11年前には『読むべきところは少なかった』としましたが、いやいや、いっぱいありました。
この間いろいろ巡ったのもあってか・・・
私も一人前の長州人になってきた証かもしれません(笑)
この1巻の中で「長州路」編が一番長く、司馬氏の力の入り具合も伝わってきます。
ちゃんと東は岩国から三田尻、下関と瀬戸内海側から、山口、萩、そして津和野へと、長州をあまねく語ってくれています。
登場人物も、源平から大内氏~毛利氏~幕末の有象無象~昭和の長州人まで。
執筆当時の湊川神社の宮司さんが長州人というのにはビックリでした。いや、当たり前と言えば当たり前か
文章で一番ハッとしたのが、
お行儀や言葉づかいの品のよさというのは日本のどの県よりよく
にわかの私は別として、確かにそうです。(もちろんそうでない人も沢山いますがw)
パッと思い付く身近なネイティブ山口県人がまさにその通り!
『言葉きれいやな』っと汚い播州弁で聞いたのを思い出しました(笑)
残り3編は「湖西のみち」、「甲州街道」、「葛城みち」。
これらも読みどころ満載だったので、またその場所を訪れた時にでも。