明日2016年3月20日は春分の日。
陰が極まった冬至から昼の時間が少しずつ伸び、この春分で昼と夜の時間がほぼ一緒となり季節感としても本格的に春の陽気を感じさせるようになります。
冬至が「終わり」であれば、春分は「始まり」のタイミングとして扱われることが多く、占星術の世界では、宇宙レベルの新年は春分から始まるとされていて、明日は「宇宙元旦」とも呼ばれています。
2016年の春分点通過時刻は、3月20日午後1時29分48秒。
明日の午後13時半頃より、地球も宇宙も本格的な2016年が始動すると思いますので、是非とも明日を境に心機一転気分を切り替えて2016年も仕切り直していきたいと個人的には思っています。
ちなみに、何も狙っているわけでもなく2014年から不思議な流れで春分の日は日本各地の聖地と呼ばれる場所で過ごすことが続いています。
2014年の春分は、奈良県桜井市の「大神神社(おおみわじんじゃ)」で迎えることになり、日本有数のピラミッド山として知られる三輪山に裸足で登山してお祈りをしていました。
聖地巡礼の最初の怪奇現象スポットとして自分の中では記憶に残っている春分の三輪山。
その日、空は雲ひとつない晴天であるのに、途中にいくつもある磐座を参拝すると雲が上空より舞い込んできて霰(あられ)が「バラバラバラッ」と降ってきました。
これが1度や2度なら偶然と思うにも、何度も何度も続くので自分の中では「三輪山=怪奇現象の地」として認識されています。
「ここの磁場は自分を歓迎している」
ただ、そう感じたのも確かであり、すると後に三輪山は古代出雲族の政治の中枢地であったと聞き、そこに自身の過去生も深く関与しているということから、この地の怪奇現象もまた納得したものです。
翌年2015年の春分の日は、今度は遥か南の島である宮古島諸島の離島「大神島(おおがみじま)」です。
天照大神がかつて修行をしていて、ここから九州の地へ渡ったという伝説も残る神の島。
「Mr.雨男」と呼ばれるほど、幼い頃より雨雲(龍神)と一緒に育ち、晴れの予報の日でもことごとく雨を降らせてきた自分が、この2015年春分に大神島を訪れて以来、なんと連戦連勝の“晴れ男”へと180度シフトしました。
個人的には天照大神との守護神の新規契約が出来たものだと勝手に思っていますが、それはさておき、2014年の大神神社(三輪山)も2015年の大神島も両方とも読み方は違えど「大神」がつく場所であり、形もピラミッド山をしていて非常に似通っています。
この両地点をピンポイントで春分に訪れたのも狙っているわけではなく、すべて別々の知人関係にたまたまという名の必然に誘われてスケジュールを組んだら、時期と行き先がこうなっただけであり、すべて自動操縦のお任せプランにしておくと神の計らいで不思議なシンクロが起こるものです。
「では、今年の春分はどこの大神へ?」
すっかりそんなことも忘れていると、今年の春分は八ヶ岳のドームハウスでコンサートイベントでありました。
つまり、今年は八ヶ岳滞在なのでどこの大神にも行きません。
こういったものは頭で考えて狙って行くものでもないので、2年連続で面白いシンクロが続いただけでも個人的には満足しているのですが、ふと「八ヶ岳で大神って何かあったかな?」と考えると・・・やっぱりありました。
八ヶ岳の西麓にある全国に約25,000社の諏訪神社の総本社「諏訪大社」。今年は7年に1度の大祭である「御柱祭」があり、日本の中でも古代ユダヤと最もつながりの深い場所の1つです。
諏訪大社の祭神は、諏訪大明神ともいわれる「建御名方神(たけみなかたのかみ)」とその妃「八坂刀売神」であり、この建御名方神は「諏訪大神(すわだいじん)」と呼ばれています。
『古事記』の国譲り神話にのみ描かれる謎の神
長野県諏訪の諏訪大社に祀られる建御名方神。
その登場は、『古事記』の国譲り神話である。
父神・大国主神の系譜に建御名方神の名は見られないのだが、国譲り神話では事代主神と建御名方神のみが大国主神の子として登場するのだ。
天照大神の使者として高天原から遣わされた建御雷神は、出雲国へ降り大国主神と対面する。
国譲りの返答を迫る建御雷神に大国主神は、「私はお答えできません。子の事代主神がお答え申し上げます」と言った。
呼び出された事代主神は、「恐れ多いことです。この国は天つ神の御子に差し上げましょう」と、いとも簡単に国譲りを承諾。
大国主神の治める葦原中国は、高天原の天照大神に委ねられるはずだった。
しかし。大国主神の数多いる御子神の中で、唯一それに逆らったものがいた。
それが建御名方神であった。
建御名方神は巨大な岩を軽々と持ち上げながらやってきて、建御雷神に力比べを挑む。
先に手を出したのは建御名方神だった。
ところが、建御名方神が引っ張った建御雷神の手は氷柱に変わり、更に剣の刃となる。
ひるんで手を放した建御名方神の手を、今度は建御雷神が掴む。
すると建御名方神の手は葦のように柔らかくなり、いとも簡単に投げ飛ばされてしまった。
かなわないと思った建御名方神は、なりふり構わず逃げ出した。
追いかける建御雷神。
ついに信濃国諏訪の湖に追い詰められた建御名方神は、命乞いをする。
「どうか私を殺さないでください。これから私は、諏訪の地を一歩も出ません。父と兄にも逆らいません。この葦原中国は、天つ神の御子に差し上げましょう」
こうして国譲りは完了し、建御名方神は諏訪の地に鎮まることとなる。
この壮大な国譲り神話。
建御名方神の服従の話は、『日本書記』には一行も記されていない。
また『古事記』にも、大国主神の系譜に建御名方神の名は無い。
この建御名方神と建御雷神の力比べが、相撲の起源になった。
現在でも相撲界では、諏訪大社の信仰が篤い。(「日本の神様辞典」より転載)
諏訪大神と呼ばれる建御名方神。国譲り神話の大国主の息子であり、相撲の起源ともなる神話の主役の1人でもあります。
相撲といえば、旧約聖書の創世記にも「天使と相撲をとったヤコブ」の物語があります。
このヤコブが天使と相撲をとって勝ったことから「イスラエル」という名を与えられ、それがイスラエルという国の名称にもなっているユダヤ人にとっても非常に重要なヤコブであり相撲というご神事。
ヘブライ語の「SheMo(シュモー=ヤコブ)」が相撲の語源であり、他にも相撲で使われる言葉は、すべてヘブライ語とリンクしているとも言われています。
ハッケ(投げつけよ)
ヨイ(やっつけよ)
ノコッタノコッタ(投げたぞ!やったぞ!)
ドスゴイ (踏み落とせ)
古代イスラエルと古代出雲、今年の春分・大神のテーマは、やはり諏訪となりそうです。
八ヶ岳山麓にも宇宙と交信するピラミッド山はありますので、今年の春分は時間があれば八ヶ岳のピラミッド、諏訪大社にも訪れてみようかと思います。