なんとなくそれなりに愛されてはいるのだろう


何十億の中のたったひとつ

かけがえの無い

よく聞く言葉

けれど実感が無い

誰にも必要とされていない

わたしは誰かに必要とされているのだろうか

誰かを必要とするばかりで

ふらふらと足許はおぼつかなく

風に吹かれてカラコロと転がりゆく用済みの空き缶みたいだ

今じゃそんな古い時代のゴミさえも見当たらない


誰も言ってくれない

誰も

あなたが君が必要だなんて

だから自分で自分の機嫌を取るしかない


わたしがこの自分を必要としよう

わたしはわたしを必要としている

わたしを生きられるのはわたしだけ

ほかの人はわたしの感情を味わえないし

わたしはほかの人の感情を味わうこともできない

わたしをいかすことが出来るのはわたしだけ

あなただけ

君だけ


自分を生きるんだ

自分の主人公は自分だ


自分に

言い聞かせてみる


或る日のわたし