…)

番組で紹介された若者たちも、これからいくらでもリターンマッチは可能なはず。これ以上の勉強(経験)はないのだから、ぜひこれで挑戦をやめないでもらいたいと願います。

失敗経験の先輩からエールを贈ります!

 

https://www.kobayashihisashi.com
 

 

 

「令和の米騒動」と言われ、米の値段が上がり始めてから半年以上が経過した。スーパーやドラッグストアで見る米の価格は、5kgで2,000円を下回るものもあっのに、今では2倍の価格で売られている。

 

 

☝️なぜこんなに米が高くなったのか?

 

理由はさまざまあるのだろうが、始まりは去年の天候不順を発端に収穫高が減り、需要と供給のバランスが崩れて値段が高騰し始めたことだ。

 

これは最近のキャベツや白菜の高騰と同じ理屈なので、少し待てばまた収穫できるようになり、価格も落ち着いてくることを消費者も知っている。

 

しかし今回の米不足に関してはそうはいかなかった。新米の出来も例年に比べても悪くないのに、相変わらず米価格は下がるどころか値上がりが続いている。日本人の米の消費は減っているのに、流通量が変わらない米の値段が上がる怪…。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

☝️米不足なんか現実には起こっていない!

値上がりを見込んで買いだめている「仲介業者や加工業者・商社」が値上がりを見込んで、「放出」のタイミングを狙っているのではないか?

 

こうなると株取引の「仕手株(してかぶ)」と同じスキームになってくる。

 

・実態の価値より「もっと上がるんじゃないか?」

 

・「いや、今が売り時じゃないか?」

 

・「政府が備蓄米を放出したら暴落するぞ!」

 

など、ちょっとしたきっかけやニュースで価格が乱高下していく。こんな時は冷静になって「米の価格が上がって誰が得をするのか?」を考えてみればいい。

 

☝️米農家は今回の価格高騰で多少潤っているというが…

 

包装資材や輸送費も高騰する中、これまで米の価格自体が低すぎたことも事実である。

ディスカウントストアで山積みされた、あの重いお米が5kgで1,580円で買えること自体がおかしなことだと気づくべきだ。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

👤さて、政府の備蓄米放出の結果、米の価格が下がるのか?変わらないのか?はたまた上がるのか?

 

きっと米は『ある所にはある』のだ。

既に「勝ち逃げ」を企む業者から、在庫(ヤミ米とは言わないが)の売り込みが、一部スーパーや米店に届いているという。

 

ダムが決壊するように「価格の暴落」があるかどうか…?

素人業者が真夏に米の在庫を持つリスクはかなり高いはず。

 

米は「日本の宝」です。悪戯の道具にしちゃいけません!

 

https://www.kobayashihisashi.com



毎年この時期になると、バレンタインデーの「チョコレート獲得大作戦」のことを思い出す。

現在は時代の波に揉まれて、私が経営していたその舞台(田舎のスーパーマーケット)はもう無い。「むかし話」だと思ってお許しをいただきたい。

当時店舗数も10以上、従業員も300名超、中途半端な規模とはいえ、社長である私に届くチョコレートの数が、売り上げが低い店の店長に負けることは許されないのである!(どうでもいいじゃんw)

👤私は策を巡らせる…。
「社長はアーモンドの入ったチョコレートが好きらしい。そしてホワイトデーのお返しは10倍返しだって!チョコの値段は問わないらしいよ」

あらかじめ袖の下を渡しておいた「パートの親分」を経由して、その情報を彼女のシンジケート(工作員)から全店に広めてもらった。

作戦は見事に成功し、従業員300人中の7割が女性として約200人、その半分の100人からバナナ箱に入ったチョコが私の元に届くのだった。そんな習慣が今から20年以上前から、(会社が潰れる今から6年前まで)続いていた。もちろん栄光の第一位は、最後まで私の「指定席」だった。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

専務や営業部長も同じ手を使ってチョコの数を水増ししようと企てたが、そんな姑息な手に負ける様な私ではない!早めに彼らのお返しの情報を入手し、それに勝るお返しを決めるという「後出しジャンケン」が出来るのも社長の特権である。

