◇11・18「子育て」企画MTG
11月18日夕方「子育て」企画MTGを開きました。
場所は渋谷商工会館・6階和室
参加者は7+1名
福田さん 落合さん(景都ちゃん) 鷺島さん 奥さん 田中さん 森さん 中山
テーマは
1. 12月子育てイベントについて
2. 児童虐待予防の取組み
■ 12月子育てイベントについて
◎現状認識
・「子ども子育て新システム 」が何を目指しているのか良く分からない
~量の拡大が中心になっていると感じる (待機児童が注目され過ぎたから?)
~弱者の意見がもっと取り入れられるようにしてほしい
~幼保一元化も2~3年前から検討は進んでいて幼稚園側もやる気はあった
→急に決めようとするから、抵抗が増えた感がある
~そもそも、ほとんど知られていない。
→一般人は全く知らない人がほとんど
→子育ての当事者にも知られていない。 (にっぽん子育て応援団の人ぐらいしかしらない?)
12日の「とうきょう子育て協働フォーラム 」でも知らなかった人が多い。
⇒もっと広めていくことが必要
・「こども子育てビジョン 」は良くできている
~子どもの笑顔があふれる社会のために、という副題が生きている
~社会全体で子育てを支える、困っている声に応える、
生活(くらし)を支える、生活と仕事と子育ての調和、など
ほんとに子どもの育ちを支える考え方がある
~「新システム」を定めるプロセスで、ハードや制度が優先されて
ソフトや社会的養護がおいてかれてる感がある
⇒民主党政権に替わった、今、やらないと何も変えられなくなるという
危機感があるから、急いでいるらしい。
~「子ども子育てビジョン」を真に実現するという活動も大切だと思う。
⇒一般市民の立場から、これを考え広めることが求められている。
・「子ども園」に関して
~基本論として、乳児期から幼児期が切れ目なくケアされることには賛成
ゆえに、子ども園に一本化するのは目指す姿。 10年かけてでもやるべき
フランスでも、保育園と幼児学校が分かれていることが問題となっている
~生まれてから半年から一年後には誰でも保育園に入れると良い
専業主婦でも保育園が必要な人はいる。 (子どもと離れる時間を持ちたいなどの理由で)
~今の保育園では幼児教育が十分にできない
小学校入学時に、幼稚園卒と保育園卒とでは差がある。
~そもそも幼稚園閥をつくって、保育園卒を差別するところに問題がある
~ヨーロッパでも小1プロブレムがあり、小1~2年が保育所的になっている
幼児教育に期待し過ぎるのは無理がある。
・新システムは、役所や提供者側の視点が強い
~内閣府の資料をみても、一般人には分からない。
文字が多すぎる。 意味不明の文章が多い
~「行間を読め」といっても、いろんな解釈ができて問題だ
→きちんと定義したほうが良い
⇔いやいや、定義すると話の土俵に載らないからやむをえない
~子どもの生活と当事者の視点が大切
◎どうすれば良いか?
・一般市民が課題を共有し解決する
~家族会議で皆で考えることが必要
~複数の大人が関わる
~地域会で決める
⇔でも、都会では地域の絆がなくなっている
⇒地方のほうがやりやすい
~「志縁」のほうが繋がりやすい
~祭り、町内会、コミュニティーなど
~子はかすがい・・・子どもも参加したほうがよい
~NHKの「ご近所の底力」は素晴らしい (が現場の問題解決型)
⇒社会をどうするかを考える課題形成型の取組みも同時に欲しい
・多様な人たちで考えることが大切
~社会で子育てする
⇒そうでないと年金ももらえない
~子育てだけでなく、老人のケアも一緒に考えたほうが良い
~老若男女、子どもから子育て世代、若者、シニアも皆が集まるとよい
~それぞれが抱える問題を共有し、解決策を一緒に考える。
~市民だけでなく、自治体の人、企業の人、いろんな人が集まる
◎12月イベントの方向性
・8月8日「みんなで支えあう子育て 」フォーラムのやり方は参考になる
~ゆるい対話
~ワールドカフェに近いゆるやかな対話
~セッションごとの移動を義務付けなかったので、話が深まった
~問題提起した人の周りに自然な話の輪
~子どもを同じフロアーで子守り (”社会が育てる”を実践)
~特別、有名なゲストはいなかった
・”大家族会議”スタイルが良い
~家族会議(子ども子育て会議)だけではない
~介護や老人問題も一緒に考える
~市民の想いのある人がグループトークの進行役(ファシリテーター)
~テーマごとに任意に集まって話をすればよいt
・アウトプットはなにか?
