【スーパーの「受験生応援セール」】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



この時期、スーパーではよく『受験生応援セール』と銘打って、「合格祈願」にちなんだお菓子や、パワーのつく「カツ」や「滑らない◯◯」など、関連(こじつけ)商品を並べて特売をする習慣がある。

これはスーパーの「販促カレンダー」でも定番企画であり、バレンタインやホワイトデー、節分の恵方巻きに比べて、比較的長期間(2ヶ月程度)展開できる販促とも言える。

とはいうものの、キットカット(きっと勝つ)や「合格祈願」とデザインされた商品を敢えて集めるのも、売れ残りの在庫を抱えれば損失にも繋がるし、「半額処分」というのもいただけないw

「合格祈願」のタイトルも、

①今年受験生を持つ家庭、

②来年受験を控えている家庭、

③以前受験を経験したが、もう終わってホッとしている家庭

に対しての販促である。

☝️すなわちお客さん全員に向けた都合のいい特売セールなのだ(笑)



👤舞台裏を紹介すると、正月明けから春休みまでの「ひまな時期」、この『受験生応援セール』は販促が途切れる閑散期にはもってこいなのだ。

何を売るにしても「ガンバレ受験生!」とPOPに書いてしまえばいい(笑)

スーパーが受験生をネタに金儲けしようとしているとは言わないが、春の『お花見フェア』とならぶ風物詩として定着している。

個人的には、受験生を持つ家庭に(どうやって調べるかはともかく)、一律「2割引き」とか、受験が終わったら合格してもしなくても何か欲しい商品を一品サービス(半額 or プレゼント)すれば、真の意味で「受験生応援」になると思うのだが(^^;

👤私がスーパーの現役社長時代、「受験生応援セール」だけじゃタダの販促に過ぎない!「受験生お疲れ様セール」もやって家族も労(ねぎら)うんだ!

そう言ってチラシ広告を打ったが、まったく滑ってお客さんが来なかったことを思い出した(ー ー;)



このイラストは、スーパーのチラシに私の似顔絵とともにメッセージを添えたもの→その後「教育委員長(当時の私)」として自社のチラシに受験を持ち込むのはどうか?」とライバル店からクレームがつくも無視w)

👤すべての受験生に春が訪れますように(^_−)−☆

 

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