パートさんから届くチョコの平均単価は100〜200円程度、「アーモンドが好き!」と言っても届くのは店で買った「ピーナッツチョコ」である(^^;。もちろんラブリーなメッセージもなく、付箋に書かれた「店舗名と氏名」が貼ってある。しかしそんなことは問題ではない。「社長が一番の人気者」であることが大切なのである。

ちなみにホワイトデーのお返しは、店のテナントの花屋に頼んだブーケや、雑貨商に頼んだポーチなど店の売り上げになるものにする。そして金額は一人1,500円程度と10倍返し。数年先には「いくらのチョコをあげてもお返しは同じだから、安いチョコにした方がいいよ!」と良くない噂も流れた_| ̄|○

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

☝️スーパーマーケットのチョコレートは、バレンタインデー「当日」が一番よく売れる。

今でこそ「義理チョコ」や「みんなでまとめて」みたいなのはなくなったが、一昔前は当日の昼休みに間に合わせで買いに来るお客さんが多かった。後はバレンタインデーを忘れていたお母さんが、パパにあげるためのウイスキーポンポン(古っ)を晩ごはんの材料と一緒に買っていくパターンである。

最近では「ハロウィン」や「恵方巻き」に押され気味の「バレンタインデー」「ホワイトデー」だが、コミュニケーションの一環で(みんなが承知の上で)楽しんでいたこの習慣が、懐かしくもある。

👤事実、私の会社が潰れた翌日も(給料が出るかどうかも分からないのに)、普段通りに出勤して「さあ社長、ちゃんと片付けて店を閉めようね!」と笑ってくれたパートのおばちゃんたちの顔が、今でも目に浮かぶ🙏🏻

#エビで鯛を釣る

 

https://www.kobayashihisashi.com
 



この時期、スーパーではよく『受験生応援セール』と銘打って、「合格祈願」にちなんだお菓子や、パワーのつく「カツ」や「滑らない◯◯」など、関連(こじつけ)商品を並べて特売をする習慣がある。

これはスーパーの「販促カレンダー」でも定番企画であり、バレンタインやホワイトデー、節分の恵方巻きに比べて、比較的長期間(2ヶ月程度)展開できる販促とも言える。

とはいうものの、キットカット(きっと勝つ)や「合格祈願」とデザインされた商品を敢えて集めるのも、売れ残りの在庫を抱えれば損失にも繋がるし、「半額処分」というのもいただけないw

「合格祈願」のタイトルも、

①今年受験生を持つ家庭、

②来年受験を控えている家庭、

③以前受験を経験したが、もう終わってホッとしている家庭

に対しての販促である。

☝️すなわちお客さん全員に向けた都合のいい特売セールなのだ(笑)



👤舞台裏を紹介すると、正月明けから春休みまでの「ひまな時期」、この『受験生応援セール』は販促が途切れる閑散期にはもってこいなのだ。

何を売るにしても「ガンバレ受験生!」とPOPに書いてしまえばいい(笑)

スーパーが受験生をネタに金儲けしようとしているとは言わないが、春の『お花見フェア』とならぶ風物詩として定着している。

個人的には、受験生を持つ家庭に(どうやって調べるかはともかく)、一律「2割引き」とか、受験が終わったら合格してもしなくても何か欲しい商品を一品サービス(半額 or プレゼント)すれば、真の意味で「受験生応援」になると思うのだが(^^;

👤私がスーパーの現役社長時代、「受験生応援セール」だけじゃタダの販促に過ぎない!「受験生お疲れ様セール」もやって家族も労(ねぎら)うんだ!

そう言ってチラシ広告を打ったが、まったく滑ってお客さんが来なかったことを思い出した(ー ー;)



このイラストは、スーパーのチラシに私の似顔絵とともにメッセージを添えたもの→その後「教育委員長(当時の私)」として自社のチラシに受験を持ち込むのはどうか?」とライバル店からクレームがつくも無視w)

👤すべての受験生に春が訪れますように(^_−)−☆

 

https://www.kobayashihisashi.com


 

 

 

最近はローソンの「47%盛り過ぎセール」が話題だが、コンビニ業界も新規出店が鈍化するなど、経営の先行きが厳しいことに変わりはない。

そう言えば最近コンビニにいつ行っただろうか?タバコをやめてから特にコンビニには行かなくなった。猛暑の最中、100円のアイスコーヒーを買ってトイレに行った程度かも知れない。

さて、そんなコンビニで「最近買わなくなったものランキング」という記事を見つけた。なるほどと思ったのでここでご紹介!