~大家族会議のイメージを持ってもらう。
~どこでどうやって集まるかをみんなで考えてやってみる。
(自分の地域でこの会議を興してもらう。)
以下は、田中さんの企画提案です。
-------------------------------------
タイトル
大家族会議 in Otsuma
テーマ
大家族会議をやってみよう!!
・世代を超えて子育てを中心につながろう~。
・色んな大人に育ててもらおう。
・みんなの暮らしはみんなで考えよう~。
日時
2010年12月19日(日) 13:30~17:00
(その後懇親会予定)場所大妻女子大学 本館B2 ゲストルーム
東京都千代田区三番町12 03-5275-6074
地図
対象者
こども(乳幼児、未就園前、小・中・高)
おとな 大学生、社会人(若年から壮年、老人すべての大人、会社員、
経営者、職人、公務員、政治家、官僚、フリーターなど)
☆要は大きな家族なのでおじいちゃん・おばあちゃん、父母、赤ちゃん、
こども、兄弟、親戚・従妹、同級生、先輩 日本在住外国籍の人
職業や肩書きは関係ない多様な人が集まる。
想定人数
こども30人 おとな70人
19日にさっそく出てきた
田中さん作成の企画書
↓ ↓
★大家族会議 at Otsuma 企画書
素晴らしい内容なので、ぜひご覧ください。
-----------------------------------------
■児童虐待予防の取組み
◎ 11月19日の「児童虐待防止シンポジウム 」
・ 児童虐待をなんとかしたいと思う熱い想いの人たちが集まった
・ 参加者は84名、関係者・メディアを入れると約100名
・ 取り組みの方向性を共有できてよかった
・ 子どもが一緒というのも、ともに子育てをするために良い
・ 当事者の参加が少なかった感がある。
関心を持つ層が異なるのかもしれない。
・ 次の取組みを考えていく
・ 当事者も来やすい会にしたい
◎児童虐待に替わる言葉を考えていきたい
~言葉だけの問題ではないが、心理的虐待も含めて
皆が自分のこととして考えられる社会を目指したい~
● 当人が気づかずに虐待する/されるのを”気づく”ようにしたい
・気が付かないからやる⇒非があると思える
・暴力を愛情と勘違い
・シツケとの区別 ・過干渉など
(ちなみに共依存や病気によらない肥満も虐待のうちという意見もあります)
● その気配がある人が相談しやすいようにしたい
・このままでは危ないと思ったら気軽に相談できる
(先日も保育所に預けるのが、実はシェルター替わり。
・・・ただし、時間をかけないと本音を言えないという話が。
・友達や家族にも話すことができる
・クラスメートや専門家にも相談できる
● 医者や先生が対応しやすいようにハードルを下げたい
・医療や保育/教育の対象と捉えられるような言葉と解説
(虐待というと関わりたくない気持ちになる
⇒”風邪気味なんですが・・・”なら診察しようと思うでしょう)
● 「子どもにとって」なにかが大切
・こどもから発せられる「やめて!」のようなことば
・子どもは親を否定できない⇒言えない
● 言葉の案について
・当事者の気持ちに立つことが大切
・MTでは、語感が軽く深刻さが足りない
・新たな言葉と、虐待とは併存。⇒ 深刻なのが虐待
・「不適切な関わり」で良いのではないか
・・・言葉が長すぎて馴染まない。
・ 漢字、表象文字は覚えやすい
(失語症の人が最初に思い出すのは漢字)
・拙速に定めるより、自然に言葉が生まれるのを待つのが良い
(それでは時間がかかりすぎるという意見も・・・)
● その他
・絶対的な基準はない
・多様な人との関わりがあれば自然と分かるようになる※
ということで、多様な人が集まっているこの企画グループで
なにか考えられると良いですね。
(※の趣旨とは意味が違いますが)
次回の「子育て」ミーティングは11月23日(火・祝)13:00~16:00
田町リーブラで行います。
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場所は渋谷商工会館・6階和室
参加者は7+1名
福田さん 落合さん(景都ちゃん) 鷺島さん 奥さん 田中さん 森さん 中山
テーマは
1. 12月子育てイベントについて
2. 児童虐待予防の取組み
■ 12月子育てイベントについて
◎現状認識
・「子ども子育て新システム 」が何を目指しているのか良く分からない
~量の拡大が中心になっていると感じる (待機児童が注目され過ぎたから?)
