▲裏銀座【北アルプス】2023.08.01-04④ | ロマンはどこだ!

ロマンはどこだ!

ロマンを探して山旅を。
ぼくらは希望の音を鳴らして歩くのだ。

 

朝のはじまりをふたたび。

 

 

日時:2023年8月1日(火)~4日(金)
山名:裏銀座(北アルプス)
※野口五郎岳 2,924m&水晶岳 2,986m&雲ノ平
ルート:ブナ縦尾根→裏銀座縦走コース経由の雲ノ平のピストン
 

 

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■1日目

【其の壱】℗▶烏帽子小屋、前烏帽子岳までピストン

 

■2日目

【其の弐】烏帽子小屋▶野口五郎岳

 

【其の参】野口五郎岳▶水晶岳▶祖父岳

 

 

pm2:02 @2,825m

祖父岳からのつづきであります。

写真だけ撮って先に進みます。

祖父岳は以前一度下ったことがあるのですが、岩ゴロ帯を難儀した記憶しかなく。

今回も手こずるんだろうな~なんて憂鬱になりながらも下りてゆく。

 

 

しかしその心配とは別で、10分ほど下ったところで道まちがいをするというできごとがあり。。。

浮き石や滑りまくるザレたとんでもなく下りづらいところをしばらく下って行ったのですが、さすがに違和感を感じて来た道をもどってみると、ハイマツのむこうに九十九折の踏み跡を発見!岩ゴロに難儀した記憶はあれど、こんなザレ場があった記憶はなかったですからね。

そんなまたもHPを削られるできごとがありましたが、心配していた岩ゴロ帯はそこまで難儀することなく通過。

 

 

pm2:32

そして分岐まで下りてきました。

ここで日本庭園からのルートと合流です。

 

 

そうそう、ニゴウは祖父岳をすぎたあたりから頭痛がツライと言っておりまして。

先にテン場まで行って、落ち着いたらテントを張る場所を探してもらおうと、九十九折のあたりから別行動することにしたのでした。

 

 

5分ほど行くと、今や廃道となったテン場に直接下りれるトレイルのところを通過します。

けっこうテントが見えるけど、良い場所あるかしら。

 

 

木道が歩きやすいやら歩きづらいやら。。。

岩苔乗越⇔祖父岳間同様、ここも記憶以上に長く感じる道のりでした。

 

 

pm3:06

ようやく小屋とテン場との分岐にやってきました。

 

 

 

pm3:13 @2,557m

雲ノ平のテント場に到着!

。。。だけど、その写真はなぜかなし(笑)

 

先に到着していたニゴウと合流し、設営場所の相談会議。

けっこう隅のほうまで見たようなんですが、ここはけっこう石がゴロゴロしているところが多くて、なかなか良い場所が見つからない。。。

下りてくる途中でテン場が見えたときに、そこまでテントの数が多かったようには見えなかったのだけど、良い場所はすでに張られてしまっているようでした。

それでもなんとか平らなのを優先して場所決めし、ささっと設営。

その後はテントの受付&ビールを買いに、小屋までもうひと歩きしにいきましょう。

 

 

小屋までは片道20分くらいかな。

雲ノ平山荘、到着です。

きっとお盆休みの時期ならもっとでしょうが、それでも小屋の中は大賑わいでした。

 

 

 

 

 

今にも降ってきそうな雲行きですが、なんとか降られずにテン場に帰還。

 

 

 

ひと休みしたら、夕ご飯タイム突入です。

青鬼と迷ったけど、ワタシはよなよな。ニゴウは一番搾りです。

 

〇一番搾り:700円

〇よなよなエール:1,000円!

 

前回来たとき、ヤッホービールが800円だったような?

それでも高っ!と思ったのに、もうお札でしか買えない値段に高騰していた切なさよ。。。

 

 

今日の夕ご飯はラーメン。

ワタシは塩ラーメンに、わかめとコーンのトッピング。

 

 

 

ニゴウは明太ツナのペンネ、クラムチャウダースープ。

そしてこのあとマルタイ棒ラーメンまでぺろりと食べておりました。

 

 

そういえば1日目の夕ご飯をなにも触れてなかったのですが、レトルトのカレーでした!

 

 

長かった2日目もとうとう終わる時間。

 

 

 

雲ノ平は窪地になっているので夕陽は見えず。

それでも遠くの空が茜色に染まるのが見えておりました。

 

 

【雲ノ平キャンプ場】

 

〇幕営料:2,000円/人

※指定日は要予約、この日は予約不要でした

〇石が多くて平らなところが少ない

 

 

【水場】

 

 

〇無料

〇テン場の奥にあるパイプから出ていた

※我が家の行った後にも雨の降らない日が続いたので、雲ノ平も水が枯渇していたらしい

 
 
【雲ノ平テン場トイレmemo】
 
〇男性用、共用×3
〇和式(簡易水洗)
※流れずにたまっていたのが1基あり
〇トレペあり
〇手洗い水×(アルコール消毒あり)
〇電気×
 
 
夜はテン場が窪地になっているからなのか、無風でした。
ただニゴウがシュラフがないので(笑)、ワタシのマイクロパフを使って寒さ対策をしてしのいだけれど、1日目より寒かったらしいです。
やっぱりこの時期でもアルプスなら、シュラフはあったほうが良いですな。
 
