格差と戦争にNO! -220ページ目

3・25三里塚・東峰で集会・デモ








 325日、三里塚・東峰現地行動が三里塚・暫定滑走路に反対する連絡会によって行われた。

 成田空港会社が地元の東峰部落住民を無視して、226日から暫定滑走路北伸工事に伴う北伸新誘導路工事を開始し、東峰住民の生活・営農の森である「東峰の森」伐採を策動していることに抗議。三里塚・東峰住民への連帯の意志を示した。

 1時半からの東峰共同出荷場での集会では冒頭、1月に急逝した千葉の林廣治さん(ひろば)、抗議の焼身自殺をした静岡空港共有地権者の井上英作さんを悼んで黙祷。

 発言した東峰部落の石井紀子さんは「東峰部落はどんどん囲まれていて、東峰の森もすっかり囲まれてしまった。仮処分の裁判は、東峰部落が上告して続いているのに、空港会社は19日から遺跡の試掘を始めると工事を進めている。

 これまでも行われてやり方と同じだが、住んでいる人を力で押しつぶそうとしてくるやり方に、本当に怒りを感じる。

 押しつぶそうとしてきても、やはり押しつぶせない暮らしと命があるということを、ここで生きていくことによって、見せていきたいし、訴え続けていきたい気持ちは変わらない。

 この地をどうやって維持していくか。皆さんと相談しながら考えていきたい。大勢の人がここに集まることがこれからも今以上に必要」と呼びかけた。

 山崎さん(労活評現闘)は最近の現地情勢を報告。「空港社長黒野は『暫定滑走路の北伸=2500m化工事が完成したら、3000m化をめざす』と宣言した。東峰部落追い出しをめざす新たな攻撃だ」

 前半の集会の後、デモへ。この日のデモは開拓組合道路コース。途中、東峰の森の脇を通る。東峰の森は、空港会社によって囲われてしまっている。

 デモ隊は滑走路のわき腹に食い込むようにある開拓道路へと進み、無法な暫定滑走路北伸工事に抗議の声をあげた。

 出荷場に戻った後の集会では、らっきょう工場の平野さんが1月23日に千葉地裁の決定が出された「東峰の森」現状変更禁止仮処分裁判についての報告。

「東峰の森は1966年の空港開始決定後も、暫定滑走路北伸が決定されるまで空港敷地だったことは一度もない。私たちの仮処分申請を却下した千葉地裁決定は、東峰の森は初めから空港用地だったという誤った事実認定をした。抗告審でたたかう」

 関西の仲間など支援の各団体から発言。欠席した加瀬勉さんからのメッセージが紹介された。

 昨年熱田家移転のために活動を休んでいた田んぼクラブ、じゃがいも運動が発言。

 田んぼクラブは、横堀での竹林の管理と、石井紀子さんと共同でのさつまいも作りを行う。また、じゃがいも運動はしいたけ運動として、横堀でのしいたけ栽培を4月から開始する。

 三里塚・東峰住民に連帯を!




イラク戦争・占領まる四年 占領軍の即時撤退求める

3月21日、「武力で平和はつくれない イラク占領まる4年 WORLD PEACE NOW 3.21 @HIBIYA いまこそ声を上げよう! 中東・アジア・世界に平和を」が東京の日比谷野外音楽堂で開かれた。

 米ブッシュによるイラク開戦・占領から丸4年。米軍による侵略戦争の結果、内戦状態に陥ったイラクでは、既に6万数千人が殺され、毎日100人のイラク人が殺され続けている。米兵の死者も3200人に上る。

だが、ブッシュは2万数千人の米兵の増派を進め、戦争を一層拡大している。安倍政権は、航空自衛隊200人の派兵を継続し、占領米軍支援を続けている。

これに対してイラク開戦から4年にあたり、イラクからの占領軍の即時撤退を求める反戦デモが世界各地で行われた。

日比谷の集会では沖縄のエイサーに続いて、奈良本英佑さん(法政大教授)、郡山総一郎さん(ジャーナリスト)、藤屋リカさん(日本国際ボランティアセンター)、櫛渕万里(ピースボート事務局長)、加藤泉(原子力空母の横須賀母港化を止めよう神奈川実行委員会事務局長)が発言。