~弱者の意見がもっと取り入れられるようにしてほしい
~幼保一元化も2~3年前から検討は進んでいて幼稚園側もやる気はあった
→急に決めようとするから、抵抗が増えた感がある
~そもそも、ほとんど知られていない。
→一般人は全く知らない人がほとんど
→子育ての当事者にも知られていない。 (にっぽん子育て応援団の人ぐらいしかしらない?)
12日の「とうきょう子育て協働フォーラム 」でも知らなかった人が多い。
⇒もっと広めていくことが必要
・「こども子育てビジョン 」は良くできている
~子どもの笑顔があふれる社会のために、という副題が生きている
~社会全体で子育てを支える、困っている声に応える、
生活(くらし)を支える、生活と仕事と子育ての調和、など
ほんとに子どもの育ちを支える考え方がある
~「新システム」を定めるプロセスで、ハードや制度が優先されて
ソフトや社会的養護がおいてかれてる感がある
⇒民主党政権に替わった、今、やらないと何も変えられなくなるという
危機感があるから、急いでいるらしい。
~「子ども子育てビジョン」を真に実現するという活動も大切だと思う。
⇒一般市民の立場から、これを考え広めることが求められている。
・「子ども園」に関して
~基本論として、乳児期から幼児期が切れ目なくケアされることには賛成
ゆえに、子ども園に一本化するのは目指す姿。 10年かけてでもやるべき
フランスでも、保育園と幼児学校が分かれていることが問題となっている
~生まれてから半年から一年後には誰でも保育園に入れると良い
専業主婦でも保育園が必要な人はいる。 (子どもと離れる時間を持ちたいなどの理由で)
~今の保育園では幼児教育が十分にできない
小学校入学時に、幼稚園卒と保育園卒とでは差がある。
~そもそも幼稚園閥をつくって、保育園卒を差別するところに問題がある
~ヨーロッパでも小1プロブレムがあり、小1~2年が保育所的になっている
幼児教育に期待し過ぎるのは無理がある。
・新システムは、役所や提供者側の視点が強い
~内閣府の資料をみても、一般人には分からない。
文字が多すぎる。 意味不明の文章が多い
~「行間を読め」といっても、いろんな解釈ができて問題だ
→きちんと定義したほうが良い
⇔いやいや、定義すると話の土俵に載らないからやむをえない
~子どもの生活と当事者の視点が大切
◎どうすれば良いか?
