こちらの続き昨日まで元気だった母が緊急入院?!① ~なんか変だけど、決め手に欠ける母の様子~
丸一日眠っていたことで
体調が回復したように見えた母でしたが、
次の日、兄から連絡がありました。
あれから、お母さんの様子も落ち着いて
めまいも吐き気も収まったんだけど
「まだ目の前がモヤがかかっているみたい」
って言っているから、
念のため病院へ連れて行きたい
とのこと。
でもその電話の奥で
「大丈夫よ〜!」と母の声が聞こえます。
母は昭和一桁生まれ。
努力と忍耐は並外れています。
そんな母の大丈夫は
どこまで信じて良いのかわかりません。
更に、病院へ行くのも嫌いな母は
「私は病気1つしない!」
「薬は飲まない!」
と元気なのが自慢です。
それでも、
何となくこのままはマズイ気がする。
なんでもなければ、それで安心だし
病院へ連れて行こう!
と決めました。
ただ…そんな病院嫌いの母ですから
病院の先生に
「どこか痛いところやおかしいところは
ありませんか?」と聞かれたら
秒で「どこもありません!」と答えそう…。
お願いだから
「どこも悪くないですよ!」
って言わないでおくれ…!!
そう思った私は、何度も母に
「目の前モヤかかっているんだよね?」
「昨日、吐き気とめまいがあったんだよね?」
ね?ね?ね?
と先生の前で母が言い間違えないように
繰り返し言っていました。
さて、そんな「もう大丈夫!」
と言っている母を車に乗せて
旦那と私が
救急病院へ連れて行き
事情を話すと、
問診はほぼ旦那と私で終了。
お医者さんは
「どこか痺れているところはないですか?」
と母に聞いていましたが、
「大丈夫です!」
と答えていました。
やっぱりね。
たぶん痺れについては
家でも何も言っていないから
本当に大丈夫だと思うけど…。
そんなことを考えているうちに
レントゲンを撮ってもらいました。
すると、先生が何度もレントゲンを見ています。
「打った可能性がある頭は、異常がないのですが…
ちょっと気になる別の場所があります。
もともとあるものならいいのですが…
何となく違う気がします。
念のため、
MRIも撮って確認してもいいですか?」
とのこと。
そしてMRIを撮った結果
なんと
首に
硬膜下血腫(出血)
があることが判明。
しかも
首の骨が折れているって。
お医者さんによると
この場所に硬膜下血腫ができるのは
割りと珍しいらしく
見落とされることもあるのだとか。
母は、
運良くお医者さんに見つけて頂きました。
そのため、そのまま入院となり
首が動かないようにカラーを巻いて
血腫が広がらないか経過観察をすることに。
原因は、恐らく転んで頭を打った時に
首の骨が折れ
そこから出血した可能性が
高いようでした。
母の場合、
首の骨が折れていましたが
幸運だったことが2つ。
①出血したものの
脊髄を圧迫する位置ギリギリ手前で止まったため
手足の麻痺にもならずに済んだ、とのこと。
②折れた骨が大きくズレることがなかったため
呼吸に影響もなく命に別状がないこと。
もし、大きくズレた場合、呼吸が出来ず
命に関わっていた、
と聞いて血の気が引きました…。
治療は、首をしっっっかり固定して
動かないようにして
骨が付くのを待つとのこと。
もう暫くしたら、退院も出来そうです。
今回のことで思ったのは
違和感って大事!!
/
何か説明がつかないけれど
でもやっぱり変…
\
本人が大丈夫と言っていても
様子が平気そうでも
何となく感じる違和感があって
病院へ連れて行くこともできたし、
お医者さんが感じた違和感のお陰でも
助けて頂きました。
だから
何か決め手に欠けても
その感覚は大事にしようと思った出来事でした。
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