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

【第10位:ホットスナック】
「ナナチキ」や「からあげクン」はジャンキーな美味しさで人気だが、スーパーでも似たような商品を開発するようになり、値段も格段に安く販売している。スーパーとしても「唐揚げ」はNo. 1商品だけに負けるわけにいかない!

【第9位:スイーツ】
確かにコンビニスイーツはこだわりと共にねだんも高くなり、デパ地下のスイーツとあまり変わらなくなってきた。こちらも同等の商品がスーパーのお菓子コーナーで売られるようになった。

【第8位:おにぎり】
かつては120~130円くらいで買えたコンビニのおにぎりも、今は1個200円近くする商品も珍しくない。流石に頻繁には買わなくなった。

【第7位:パン、サンドイッチ】
こちらもスーパーなら198円の商品がコンビニなら298円、心なしか中の具もボリュームダウン?

【第6位:アイスクリーム】
プレミアム仕様のアイスが多くて、スーパーの安いアイスを選んでしまう。確かに「あの」ソフトクリームは高い(ー ー;)

【第5位:肉まん、あんまん】
スーパーで3つ入っているのと変わらないから、自分でチンする方が安上がり!

【第4位:お菓子】
定番のお菓子はスーパーやディスカウントストアでまとめ買い。コンビニのプライベートブランドの100円菓子は高くなり中身が減ってしまった。

【第3位:おでん】
以前はコスパも良かったが、今は価格も100円超えと高いので、みんなコンビニでは買わなくなった。

【第2位:お弁当】
近くのスーパーの閉店近くを狙って30%や半額の商品を狙う様になった。定価でもスーパーならコンビニの半額!

【第1位:飲料】
コンビニのペットボトルや缶コーヒーの値段は(自販機よりは安いけど)ほぼ定価に近い値段。
ディスカウントストアで半額で買えてしまう。それに最近は自分の水筒を持ち歩くようになった。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

👤この順位を見ていて感じるのは、やはり昨今の「食品値上げ」の影響で、お客さんが値段に敏感になってきたということだろう。

これまでは多少値段が高くても「利便性」を選ぶ客が多かったのに、コンビニへ行くことが習慣になると、流石に出費が負担になってきた模様です。

このランキングに入っている商品は、もともと(スーパーより値段が高いのに)売れていた商品ばかりです。売れ筋商品が落ち込むと即収益に影響します。コンビニの「増量フェア」「低価格商品」の販促は、まさに売り上げ低下に歯止めをかける「苦肉の策」とも言えましょう。

☝️かつてスーパーを脅かしたコンビニが今、スーパーの逆襲に遭っているというのも、まんざら間違いではないのかも知れません。

歴史は繰り返します。

 

https://www.kobayashihisashi.com
 



私は昔から「親分肌」を気取り、「頼まれたら断らない」をモットーに生きてきた。それで損したことも多いし、後になって助けられたことも数知れず。振り返ってみれば『差し引きゼロ』の印象だ。

👤真面目な人は「断ること」が苦手である。

自分が断ることによって相手が困ることは望まないし、できるものなら自分が関わることによって相手の道が開けるかも?または「少しくらいなら…」とお人好しの性格が裏目に出ることもある。

頼み事を断らない人には、次から次へと頼み事がやって来る。

『この人は断らないリスト』でも流通しているかのようにw

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

人にモノを頼まれた時に、または「◯◯を買ってください」「◯◯に協力してください」と言われた時、100%とは言わないまでも、双方にメリットがあれば乗ってみるのもアリだか、世の中はそんなに甘くない。

数多(あまた)??の営業がいろんなルートを伝って自分の元にやって来る。そのほとんどは話に興味はないし、聞いてもおそらくお断りするのが現実であろう。(それだけに「営業の達人」のスキルは絶大)

👤「よし、断ろう!」でもどうやって断ろうか…?