・一般市民が課題を共有し解決する
~家族会議で皆で考えることが必要
~複数の大人が関わる
~地域会で決める
⇔でも、都会では地域の絆がなくなっている
⇒地方のほうがやりやすい
~「志縁」のほうが繋がりやすい
~祭り、町内会、コミュニティーなど
~子はかすがい・・・子どもも参加したほうがよい
~NHKの「ご近所の底力」は素晴らしい (が現場の問題解決型)
⇒社会をどうするかを考える課題形成型の取組みも同時に欲しい
・多様な人たちで考えることが大切
~社会で子育てする
⇒そうでないと年金ももらえない
~子育てだけでなく、老人のケアも一緒に考えたほうが良い
~老若男女、子どもから子育て世代、若者、シニアも皆が集まるとよい
~それぞれが抱える問題を共有し、解決策を一緒に考える。
~市民だけでなく、自治体の人、企業の人、いろんな人が集まる
◎12月イベントの方向性
・8月8日「みんなで支えあう子育て 」フォーラムのやり方は参考になる
~ゆるい対話
~ワールドカフェに近いゆるやかな対話
~セッションごとの移動を義務付けなかったので、話が深まった
~問題提起した人の周りに自然な話の輪
~子どもを同じフロアーで子守り (”社会が育てる”を実践)
~特別、有名なゲストはいなかった
・”大家族会議”スタイルが良い
~家族会議(子ども子育て会議)だけではない
~介護や老人問題も一緒に考える
~市民の想いのある人がグループトークの進行役(ファシリテーター)
~テーマごとに任意に集まって話をすればよいt
・アウトプットはなにか?
~大家族会議のイメージを持ってもらう。
~どこでどうやって集まるかをみんなで考えてやってみる。
(自分の地域でこの会議を興してもらう。)
以下は、田中さんの企画提案です。
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タイトル
大家族会議 in Otsuma
テーマ
大家族会議をやってみよう!!
・世代を超えて子育てを中心につながろう~。
・色んな大人に育ててもらおう。
・みんなの暮らしはみんなで考えよう~。
日時
2010年12月19日(日) 13:30~17:00
(その後懇親会予定)場所大妻女子大学 本館B2 ゲストルーム
東京都千代田区三番町12 03-5275-6074
地図
対象者
こども(乳幼児、未就園前、小・中・高)
おとな 大学生、社会人(若年から壮年、老人すべての大人、会社員、
経営者、職人、公務員、政治家、官僚、フリーターなど)
☆要は大きな家族なのでおじいちゃん・おばあちゃん、父母、赤ちゃん、
こども、兄弟、親戚・従妹、同級生、先輩 日本在住外国籍の人
職業や肩書きは関係ない多様な人が集まる。
想定人数
こども30人 おとな70人
19日にさっそく出てきた
田中さん作成の企画書
↓ ↓
★大家族会議 at Otsuma 企画書
素晴らしい内容なので、ぜひご覧ください。
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■児童虐待予防の取組み
◎ 11月19日の「児童虐待防止シンポジウム 」
・ 児童虐待をなんとかしたいと思う熱い想いの人たちが集まった
・ 参加者は84名、関係者・メディアを入れると約100名
・ 取り組みの方向性を共有できてよかった
・ 子どもが一緒というのも、ともに子育てをするために良い
・ 当事者の参加が少なかった感がある。
関心を持つ層が異なるのかもしれない。
・ 次の取組みを考えていく
・ 当事者も来やすい会にしたい
◎児童虐待に替わる言葉を考えていきたい
~言葉だけの問題ではないが、心理的虐待も含めて
皆が自分のこととして考えられる社会を目指したい~
● 当人が気づかずに虐待する/されるのを”気づく”ようにしたい
・気が付かないからやる⇒非があると思える
・暴力を愛情と勘違い
・シツケとの区別 ・過干渉など
(ちなみに共依存や病気によらない肥満も虐待のうちという意見もあります)
● その気配がある人が相談しやすいようにしたい
・このままでは危ないと思ったら気軽に相談できる
(先日も保育所に預けるのが、実はシェルター替わり。
