【呼びかけ】4.30全都野宿労働者メーデーへ参加、賛同、メッセージを!
4.30全都野宿労働者メーデーへ参加、賛同、メッセージを!
「格差社会」という名の搾取と貧困、夢も希望も奪われた、もうたくさんだ! こ のままでは生きられない! そんな声が巷にあふれるなか、今年も労働者の祭典= メーデーの季節が間もなくやってきます。
今、「インディーズ系メーデーが熱い」「生存の問題を街頭に出そう!」(『週刊 金曜日』4.11号特集)という新しい息吹が、既成のメーデーを越えて、燎原の火 のごとく全国に広がりつつあります。
私たちもまた、「生存の問題」を掲げ、声を上げ、闘ってきました(1995年 に、最初の全都野宿労働者メーデーに立ち上がる)。私たちの最初の合言葉は「オレ たちはゴミじゃない!」「黙って野垂れ死ぬな!」でした。
以来、対策といえば排除、福祉に名を借りた収容政策に、「否」を突きつけ、ある ときには、体を張って抵抗することで、生きる権利を訴え続けてきたのです。一方 で、タコ部屋労働(ただ働き)を極限とする無権利労働の強要は、より広範に、フ リーターたちの携帯日雇労働(スポット派遣)にも蔓延しています。
この間、国、自治体、マスコミは、「ホームレスは減少」「対策の効果」などと宣 伝していますが、その実態は、カウントされない移動層(流動しながらダンボールで 野宿する仲間)は、新たにテントも立てられず、寝場所から追い立てられ、生活保護 費をピンはねする「NPO施設」などに食い物にされているのです。
こうした状況のなかで、私たちは、「路上からアパートへ」と、施設を経ないで、 当たり前の生活保護(居宅保護)を勝ち取る行動(生保集団申請)をスタートさせま した。それは、恩恵ではない、生きる権利=生存権を路上から取り戻す大きな一歩です。
その一方で、この3月、東京都・産業労働局は、山谷・玉姫職安などで登録する日 雇労働者被雇用保険者手帳(通称・白手帳)の所持者に支給されてきた「年末一時 金」(モチ代)をこの新年度から廃止するという決定を一方的に通告してきました。 現在、連続した職安行動の上で、産業労働局に対して質問状と要求書を提出し、回答 を引き出す取り組みのさなかにあります。
私たちは、今年のメーデーを闘うにあたって、東京の東部圏(山谷~隅田川~浅草 ~上野)と西部圏(渋谷~新宿~中野~三鷹)を結び、さらに立川をはじめとする三 多摩など、各地の取り組みを共有し、「自由と生存のメーデー」(5.3)とも連携 しながら、まだ出会えていない多くの仲間とも出会える場として、ネットカフェ難民 や、携帯日雇派遣など、劣悪な境遇で生きることを強いられる多くの人々ともつなが ってゆくために、ともに声を上げ、新たな一歩を踏み出したいと考えています。
いくつものメーデーが共振しながら、貧困・失業・社会的排除に抗し、生き抜く権 利を掲げて団結しよう! 4.30メーデーの成功をともに勝ち取りましょう。
■志をともにする多くの皆さん(団体・個人)の参加・賛同をお願いします。
■当日に向けて、団体・個人の連帯メッセージ(ビラにして配ります)を呼びかけて います。表現形式は自由です。多くの熱いメッセージを待っています(4月28日集 約)。
4.30全都野宿労働者メーデー実行委員会
東京都台東区日本堤1‐25‐11 山谷労働者福祉会館気付
【報告】4・13三里塚①~横堀で墓参
4・13三里塚①~横堀で墓参・現地調査
4月13日、三里塚・東峰現地行動が行われ、2010年3月供用開始へ進められる北伸工事、東峰住民追い出し策動に抗議した。
昼には、前日12日に管制塔占拠闘争三十年に当たり新刊「1978・3・26NARITA」の出版記念会を行った管制塔元被告たちの呼びかけで、1982年4月に亡くなった原勲さんの墓参が行われ、50人以上が参加。同時に三里塚・暫定滑走路に反対する連絡会による横堀現地調査が行われた。
今年に入って、横堀大鉄塔の周りには「象の檻」のように18本のコンクリートの柱が建てられ、網が張られた。横堀でも整地作業・舗装工事が進められており、鉄塔の周辺も誘導路や駐機場として使おうとしている。さらに鉄塔周辺の舗装を進めるために、鉄塔につながる道が途中からトンネル化された。株式公開に向けて、数十メートルでも舗装して建設が進んでいると見せかけたいのだろう。
横堀大鉄塔
亡くなって二十六年となる原さんの墓へ献花に続いて、和多田さんら管制塔元被告があいさつ。中川憲一さんは「たくさんの人が集って、原も喜んでいると思います」
続いて、原さんの同志として挨拶した大森万蔵さんは「空港と対峙している反対同盟の姿を見て、力を合わせて異議を形にしたのが三里塚闘争。原を偲ぶだけでなく、自分自身を思い返す場になったらと思いで続けてきた」
元管制塔弁護団の虎頭昭夫弁護士の音頭で献杯。寒くて花見の陽気でなかったが、久しぶりに顔を合わせた者同士で話がはずんだ。
原勲の墓碑
献杯する一同
鉄塔の周りを舗装するために空港会社が掘ったトンネル
トンネルの入り口
【報告】4・13三里塚②~東峰で集会・デモ
4・13②~三里塚・東峰で集会
東峰の石井紀子さんは「先月、鶏舎と出荷場が移転しました。新しい出荷場は立派過ぎて落ち着かない。ここと新出荷場と行ったり来たりしている。先日も、らっきょう工場の人達とここで花見をした。お花見や月見などで使っていきたい。仕事する場は変わっても、私にとってここは拠点。折にふれてきてくれればうれしい。これからも一緒にここを管理してください」とアピール
関西三里塚に連帯する会のメッセージ商会に続いて、創業30年パーティーを予定しているらっきょう工場の平野靖識さんが発言。
管制塔元被告の前田道彦さんが「管制塔占拠から30年だが、私たちの心は変わっていない。年間発着回数一・五倍化などの動きは空港会社の焦り。56歳になったが、56歳は56歳のやり方で闘いを続けていきたい」
集会中も轟音と共に着陸する航空機
集会を不当に監視する警察
東峰・天神峰の畑に隣接して誘導路になっている
集会後、飛行機が上空を通過する中、開拓道路コースをデモ。
で新誘導路工事が行われている
途中、東峰の森では成田空港会社が、森の半分以上を伐採し暫定滑走路の北側延伸に伴う新誘導路建設工事を進めている。新誘導路の建設によって東峰の用地内住民は四方を空港設備に囲まれることになる。騒音や排気ガスによる住民追い出し攻撃を許してはならない。
後半の集会では、田んぼクラブ、しいたけ運動に続いて、横堀研修センター修理についてのアピールが行われた。