郡山さんは「九条によって日本は殺していないし、殺されていないという人がいる。だが、01年から続くアフガン空爆の燃料は日本の税金。世界の紛争地を取材すると日本の納税者は人殺しだと実感する。

 改憲派は『戦争はなくならない』と言うが、百の紛争を九九に減らすことはできる。次は九八に減らすことをめざそう」

続いて、「寿」によるピースコンサートが行われた。集会に続いて、2000人が銀座をデモし、イラク占領終結を訴えた。









もうガマンできない! 広がる貧困

もうガマンできない! 広がる貧困


■―――――人間らしい生活と労働の保障を求める3・24東京集会


■2007年3月24日(土)午後1時開場・1時30分開始・4時30分終了
■資料代¥500■
先着順250人


■東京ウィメンズプラザホール 東京都渋谷区神宮前5-53-67


日本社会に<貧困>が広がっています。
人間らしい生活を送れなくなるまでに追い詰められた人々が増えています。
雇用も福祉もずたずたにされて不安定となり、暮らしや社会そのものから
「支え」が失われつつあります。ちょっとした失敗で果てしなく
転がり落ちていってしまうような「底抜けの不安」に
ますます多くの人たちがさらされてきています。
いつの間に日本はこのような社会になってしまったのでしょうか。
このままいったら人々の暮らしはいったいどうなってしまうのでしょうか。
もうガマンできない。このまま進んでいったら生活は破壊され、
人間そのものが破壊されていってしまう――。
その私たちの「声」と「叫び」を、広く社会に訴えます。


[集会の内容]
□―――当事者の実態報告
派遣・請負労働者/生活困窮フリーター/多重債務被害者/DV被害者
/障害者/ホームレス/外国人労働者/年金・生活保護利用者等・・・
それぞれの立場から
(*変更の場合があります)


□―――シンポジウム
赤石千衣子(NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事)
宇都宮健児(弁護士)
小島 茂(連合生活福祉局長)
三澤 了(NPO法人DPI日本会議議長)
コーディネーター・湯浅 誠(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい
事務局長)

――――――――――――――――――――――――――――――

JR山手線・東急東横線・京王井の頭線:渋谷駅下車徒歩12分
地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線:表参道駅下車徒歩7分
都バス(渋88系統):渋谷駅からバス4分青山学院前バス停下車徒歩2分


■実行委員長 宇都宮健児(弁護士)  

■実行委員(2007年1月22日現在)
赤石千衣子(しんぐるまざあず・ふぉーらむ、ふぇみん)
井上雅之(派遣労働ネットワーク)
猪股正(弁護士)
内山智絵 (東京都地域精神医療業務研究会)
浦松祥子(「賃金と社会保障」)
大平正巳(フリーター全般労組)
小島茂(連合)
川井理沙子(弁護士)
河添誠(首都圏青年ユニオン)
後閑一博(司法書士、ホームレス総合相談ネットワーク)
木村朋子(東京都地域精神医療業務研究会)
杉村宏(全国公的扶助研究会、法政大学教授)
冨岡千尋(FAV)
中野麻美(派遣労働ネットワーク)
中村光男(便利屋あうん)
西田幸奈(自立生活サポートセンター・もやい)
野々村泰道(自治労東京)
舟木浩(弁護士、全国生活保護裁判連絡会)
三澤了(DPI日本会議)
水島宏明(日本テレビ)
本山央子(アジア女性資料センター)
森川清(弁護士、ホームレス総合相談ネットワーク)
山本創(DPI日本会議)
横山秀昭(全国公的扶助研究会)
湯浅誠(自立生活サポートセンター・もやい)
渡辺潤(全国公的扶助研究会)
吉廣慶子(弁護士)
山本志都(弁護士)
雨宮処凛(作家)
丸居明夫(東京ソーシャルワーク)


■問い合せ先 ℡ 048-862-0246、 Fax 03-3401-3453