格差と戦争にNO! -219ページ目

長居公園 明るいビンボー☆メーデーに参加を

4月30日、大阪・長居公園で明るいビンボー☆メーデーが呼びかけられています


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『長居公園1日テント村 明るいビンボー☆メーデー』
http://binbomayday.hp.infoseek.co.jp/

 テーマは「若い労働者の仕事と生活」「ぼくも私も貧乏生活」です。強制排除への抗議に参加した仲間の問題意識を引き継ぎ、自分自身の将来展望無いよなあって話しだけじゃなくて、強制排除にフリーターが動員されたりガードマンと対峙せざるを得なかったりと、貧乏人同士が争わなければいけない状況に対し、何とかくらいついて継続的な取り組みを持っていきたいというものです。

 日時は4月30日(月.休)、10時~16時、長居公園の大輪まつりをやったテント村前の広場で。今のところ参加を確認している団体は、ユニオンぼちぼちをはじめや大阪城よろず、釜パト、京都の「反戦生活」など(仲間の会も野菜を活かすなどして何かやりたいです!)。
ライブステージでは上杉ヒデヨビッチ、仙石、まちゅこけ、のえ、コマイナーズ、小林万里子など。金さん・布川さんの強制排除前後の映像のダイジェスト版などを上映する映像小屋も建てます。キャンプ用テントをポコポコはって、テント村を再現します。公園事務所の「撤去しなさい!」も再現したりして!?
 模擬店出店やパネル展示、パフォーマンスなどの参加や、イベント自体へのアイデアを個人でも団体でも募っています。

 強制排除に抗議した若者の思いや若い労働者の働き方のインタビュービデオを作ったり、労働組合の活動なども紹介して即席相談窓口を開設したり、カフェでゆっくり話したり、、、今後継続して取り組みをもっていくための手がかりや人のつながりを作れたら、と思っています。
 夏秋には大輪まつりをもう一度、と考えているひとも少なくないと思います。そのためにもビンボー☆メーデー、成功させてつなげていきたいと思っています。

4月6日大阪市役所前抗議行動へ

4・6釜ヶ崎住民登録消除問題大阪市役所前抗議行動


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緊急要請

普通選挙を否定し、入院患者からをも住民票を強奪、暴走する関市政に抗議の声を!
4.6緊急抗議行動に結集を!

去る3月29日、大阪市は釜ヶ崎解放会館や「ふるさとの家」、NPO釜ヶ崎支援機構の事務所に住民登録する2088人の住民票強制削除を強行しました。今回の強制削除の対象となったのは日本各地の建設現場を転々とせざるをえない、日々雇われ、日々失業(あぶれる)する不安定な就労形態を強いられる日雇労働者であり、不況と高齢化の中で野宿を強いられる人々です。そして住民票を削除された2088人の中には現在入院中の131人も含まれています。

大阪市選挙管理委員会は私たちとの交渉の席で「野宿者は選挙権を行使できない」と公然と言い放ちました。住民票の強制削除により今回の統一地方選挙を前に2088人もの人々が選挙権を失う、そのような事態になるのにも関わらず、大阪市は何の対策も行おうとせず、「野宿者に選挙権はない」と居直るような態度しか示していません。

大阪市の発言によって、はっきりした事は、不安定な就労形態を強いられ、安定した住居を持つことが出来ない、アパートを維持するだけの収入を確保する事が出来ない、入院しながら医療扶助を受けていてどこにも住民票を置く場所を持たないそういった2088人もの人々は参政権すら奪われてしまうという事です。

このような事態のもとで行なわれる大阪市議会・府議会選挙はもはや普通選挙とは呼べません。2088人もの貧困層の参政権を剥奪する、これは為政者が「自由」に選挙民を選択する、一定の収入がある人々しか参政権を得られない、戦前の制限選挙に逆戻りしたと言っても過言ではないと思います。

今回の住民票強制削除は決して日雇労働者・野宿労働者2088人だけの問題ではないはずです。安定した仕事や住居を持たない人々の参政権が奪われるという事態がまかり通れば、インターネットカフェに寝泊りしながら仕事に通わざるを得ないフリーター、10日や1ヶ月足らずで寮を転々とせざるを得ない派遣労働者の参政権はどうなるのでしょうか。次に権利を奪われるのはそういった全労働人口の3割を占めるといわれる不安定就労層ではないでしょうか。

生活保護受給者への様々な減免措置の廃止、野宿者の強制排除、そして住民票の強制削除、貧困者の生きるための条件・権利を次々と剥奪し、憲法で保障された参政権・民主主義の根幹たる普通選挙をも否定する関・大阪市政にぜひとも抗議の声を。

緊急抗議行動
4月6日(金)16:30~淀屋橋で情宣 17:30~市役所前で抗議集会
多くの方の参加を呼びかけます。

 呼びかけ 
 釜ヶ崎解放会館 
 大阪市西成区萩之茶屋2-5-23 TEL 06-6631-7460 FAX 06-6631-7490

失業と野宿を考える実行委員会(失野実)
 大阪市西成区太子2-1-2 釜ヶ崎医療連絡会議内 TEL&FAX 06-6647-8278

大阪市による釜ヶ崎労働者の住民登録抹消の強行を許さない!

3月29日、大阪市は釜ヶ崎の日雇労働者ら2000人以上のの住民登録の「削除」=抹消を強行した。これに対して、日雇労働者・野宿労働者と支援の仲間は、大阪市に以下の申し入れ書を提出、抗議。

住民登録消除によって奪われた労働者の市民的権利の回復、住民登録回復のための方策の実施を求めた。

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申し入れ書
2007
330
大阪市長 関淳一殿
大阪市健康福祉局殿

 329日、大阪市は2000人以上の日雇労働者らの住民登録を強制削除した。これは、選挙権をはじめとするさまざまな市民的な権利を行使できなくする、違法・違憲の手続きであり、許されない暴挙である。簡易宿所(ドヤ)に宿泊することもできず、自立支援センターに入所することもできない、あるいは入所を選ばない労働者は、住民票をもつことができない。日雇労働者・野宿労働者にとっては、仕事につく機会を奪われ、生きるための条件を奪われる死活の問題である。仕事を奪われた労働者は野宿生活を余儀なくされることとなる可能性が極めて高い。
 しかるに、貴職は「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」にもとづく「大阪市野宿生活者の自立の支援等に関する実施計画」の運営主体であり、就業機会の確保・安定した居住の場所の確保・野宿生活にならないための方策などをうたう実施計画の目的から、このような事態に何らかの対処を行う責任を負うべきものと考える。
 これまでの実施計画が想定していなかった新たな問題が提起されている。福祉施策や自立支援センターを軸とした就労施策の枠を超えた、総合的な観点からの施策が求められる。
 以下、申し入れる。

一、 大阪市市民局と連携・協力して、住民登録消除によって剥奪された労働者らの市民的な諸権利の回復のための方策を検討すること。

一、 とりわけ、応急援護資金の貸付、ドヤ券の発給、住宅扶助の実施などにより、困窮労働者がドヤやアパートに住まうことのできる条件を整え、住民登録を回復するための方策を検討すること。
一、 そのため、今後継続して、日雇労働者らと協議の機会を持つこと。

釜ヶ崎労働者の住民票強制削除に反対する有志一同
連絡先:釜ヶ崎解放会館
TEL:06-6631-7460
FAX:06-6631-7490