日本アルプスデビューとなった、南アルプス白峰三山縦走から1ヶ月半、タイミングが合わず山から遠ざかっていました。いきなりの大縦走も難しいので、まずはリハビリ山行ですが、低山はあまりにも暑過ぎるということで北アルプス・立山へ。北アルプスデビュー戦として、立山三山と呼ばれる浄土山、立山、別山を1泊2日で縦走し、さらには立山黒部アルペンルートを富山から長野へ抜けて黒部ダム観光まで楽しむ旅行プランを組み立て行ってきました。もちろん目的は立山で雷鳥とエンカウントすることと下山後黒部ダムカレーをいただくこと。
今年は去年ほど雨天山行をやっておらず、山での雨への対応にブランクがあったのが不安でしたが、思ったほど戸惑わずに出来たことでホッとしたのと、のんびりペースとはいえ、3000m級でコースタイムの65%で歩けているので体力脚力的にそこまで弱ってないことが確認できたのが山行技術的に収穫でした。
肝心の雷鳥には山高地図の目撃多数ポイントである浄土山で出会えました。この時は雨から霧に変わるくらいのタイミングだったのが功を奏したかなというところ。翌日の晴天では出会えなかったかもです。
立山の山肌も少しずつ秋の色が迫ってきて、いよいよ季節は夏から秋へ。高山のシーズンもまもなく終わり。今年どこまで行けるのか、ラストスパートです。
山行概要
山行日程
2021年9月4日(土)〜5日(日)
天気
9月4日 曇 後 雨
9月5日 晴
○アメダス
今回は立山を挟んで富山側の上市観測点と長野側の大町観測点の比較。
4日は11時台から12時台にかけて2つの観測点間で収束性の風向のシアが見られるのと、12時台から13時台にかけて大町観測点では風向の急な変化が起きています。一の越山荘に入ったのが13時過ぎで、食堂兼談話室でゆったりしていた時に大雨になりましたが、上市観測点では15時台から16時台にかけてそこそこの降水が確認できます。
一方の5日は夜明け前のスタートから天候は比較的安定していました。山行終了の午前8時台まで上市観測点の風は静穏(風力0=10分間平均風速0.3m/s未満)で降水なし。大汝山から別山南峰付近では霧に包まれる時間もありましたが、これはおそらく山の斜面を滑昇して断熱膨張した空気塊による滑昇霧ではないかと思います。
アクセス
往路:電鉄富山駅→富山地方鉄道→立山駅→立山ケーブルカー→美女平→立山高原バス→室堂
復路:室堂→立山トンネルトロリーバス→大観峰→立山ロープウェイ→黒部平→黒部ケーブルカー→黒部湖→黒部ダム→関電トンネル電気バス→扇沢→アルピコ交通特急バス→長野駅
ド定番の観光ルート・立山黒部アルペンルートを富山から長野へ抜けるコースを辿りました。
今回のルート
Day1
室堂→室堂山展望台→浄土山北峰→浄土山南峰(富山大学立山研究所)→一の越山荘(泊)
Day2
一の越山荘→雄山→大汝山→富士ノ折立→内蔵助カール→真砂岳→別山南峰→別山北峰→別山南峰→剱御前小舎→雷鳥坂→雷鳥沢野営場→雷鳥荘→みくりが池温泉→室堂
立山三山をぐるっと反時計回りにめぐる、こちらも定番コース。約1ヶ月半山から遠ざかっていたのでリハビリを兼ねてのコース選択で、無理のないように1泊行程にしました。
参考コースタイム
Day1(室堂→浄土山→一の越山荘)
実測1:28
CTヤマレコ2:16、山高地図1:58
ct比ヤマレコ0.647、山高地図0.746
Day2(一の越山荘→立山→別山→室堂)
実測4:05
CT ヤマレコ5:50、山高地図6:30
ct比ヤマレコ0.7、山高地図0.629
総合
CTヤマレコ8:06、山高地図8:28
実測5:33
ct比ヤマレコ0.685、山高地図0.656
GPS記録
雷鳥と黒部ダムカレー(ハッピーカレーライフ#6・立山三山) - 2021年09月04日 [登山・山行記録] - ヤマレコ
雷鳥と黒部ダムカレー(ハッピーカレーライフ#6・立山三山)YAMAP
電鉄富山→立山、富山地鉄の旅
前泊していた富山駅前からスタートです
富山地方鉄道・電鉄富山駅。北陸新幹線富山駅から出て富山城のある南口側に出るとあります。
電鉄富山駅からは立山のほか、宇奈月温泉にも直通。岩峅寺(いわくらじ)は立山に向かう途中の駅ですが、立山行きの電車が通るのとは別路線の終点でもあります。路線図が思いの外ややこしい。
写真左手の青い機械が立山黒部アルペンルートのチケット発券機です。
改札外の売店は土休日12時開店なので、買出しは先に済ませておきましょう
立山行き各駅停車は4番線発。どう見ても東急大井町線です。
通称かぼちゃの元京阪特急テレビカーや通称だいこんの富山地鉄カラーの電車が並びます
富山地鉄本線越中荏原・越中三郷間で常願寺川を渡ります
車窓から北アルプス深北部を望む
岩峅寺駅を過ぎると、さっき渡った常願寺川が進行方向右から迫ってきます
また常願寺川を渡る
この橋のたもとが、折立に向かう最寄駅の有峰口駅です。ここから立山駅まで間に一駅しかないのですが、まさに山岳鉄道という感じで長い登りに入ります
電鉄富山から約1時間、立山駅到着です
いざ、立山黒部アルペンルート!
