2巻後半の盛り上がりのまま本格的に面白くなったきた第3巻!
楠木正成が立ち上がるもあっさり反幕府側は敗退
後醍醐帝は隠岐へ配流
途中播州路での奪還作戦
日女道(姫路)、斑鳩(太子町)、揖保、那波、有年、佐用、
加里屋(赤穂)、船坂峠、三石・・・と私の地元周辺が舞台。
超ローカル地名とその風景も全部分かります
その間の佐々木導誉の巧い立ち回り
足利高氏(この時はまだ高氏)は思惑を秘めた行動
ここで吉川英治氏の楠木正成評というか、描き方の象徴的な表現がありました。
一個の凡夫正成
これは大河ドラマにも受け継がれたのだと思います。
一方、大河ドラマにはなくて/違っていてビックリもいっぱい(単に忘れただけのものもあるかも知れませんw)
播州路での奪還作戦首謀者の一人として児島高徳登場!
後醍醐帝が隠岐に着いたところで、塩冶高貞登場!(出雲守護なので役目上幕府方。これが後の伏線となるのか)
しかし、一番驚いたのが、花夜叉は男!!
それでも、凛とした美しさの樋口可南子さんに脳内変換
紀行は4ヶ所。
・老ノ坂~篠村八幡宮
足利尊氏が反北条の旗幟を鮮明にした場所であり、後年明智光秀「敵は本能寺にあり」の場所。必ず行ってみたい所です。
・勝楽寺~佐々木導誉墓所
滋賀県犬上郡・・・多賀神社の近く
(調べると、犬上川の対岸でした)
私の聖地に彩りが増えました。ここもいずれ。
・蓮華寺
『勝楽寺からほど近い』とありましたが、米原になります。
この3巻より少し後、六波羅探題北条仲時以下432名が自刃した場所。
・鎌倉 宝戒寺、東勝寺
宝戒寺 北条義時以来の執権職の屋敷があったところ。
東勝寺 北条泰時が創めた北条家代々の菩提寺であり、鎌倉幕府滅亡時に北条高時以下870余名が自害。今は跡のみ。
・・・北条氏の興りを描く大河ドラマを観ているだけに、感慨深いですね。
今年中に行っておきたい所ですが、機会があるかなあ
とりあえずブロガーさんの記事を読み返しておきます。
しかし、この仲時しかり、後の正成しかり、これだけの人数が居ればなかなかの軍勢になるのに、死を選んでしまうのですね。この時代の武士の死生観、美学なのでしょうか。
1つのテーマとして読み進めます。