 
*****
 
 

■3日目(8/3木)

天気:晴れのち一時ガス

ルート:雲ノ平テン場▶竹村新道(撤退)▶烏帽子小屋(テント泊)

 

3日目は2:20起床、テント内は10℃でした。

ちなみに昨日テント張った場所はこんなところ▼

 

 

水がけっこう流れた跡があって、雨が降ったら浸水しちゃうかも~な場所だったので、周りの人にも「そこで大丈夫?」なんて心配されてました。

かろうじて雨が降ることもなかったのだけど、テントの下に敷いてたタイベックシートはぐっちゃぐちゃでした。

 

 

am4:18 @2,557m

さて、それでは出発しましょう。(7℃)

東の空はだいぶ白んできております。

 

 

 

10分ほどで分岐を通過。

 

 

 

さらに5分ほど進むとスイス庭園との分岐を左手に見ながら、我々は右へと進みます。

正面に見えているのは、昨日登った水晶岳▼

 

 

 

薄明るい中で存在感を放っているのが、薬師岳▼

 

 

あんなに離れているのに、この大きさ。

あちらもまた再訪希望です。

 

 

そしてこちらは黒部五郎▼

 

 

ここは何年も宿題を仕上げられずにいるのですが、ぜひともまたチャレンジしたい。

 

 

照らされる雲の色が絶妙に美しい。

日の出が見られるのも良いのだけど、こういう空の移り変わりもまた良いものです。

 

 

 

木道がいったん終わって、雲ノ平の台地の端っこを歩くところ。

 

 

 

そしてまた木道へともどります。

 

 

 

ハイマツの海を歩きながら、黒部源流域のまわりの山をじっくり眺める。

 

 

 

 

 

 

 

美しい。。。

 

 

 

 

 

am5:14

分岐にやってきました。

祖父岳方面へと進みます。

 

 

 

 

 

ここを下ってくるときにも書いたのだけど、以前歩いたときに難儀したのがこのあたり。

あのときはこういう岩ゴロ帯が本当に苦手だったんですよね。

今でもやっぱり腰が引けるときはあるのだけど、それでもずいぶん歩き慣れてきたなとちょっぴり自信がついてきたこのごろです。

 

 

 

ようやく陽があたりはじめました。

太陽の暖かさをかんじるひととき。

 

 

 

そうそう、行きに道まちがいをしたと書いたのがこのあたり▼

ここを左に下って行ってしまったのですが、正解はそのまま先に進むとハイマツの向こうに道があったというところでした。

 

 

今思えば、なんで曲がったのかと思うのですが、つかれてると判断が鈍るんでしょうね。

そういうときこそ気をつけねば。

 

 

am5:46 @2,825m

祖父岳までやってきました。

 

 

 

水晶方面▼

 

 

 

鷲羽岳・槍ヶ岳・三俣蓮華岳・笠ヶ岳あたりがみえております。

 

 

 

am5:50 @2,825m

それでは先に進みましょう。

 

 

 

お槍と三俣蓮華、頭がちょっぴり隠れた笠▼

 

 

 

こちらはワリモ岳方面で、この伸びている稜線を進んで行きます。

 

 

 

そして水晶。。。っておなじような写真ばっかり(笑)

 

 

でもね~、ずーーーっと見てても飽きないんですよねぇ。

 

 

うしろには薬師がどどんと控えてるしね。

 

 

 

そういえばこんな段差の大きい下りのところもあったっけね。

あ、これは木のハシゴのところでした。

 

 

 

ちいさなアップダウンを繰り返しながら進んで行きます。

 

 

 

 

 

am6:35 @2,731m

岩苔乗越通過します~。

 

 

 

岩苔乗越からすでに見えておりましたが、ワリモ北分岐までの登り返しがエグいんですよ。

 

 

 

どこぞの山岳部のコたちと、抜きつ抜かれつしつつ。。。

 

 

 

10分ちょっとでワリモ北分岐までやってきました。

 

 

 

この九十九折はキツかったけど、気持ちが良い天気!

 

 

 

こちらは高天原方面▼

どこかから高天原山荘が見えていたと思ったけど、ここは見えてないんだっけな?

あちらも行ってみたい。

 

 

 

ワリモ北分岐を過ぎると、なだらかなトラバース道を進んでゆきます。

気温は14℃ととても快適。

 

 

 

 

 

このへんは気持ち良く歩けてとても良いのだけど、残念なことにさっきからワタシのお腹がぐるぐる言ってまして。。。

 

 

 

なのにこんな登りを超えていかねばならないなんて、間に合うの~(汗)?!ともはや景色どころではなくなっていたワタクシ。

小屋まであと10分てあるけど、本当でしょうね?

 

 

 

あぁここを落ち着いた気持ちでもう一度歩きたい。。。

 

 

 

am7:28 @2,903m

必死の思いで登り切って、なんとか無事水晶小屋到着!

間に合って良かった!!!!

 

 

という中途半端なところで次回はつづく~。

 

 

【其の五へつづく】