3月19日は第一回目となる“やつは”主催の自給菜園講座。
八ヶ岳はあいにく1日雨の天気予報でしたが、集合時間の午前10時にはぴったり雨も上がり、お昼前には青空が広がって晴天となりました。
※晴れたら富士山も絶景の標高1000mの高原農地
自給菜園講座は、八ヶ岳（北杜市大泉町）の畑の一区画（30㎡＝約9坪）のオーナーとなって頂き、年間を通して毎月1回講義と実践をしながら家庭菜園から自給自足の基礎を学ぶものです。
何をどれくらい植えるかも自由で採れた作物はもちろんすべて自分のもの。
※この日の座学はやつはドームハウスで開催
農法はりんごの木村さんのやり方に近い自然栽培。農薬や化学肥料は一切使わず、お日様と水、畑にある自然なものだけで育てます。
ただ、雑草を生かすか処理するかなどの細かい農法は個人の自由であり、それぞれの区画で自分にあったやり方でチャレンジして頂きます。
※皆でそれぞれの区画の看板作り
田んぼもそうですが、畑も基本的には1年間でワンシーズン。1人で毎年試行錯誤していたら理想の農法の研究に何年もかかってしまいますが、こうやって多くの仲間と一緒に区画にわけて栽培すれば、十人十色のやり方となり、成功事例も失敗事例も1人でやるより何倍も早く学ぶことができます。
来週は、いよいよ八ヶ岳での農業コミュニティ（キブツ）構想に必須である農業生産法人「八ヶ岳ピースファーム」が設立され、八ヶ岳の耕作放棄地の確保と雇用の創出、そして麻の栽培（免許獲得）に向けて本格的に始動します。
この法人は、八ヶ岳在住の方はもちろん、外部の方も気軽に運営に参加できるようにし、会社を母体に地域を超えたネットワークで繋がる1つの自給自足共同体を構築できればと思っています。
「お金」の株主配当はないかもしれませんが、本当の意味での「株（食）」が供給できるような新しい時代の法人組織として進めていきます。
関わる人々がそれぞの個性を持ち寄って助け合いの中で循環できる社会。
今後様々な企画を考えていきますので、是非とも皆様もご参加くださいませ。