立山黒部アルペンルート
この時使ったきっぷは9月土日祝限定の立山入の割引WEBきっぷで¥8,380-。予約時点で立山ケーブルカーのみ時間の指定が必要です。
地鉄の駅から階段を登ると
立山ケーブルカーの立山駅
コンコースには大きなお土産屋さん
そしてフードコートもあります
時間もあるので駅の外へ。右手のきっぷうりばで立山黒部アルペンルートの当日券を買えます。
今年は立山黒部アルペンルート全線開業50周年の記念の年
立山駅総合案内センターは駅の前のロータリーにあります。
モニターでは立山黒部アルペンルートの主要ポイントのライブカメラ。室堂はこの時こんな感じ。雨だ
予約している便は0940時発のケーブルカー
立山ケーブルカーの車両。いよいよ立山黒部アルペンルートの旅がスタートです
立山駅から美女平駅まで高低差約500mを7分で結びます。
車窓から見えるこの線路はケーブルカーではなく、国土交通省立山砂防事務所の立山砂防工事専用軌道。
最急勾配は約30°。途中、柱状節理の場所で解説も入るのですが、写真を撮り損ねました
美女平駅到着。時刻表や表示では、次の立山高原バスは1020時発だったのですが
0950時発の臨時便を出してくれるようで乗り込みます。
立山高原バス、室堂直行臨時便
良い席が取れました(*´꒳`*)
ここからは50分のバスの旅。モニターにタイミングよく観光案内が流れてくるので、見どころを見逃さず、50分間飽きることもありません。
立山杉(仙洞杉)
左が称名滝、右がハンノキ滝。ハンノキ滝は水が少なく見れない時もあるそうで、今回はラッキー
この滝が見れるポイントが滝見台
桑谷
弘法
七曲り
追分料金所が見えてきました
弥陀ヶ原
立山荘と弥陀ヶ原ホテルがあります
ガキ田は高層湿原。かつては霊が米を作っている場所と思われていたとか
ガキ田の向こうに前衛峰と富山平野
ここが天狗の鼻というビュースポット
鏡石
立山高原ホテルが見えました
標高2,300mの天狗平。室堂はまもなく
室堂ターミナル到着です
室堂ターミナル
ターミナルの中はこんな感じ。奥右手が立山高原バス、奥左手が立山トンネルトロリーバスの乗り場で、手前右手にお土産屋さん、手前左手が蕎麦屋さん
標高2,450m
蕎麦屋。立山そばって富山駅前にもあったような
山頂ではないですが、立山山頂簡易郵便局。そして味覚コーナーの左手に
待合室とコインロッカー。数も多く、この日は利用余裕でした。持ち歩くには厳しいお土産を預けます。
室堂ターミナルフロアガイド。ホテル立山は室堂ターミナル直結です。
1階からは立山自然保護センターへの連絡通路があるのですが、この時は臨時休館。雷鳥のことを勉強してから出かけたかったですが仕方ないですね。
外に出るには屋上展望台まで上がります
去年の遭難状況
Twitterでも情報発信されている富山県警山岳警備隊からの情報。大事なのでチェックしていきます。
その傍に石像
佐伯有頼少年の逸話
2階に上がると目の前にこういう罠があるんですが、この日は泣く泣くパスしました。食べた方の話ではローストビーフ重が絶品だそうです。さすがホテル
屋上の出口手前に雄山神社峰本社の旧社殿展示室があるので立ち寄り
雨量レーダーも見つつ、室堂ターミナルを見学して時間を調整しいよいよ北アルプスデビュー戦・立山三山縦走スタートです。
○blogリンク
【2/6】室堂→浄土山→一の越山荘
【3/6】一の越山荘
【4/6】一の越山荘→立山(雄山、大汝山、富士ノ折立)
【5/6】立山→別山→室堂
【6/6】立山黒部アルペンルート(室堂→黒部ダム→扇沢)