・出来れば相手を傷つけず、

・今後の可能性を潰してしまわないように逃げ道を残して…

・自分の評判を落とさないように…


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

いつも聴いている「Voicy」でこの『断る時に理由は必要か?』をテーマに話していた。

👤答えは、【理由なんか要らない!断れ!】(笑)

あいつが気に入らない、なんとなく気分が乗らない、一緒に頑張る姿が見えない、もっと割りの良い案件が被っている等、理由はさまざまである。それも相手に言えない理由がほとんどだ。

営業する方もたくさん提案した結果、ようやく一案件成約するかどうかのしのぎを削っているのだ。回りくどく先延ばしされるより、「今回はご縁がありませんでした」と断ってくれた方が余程ありがたい。

そこに律儀なあなたが心配する「相手を傷つけない」とか「自分の評判を下げないか?」の問題はないのである。

☝️相手に伝える「言葉遣い」や「期限」は大切だが、「断る時に具体的な理由は必要なし」と聞いて、今さらながら少し気が楽になった(^_−)−☆

 

https://www.kobayashihisashi.com
 

 

 


コストコが4月の開店(ガソリンスタンドは3月)を前に、従業員を募集したところ、250人に対して600人が応募したとのこと(@_@)

皆さんが思う以上に開店予定地は田舎なので、近隣のスーパーの従業員も、時給1,500円と聞きてこぞって応募しているのかもしれない。

他県なら学生も多いだろうが、大学もない地域なので単純に労働力が「移動」することになる。採用されなかった人は、引き続き「3分の2」の時給で今の職場に留まるということ。

これではモチベーションの維持も大変だ。



☝️こうした大型店が出るとき、行政は「大規模小売店舗立地審議会」なるものを設置し、その問題点などを協議した上で知事に答申する。

まあこの審議会のメンバーも私に言わせれば「名誉職の素人衆」で(失礼🙏🏻)、

①交通渋滞に気をつけろ
②ゴミ捨てとか輸送の騒音に気をつけろ


この程度の意見を添えて「開店に問題なし」と結論を出すセレモニーでしかない。

今さらどんな意見を出してコストコをコントロールできるわけもない。

今の法律では、過去の商店街を守るような優しいものはない。

大手が店を出したきゃなんでもできるのだ。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

☝️さて人口80万人を切った山梨県、甲府盆地でスーパーに落ちる金額は「年間1,200億円」とされる。そこに年商最低200億円のコストコが開店する!

黒船来襲どころの話ではない。計算すればわかるだろう。

山梨県内の小売業の勢力図はこれで100%変わる。

しかしその割にメディアも専門家も「コストコとは客層が違うから、商店街もローカルスーパーも差別化して生き残れる」とほんわかムードだ。

👤冗談じゃねえ!これで地元のスーパーなんかみんな赤字転落だぜ。

売り上げが2割減っても生き残れるスーパーなんか1つもない。

一足先に潰れたローカルスーパーの社長(私)だけが、ここで吠えている。

私のことを笑った山梨のスーパーの社長さん達、「明日は我が身」ですよ。

困ったら相談に乗りますけど…(^_−)−☆

 

https://www.kobayashihisashi.com


 

 


👤コンビニのトイレは有料化してもいいんじゃないか?むしろその方が使いやすい!
なるほどそれも一理あるな…。

コンビニだって営利事業だし、トイレの維持管理やスタッフの掃除だってコストが掛かっている。「そんな細かいこと言うなよ!」と言ってもサービスは「無料」と決めているのは顧客の方かもしれない。

 



☝️これは利用する客と店側では見解が異なる。

①店側は、
・マナーの悪いお客さんも一定数いる

・「何か買ってください」とは言いづらいが本音はそう

・せめてひと声かけて欲しい

・(または)全然構いません、何も買わなくてもトイレを使っていいですよ!

