1週間も経たずに第2巻読んでしまいました
序盤は2回目の江戸修行からの帰り道。
その場所の情景を思い浮かべながらこの辺りはサラサラっと読み流す感じでしたが、その後は土佐藩や竜馬の人となりについて考えさせられました。
関ヶ原の対立構造が対幕府にある薩摩、長州と違い、藩内の上士⇔郷士にある土佐藩の特異性。
もう一つ特異性がありました。ジョン万次郎
当時最先端の知識、語学力を持ち合わせた人物が身近に居ることの影響力は相当なものがあったでしょう。
しかも、「知」と言う点では普通なら見下すような漁師の子というギャップからの衝撃も。
竜馬の方は、急に始めた学問の仕方。
物事を大づかみし本質に迫る様(さま)に今後の役割が表れていたのだと思いました。
その前に、武市半平太への問い。
『これだけは読め、ちゅう書物があろう。』
の答えが、
『やはり歴史を読め』と資治通鑑を勧める。
司馬遼太郎のメッセージでもあり、(一)で書いた私が親友から言われた『竜馬がゆくを読め』ともダブったり
史実ではそうではなかったと言われている北辰一刀流免許皆伝。今で言えば東京の有名大学卒でしょうか。
それがない状態での志士活動はどんなのだったのか
それなりの志士だったのか?全ては武市半平太の名前があってのことだったのか?
そんな竜馬は、
長州萩で久坂玄瑞に触発され脱藩へ
その前後で、吉村寅太郎や檮原もチョイチョイ登場でした。