今週の見通し(24~28日)・為替 円、最高値圏で推移
今週の見通し(24~28日)・為替 円、最高値圏で推移
今週の円相場は最高値圏で推移しそうだ。世界的な景気減速や欧州債務問題への懸念から投資家のリスク回避姿勢が強く、比較的安全な通貨といわれる円が買われやすい。ただ政府・日銀が円売り介入に踏み切るとの警戒感もあり、ひとまず円安・ドル高に振れる可能性もある。市場参加者の予想は1ドル=75~79円が中心だ。
米国の追加緩和観測などを背景に、前週末はユーロや円などの主要通貨に対してドルが下落。海外ヘッジファンドなど投機筋の円買い・ドル売りが進んだため、21日の海外市場では一時、円相場が75円78銭まで上昇し、約2カ月ぶりに史上最高値を更新した。その後は76円台に下落した。
今週は欧州債務問題への対応に市場の注目が集まる。欧州連合(EU)とユーロ圏は23日に続いて26日にも首脳会議を開き、危機回避に向けた包括策の合意を目指す。ただ独仏の意見の相違なども目立つ。期待通りの対策を打ち出せなければユーロ売りが強まり、円が再び最高値を更新する可能性もある。NIKKEI NET2011/10/23 3:30
(´_`。) 先日の史上最高値更新、今週は3回目の更新
今週の見通し(24~28日)・株式 重要日程にらみもみ合い
今週の見通し(24~28日)・株式 重要日程にらみもみ合い
今週(24~28日)の株式相場はもみ合う展開になりそうだ。26日のユーロ圏首脳会議では欧州債務危機の包括策がまとまる予定。週初は会議の内容を確認しようと様子見気分が強まりそう。重要日程を波乱なく通過できても、欧州の債務危機や世界景気の先行きへの不安感は根強く、相場に明確な方向感は出にくいとみられる。国内では企業の2011年4~9月期決算発表も徐々に本格化し、収益動向への関心も高まりそうだ。日経平均株価は8300~8800円で推移するとの見方が多い。
前週の日経平均は一進一退が続き、週間では69円07銭(0.8%)下落した。欧州債務危機への対応を確認するまで動きにくいという投資家が多かった。
今週は週央の欧州の首脳会議が最大の注目材料。「欧州金融安定基金(EFSF)の規模を1.5兆ユーロ程度に拡大すると合意できれば、株価安定につながる」(UOBアセットマネジメントのテオ・ブン・キャット最高経営責任者)との期待が広がっている。逆に会議で合意に至らないと、株価は下振れそうだ。
KDDI、新日本製鉄など主要企業の決算発表も相次ぐ。世界景気の減速や円高、タイの洪水被害など逆風が吹く中、各社が下期をどう展望するかが注目される。決算内容次第で値動きが荒くなる銘柄もありそうだが、「これまでの株価急落で悲観シナリオは織り込み済み。相場の大崩れにはつながらないだろう」(T&Dアセットマネジメントの松本史雄ファンドマネージャー)という。
27日には日銀が金融政策決定会合を開く。欧州債務問題の先行き不透明感が高まれば「追加緩和策として、国債や上場投資信託(ETF)などの資産買い入れ基金を増額するのでは」(ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次主任研究員)との声もある。NIKKEI NET2011/10/23 3:30
(´_`。) 今週も苦しい展開ですね、でも大崩も無いし まぁ良しとねぇ
NY円、上昇 1ドル=76円25~35銭、一時75円78銭、最高値を更新
NY円、上昇 1ドル=76円25~35銭、一時75円78銭、最高値を更新【NQNニューヨーク=横内理恵】
21日のニューヨーク外国為替市場で円相場は上昇した。前日比50銭円高・ドル安の1ドル=76円25~35銭で取引を終えた。週末を控えた持ち高調整に加えて、オプション取引などに絡んだ買いが入り、一時は75円78銭まで上昇。8月19日に付けた75円95銭を上回り、約2カ月ぶりに最高値を更新した。
76円台後半で始まった後、午前8時半過ぎから円買いが加速した。週末に欧州連合(EU)・ユーロ圏の首脳会議などを控えて円の売り持ち高を整理するための買いが入った。約一週間半ぶりに節目の76円50銭を上回ったことを受け、オプション取引に絡んだ買いや損失を限定するための買いが次々と入ったといい、急ピッチで75円台後半に水準を切り上げた。
日本政府が決定した「円高への総合的対策」による短期的な円高の調整効果が乏しいとの見方が改めて広がったことも、円の上昇につながったとの見方があった。
オプションなどに絡んだ買いが一服した後は76円台に戻した。材料は乏しいといい、急伸後の方向感は乏しかった。円の安値は76円69銭だった。
円は対ユーロで小幅に続落。前日比15銭円安・ユーロ高の1ユーロ=105円95銭~106円05銭で取引を終えた。
欧州各国が来週26日に開く首脳会議で欧州債務問題の解決に向けた包括策で合意するとの期待などを背景に、欧州株式相場が大幅上昇。ユーロにも買いが優勢となった。
ユーロは対ドルで続伸し、1ユーロ=1.37ドル台後半から1.39ドルちょうど前後に上昇した。来週半ばの首脳会合に対する期待感や、株高を背景に投資家が運用リスクを取りやすくなったことから、ユーロ買いが入った。参加者の持ち高がやや売りに傾いていたため、週末を前に売り持ち高を手じまう動きが目立ったという。この日のユーロの高値は1.3902ドル。安値は1.3784ドルだった。NIKKEI NET2011/10/22 6:36
(+_+) 今年に入って2回目の歴史的瞬間です