②客側は、
・申し訳ないので何か一品でも買うようにしている(何も買わずにトイレを使う客になりたくない)

・有料にしてくれた方がかえって使いやすいかも…

・また次に来た時何か買うし、別にいいじゃん。それなら「トイレ使う人は何か買って!」と書いておけばいい

まあ、立場が違えば思いも違うということだ。
コンビニオーナー・従業員・お客さん、それぞれの言い分がある。




👤私もコンビニのトイレのお世話になることがあるが、何も買わずに使わせてもらうことには抵抗がある方だ。

それでも店に入った途端「トイレ貸してください!」と直行し、(先客がいても)そこで待つ度胸はない(^^;

ふと立ち寄ったコンビニで、「フリスク」かなんか買ったついでに、支払いが終わった頃を見計らって「トイレ借りてもいいですか?」と小声で伝える存在感の薄い客…これを演出する訳である(笑)

「緊急事態」なら500円(いや1,000円)払っても惜しくないコンビニのトイレ。かたや観光地のコンビニでは、トイレがない店舗もある。これは必要以上に(トイレを都合よく)使われると、店の利益に影響するということだろう。

 



今日本で(何も買わなくても)無料で行けるトイレは、交通機関、公園や市役所・図書館などの公の施設、そしてスーパーやショッピングモールくらいか。(税金で費用負担してるとも言えるが)

仕事で移動の多い人は「コンビニアプリ」や「トイレマップ」を利用している人も多いはずだ。

優先順位が「無料」であることか?それとも「用を足すこと」か?なにやら時代の流れを見ていると「無料で用を足すこと」が当たり前でなくなる日も近そうだ。

 

https://www.kobayashihisashi.com

 

 


私の家はスーパーを経営していたので、子供の頃から同級生に「なんでも好きなものを食べられていいなあ」と羨ましがられていた。

👤そんなことないよ、みんなと一緒だよ!

そう言いたかったが現実には違った。そう「なんでも好きなものを食べられた」のである(笑)

店の2階が住居だったので、夜お腹が空けば下の店に降りていって、お菓子でも果物でもなんでもつまみ食いできたのである。

親も細かいことは言わず、「売り物だからあんまり食べるんじゃないよ(母)」という程度。我が家の食卓は店の残り物なので、親も自分のことを棚に上げて、キツく子供を叱れない。

お菓子の新商品も、発売日より前に問屋から納品されて、フライングで食べることができた。それでみんなに自慢して、鼻が高かったことを覚えている。

昭和の時代は今のようにお菓子の種類が多くなく、みんなが同じお菓子を食べたものである。それゆえに商品の寿命が長く、子供心に思い出に残るものが多かった。お菓子が贅沢品だった頃の話である。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

さて、週刊女性が「昭和時代に幼少期を過ごした40歳以上70歳以下の大人男女にアンケート」を取ったというこの記事。

☝️『今でも好きな“昭和”のお菓子ランキングTOP10』

時代とともにお菓子の楽しみ方も変化している中、昭和から令和まで「生き残り」、栄光をつかむのはどのお菓子でしょうか?

【10位】明治『きのこの山』 ('75年)

→「きのこに似せてチョコをかける」なんて発想はまさに日本メーカーのセンスだと感心する。そしてあの「相棒」はランクインしてるのか…。

【9位】 東ハト 『キャラメルコーン』 ('71年)

→あのキャラメル味は衝撃でした!袋いっぱい食べて気持ち悪くなりました(^^;

【8位】 森永製菓『エンゼルパイ』('61年)

→韓国映画で「チョコパイ」がたまに出てきますが、あの当時チョコレートでコーティングする贅沢さを感じました。「こんなの食べていいのかな…?」と。

【7位】 森永製菓『チョコボール』('69年)

→箱の「金と銀のエンゼルマーク」を集めるともらえる「おもちゃのカンヅメ」、でも当たった人を見たことがない。金のマークが出てきた時のあの喜びは、パチンコで「777」が揃った時の感激と同じです(私見)

【6位】 湖池屋『ポテトチップス のり塩』('62年)

→「小池屋」でなく「湖池屋」だと知ったのは大人になってからでした。今でも定番のおいしさです。よくカルビーに負けないで生き残ってくれました。ありがとう!

【5位】江崎グリコ『ポッキー』('66年)

→「プリッツ」にチョコをかけただけなのにこの人気!イチゴ味やキャラメル味、アーモンドをまぶしたり…。やはりバリエーションの展開がロングセラーの秘密かも知れませんね。まさか「お酒のつまみ」にまでなるとは思いもしませんでした。
(「きのこの山」ってポッキーのパ◯リかも?)

