会津と並ぶ幕末佐幕派主力となった桑名。
いつか行かねばと思いつつ、実はつい最近までどこにあるのかさえ知りませんでした
ふとしたことで、三重県北部、名古屋の直ぐ近くと知り、行ってきました。
今は公園になっている城址に近付くと、まずは立派な武将の像が見えてきます。
藩祖に当たる、本多平八郎忠勝です
実はここに来る電車の中で、宮城谷昌光の「新・三河物語」を読んでいました。ちょうど家康が吉田(豊橋)、田原を攻略して三河統一をなし、本多平八郎が田原の鍛冶屋で名槍蜻蛉切を作らせる件を
読んだ所でした
海上となる東海道の一端。その重要さが良く分かります。
(因みに、本多氏は二代目の時に姫路に移りました)
城址で唯一城らしい建物が、外観復元された蟠龍櫓。
1階は役所の一つ(水門管理局?)として使われています。こういう復元もありだと思います。
2階はちょっとした資料室(本多平八郎以下有名藩主像や桑名が描かれた浮世絵等)兼、展望室になっています。
そこから名古屋方面を望むとこんな感じ。
シャチホコではなく、蟠龍が座ってます
そして、本当に直ぐ海というのか揖斐川河口というのか。
往時が偲ばれます。
ここから直ぐ上流側に、旧東海道 海上の一端、七里の渡し跡があります。
大鳥居に松、いい風情です。
渡し口はこんな感じ。
城址周辺の道路は一部変わった綺麗な舗装をしてるなあと思ったら、旧東海道をこうしてなぞっているのでしょうか
後は幕末の苦難を知るために桑名市博物館に寄ったのですが、何としばらく休館中
これは、また改めて来ねばならないですね。