ライヴ / ダニー・ハサウェイ | A DAY IN THE LIFE WITH MUSIC
2006年10月11日(水) 02時56分18秒

ライヴ / ダニー・ハサウェイ

テーマ:洋楽・ソウル/R&B/ファンク

DONNY HATHAWAY LIVE / DONNY HATHAWAY


ダニー・ハサウェイ ライヴ


①WHAT'S GOIN' ON  愛のゆくえ

②THE GHETTO  ゲットー

③HEY GIRL  ヘイ・ガール

④YOU'VE GOT A FRIEND  きみの友だち

⑤LITTLE GHETTO BOY  リトル・ゲットー・ボーイ

⑥WE'RE STILL FRIENDS  ウィ・アー・スティル・フレンズ

⑦JEALOUS GUY  ジェラス・ガイ

⑧VOICES INSIDE (EVERYTHING IS EVERYTHING)  エヴリシング・イズ・エヴリシング



本日紹介するのは、1972年のダニー・ハサウェイのアルバム「ライヴ」です。


このアルバムは、文字通りダニー・ハサウェイというソウル・ミュージシャンライヴ・アルバムです。


オレは基本的にライヴ盤というのはあまり好きじゃないのですがソウル/ジャズ系のものは例外で、このアルバムはその例外の中でも一、二を争うくらいに素晴らしいアルバムです。


ソウルジャズのライヴの良さというのは、その独特のグルーヴと熱気、そして演奏の上手さにあると思います。

何ちゅうかジャム・セッションのようなノリで1曲を延々と演奏するようなのが個人的に好きなのですが、ここでのダニーと彼のバンドによる演奏はまさにそれで、8曲しか入ってないのに収録時間は52分もあります。

「ゲットー」「エヴリシング・イズ・エヴリシング」なんかは12分以上あるのですが、オレとしては20分くらい演奏してくれてもいいくらいですw


ダニーの弾くエレピジャジーギターファンキーベースライン、そして彼のソウルフルなヴォーカル、全てがかっこいいです。


マーヴィン・ゲイキャロル・キングジョン・レノンのカヴァーなども演ってます。

特にキャロル・キング「君の友だち」イントロのエレピが鳴った途端にキャー!!っと歓声が沸くのは鳥肌モンですよ。

そして、この曲のようなしっとりとした雰囲気もこのアルバムの良さでもあります。


比較的小さなライヴハウスで演ってるのか、観客との一体感臨場感がヒシヒシと伝わってきます。


「ゲットー」では女性客「Talkin' 'bout the Ghetto」と、そして男性客「The Ghetto」と歌わせ掛け合いのコーラスをさせたり、「君の友だち」ではサビを観客に歌わせたりしてるとこなどはダニーのやり方なのでしょうか、プリンスがライヴでこうしたことを頻繁にしているので、プリンスのオリジナルの手法かとオレは長い間思っていました。



ダニー・ハサウェイ1979年にホテルから身を投げ、34歳という若さでその生涯を閉じました。

そのせいなのか、「君の友だち」「ウィ・アー・スティル・フレンズ」「ジェラス・ガイ」といった曲を聴くと、曲の持つ雰囲気以上の感情が込み上げてきて何ともやるせない気持ちになります。









ジェラス・ガイ




昔のことを夢に見ていたら

心臓の鼓動が早鐘のように鳴った

僕は自制心を失いはじめた

僕は我を忘れかけていた


君を傷つけるつもりなんてなかった

ごめんよ 君を泣かせたりして

君を傷つけたくはなかったんだ

僕はただ嫉妬深いだけなのさ


僕はひどく心細かった

君がもう愛してくれないんじゃないかと

心の中で 僕は震えていたんだよ

心の中で 不安におののいてたんだ


君を傷つけるつもりなんてなかった

ごめんよ 君を泣かせたりして

君を傷つけたくはなかったんだ

僕はただ嫉妬深いだけなのさ