私の大好きな古代史、しかも天叢雲剣(草薙剣)の謎を追うモノですが、

面白く仕上げるのが難しいので、あまり期待せず・・・

 

 

あまり期待せず並みには面白かった。

裏表紙のこういう↓のも、無理やり感と壮大にぶち上げては見たものの上手く回収されないのも想定の範囲内。

ですが、謎を追うより、行く先々で都合よく現れる敵とのドンパチの方が多かったのは残念でした。

 

ただ、面白い気付きを2つ与えてくれました。

 

今作のキーが富士山、三輪山耳成山のように均整の取れた美しい神の山。

火山がそうなることが科学的が分かっている現代でも、実物を見ると何かを感じてしまいます。

前方後円墳が円墳側が高く作られているのはこうした山のミニチュア版を自力で作りたかったのでは。

そうすると、最初の前方後円墳と言われる箸墓古墳が三輪山の麓にあるのも納得。

 

先の背表紙の五芒星は無理やり感満載ですが、その中の、飛鳥宮藤原京、平城京、平安京がほぼ南北一直線上にあるのは確かに何かありそう。

定期的に観たくなる市川崑×石坂浩二の金田一作品・・・と言いつつ、前観たときから8年半でしたあせる

 

1人1人の魅力的なキャラ、やはり金字塔です。

 

公開当時のポスターをネット上で見つけたので拝借。

このシーンをあえてポスターにするとは笑

帯に『伝説のどんでん返し』

裏表紙に『日本ミステリー史に燦然と輝く、伝説の名作』

あまり期待はせずでしたが、、、

 

 

その薄い期待以下でしたもやもや

事件そのものに行くまでの前フリが長い。すぐに斜め読み。

それもあってか『どんでん返し』の所も「ふーん」という感じでした。

 

解説が道尾秀介さんで

誰にも教えたくない一冊

との大絶賛。これがあってこそ「カラスの親指」が生まれたと思うと読んだ甲斐はありました。

 

NHKのドラマになっているとのこと。これのは面白そう。再放送ないかな。