【4位】 明治『たけのこの里』('79年)

→『きのこの山』に遅れをとること丸4年、ライバルを圧倒しました!最高の「二匹目のドジョウ」とも言えます。さて皆さんは「きのこ派orたけのこ派」



☝️さていよいよTOP3
【第3位】 カルビー『ポテトチップス コンソメパンチ』('78年)

→最初「コンソメパンチ」ってどんな味だ?って思いましたね。子供心に「コンソメ」なんて知らない言葉だったし、なんかお金持ちになった気がしました。そして今よりずっと中身が多かったです。

【第2位】おやつカンパニー『ベビースターラーメン』('59年)

→皆さんどれだけ食べたことでしょう?ピーナッツが入ったり、辛くしたり、塩味も出したり、終いにはあの人をバカにしたようなナルトや2、3粒のコーンが入ったカップ麺まだ作りました。どれだけ日本人の小腹を満たしてくれたことか。きっと後100年もスーパーで売ってます。断言します!

⭐️そして栄えある【第1位】は
カルビー『かっぱえびせん』('64年)



 

→日本人全員が「やめられない、とまらない♪」というキャッチフレーズに洗脳されました。そして食べる時にもそう言いながら食べます(笑)

以上が、TOP10の『お菓子のレジェンド』です。これ以外にも皆さんが個人的に推したいお菓子があると思います。

それを含めてこのお菓子たちは『日本の宝』と言ってもいいでしょう。こんなロングラン商品を毎日食べられる私たちは、とても幸せなのかも知れません。

👥 改めて世に出してくれたお菓子メーカーに感謝いたしますm(_ _)m

 

https://www.kobayashihisashi.com

 


☝️スーパーで売れ残った商品(お弁当や生鮮食品)を従業員が持ち帰るのは犯罪か?

👤はい『窃盗罪』になります!万引きと一緒。

☝️では売り場の責任者が「持って帰っていいよ!」と言ったら?

👤う〜ん、微妙〜(^^;

これで話は終わるわけだが、長年スーパーの現場を預かっていた身から言えば、そう単純な話でもないのである。

中には(知恵のついた)パートさんなど、「店長、捨てるなんてもったいないから、私が貰っていいですか?」と変に説得力のある「圧」を掛けて商品を持ち帰ることはある。

👤「捨てるくらいなら持って帰って私が食べてあげる」
→こんな日本語を使う人はどこにでもいるものだ。「ありがとう」と言えばいいのか?

もちろん全社的に禁止されているが、まだ食べられるお惣菜や弁当を「廃棄ボックス」や「残飯入れ」に捨てるのは、やはり身を削られる思いだろう。

☝️それなら(消費期限は過ぎても)まだ食べられる弁当や菓子パンを、従業員やフードバンクにあげてもいいんじゃないの?となるわけだが、もしそれを食べてお腹を壊したら「◯◯の弁当で食中毒」とか「捨てるものを配るなんて酷い!」と攻撃されてしまう。

こうして〝もったいない”とか〝困っている人のために”の精神が裏目に出るくらいなら、『売れ残り商品は全部廃棄!』する方がよほど賢明である。

(※スーパーでは値引きも廃棄も全てバーコードで管理しています)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

☝️ここからは個人的な意見を。

スーパーで売れ残った商品を廃棄するにも「コスト」が掛かるわけで、私のスーパーでは全部パックから出して『生ごみ処理機』で堆肥にして野菜を作って販売していました。

 



この取り組みは、国から表彰されるほどの「エコシステム」でしたが、いかんせんコストが掛かり過ぎました。そんなことしないでバンバン捨てた方がずっと「エコノミー」です。

変な正義感を持たなければ、今でも私はスーパーの社長だったかもしれません(笑)

残った菓子パンなんか賞味期限を過ぎても全然食べられます。それを捨てるのは忍びないことです。私なら食べます!(あなたも多分そうであるように)

もちろん全部売り切れるだけ仕入れたり、製造すればいいのですが、そんなことをしたらお昼過ぎにはスーパーの陳列棚がスカスカになってしまいます。少し余分に作った上で、「値引きシール」を貼って売り切るのは、定番の販売促進でもあります。

👤これだけ食品ロスが叫ばれている昨今、まだ問題なく食べられる商品を、四角四面に「捨てろ!」という世の中を少しずつ変えていってはどうか…?と思う次第ですm(_ _)m

 

https://www.kobayashihisashi.com