・・・ただし、時間をかけないと本音を言えないという話が。
・友達や家族にも話すことができる
・クラスメートや専門家にも相談できる
● 医者や先生が対応しやすいようにハードルを下げたい
・医療や保育/教育の対象と捉えられるような言葉と解説
(虐待というと関わりたくない気持ちになる
⇒”風邪気味なんですが・・・”なら診察しようと思うでしょう)
● 「子どもにとって」なにかが大切
・こどもから発せられる「やめて!」のようなことば
・子どもは親を否定できない⇒言えない
● 言葉の案について
・当事者の気持ちに立つことが大切
・MTでは、語感が軽く深刻さが足りない
・新たな言葉と、虐待とは併存。⇒ 深刻なのが虐待
・「不適切な関わり」で良いのではないか
・・・言葉が長すぎて馴染まない。
・ 漢字、表象文字は覚えやすい
(失語症の人が最初に思い出すのは漢字)
・拙速に定めるより、自然に言葉が生まれるのを待つのが良い
(それでは時間がかかりすぎるという意見も・・・)
● その他
・絶対的な基準はない
・多様な人との関わりがあれば自然と分かるようになる※
ということで、多様な人が集まっているこの企画グループで
なにか考えられると良いですね。
(※の趣旨とは意味が違いますが)
次回の「子育て」ミーティングは11月23日(火・祝)13:00~16:00
田町リーブラで行います。
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●11/13「児童虐待防止シンポ」
11月13日(土)
mixi『こどもを守る目コミュ@文京区』主催のシンポジウムに参加しました。
『児童虐待を防止するために、私たちにできること』
~子育てと地域のツナガリを考える~
この会は、mixi で繋がったママたちが
「たくさんの人に虐待というものに 関心を持っていただき、
虐待事件から子育ての難しさや問題点を ママの目であぶり出し、
さらに地域の中で、私たちができることを いっしょに考えましょう」
という趣旨で、開催したものです。
参加者84名+関係者、報道、パネリストを合わせて 100名近くの盛況な会でした。
とっても素晴らしいシンポジウムだったと思います。
パネリストのお話、基調講演の内容、mixiコミュメンバーの提案、
それから参加した皆さんの想い、そして会場の子どもたちの声、
・・・それらが一つになって、虐待防止への取組みのあり方や、
子育てと地域のつながりを考えることができました。
■パネリスト発表
◎はなえさん ・・・「児童虐待・こどものいじめ」コミュ ママ代表
・児童虐待事件は実母によるものが多い
・背景には「父親の不在」→協力が得られない
・双子の事例も多い。 慢性的な睡眠不足も原因。
・虐待は特殊なケースではない。
状況によっては、誰にでも起こりうる
◎安藤哲也さん ・・・ファザーリングジャパン 代表
・ 旧来の男女の役割分担の見直し(子育てはママの仕事)が必要。
・ 日本の父親の育児時間は先進国で最低。
長時間労働が問題。 16時や17時に帰れるヨーロッパとは大きな差
・ 必要なパパ力 = ①ママを支える ②パパ友とネットワークをつくる
・ 笑っている父親を増やすこと!!
父親が変われば、家庭、地域、企業が変わる。 ⇒そして社会が変わる。
◎ 渡辺恵司さん ・・・こうとう親子センター 代表・ ホームスタートこうとう
・ 虐待予防のために、家庭訪問型子育て支援『ホームスタート』をやっている
・ 大切なのは「傾聴」「協働」。
手伝うのではなく、一緒に家事をする。 ママに「寄り添う」。
・ 親の自己肯定感の回復が大切
・ ホームビジターも、「親子の成長している姿が最高の喜び」
◎ 坪井花梨さん ・・・ カリヨン子どもセンター
・ ハイティーンの子どもの保護、自立支援を行なっている
・ 家庭に戻ることも難しいケースもあるが、弁護士の先生も交えて向き合う
・ シェルターでは、よく話を聞いて、子どもに寄り添って活動している
■ 基調講演 ・・・浅井春夫 先生 (立教大学教授)
○ そもそも虐待とはなにか?
・ 「虐げる」とい字の意味は、「虎が爪で獲物をおさえている」
・ しつけ/体罰(教育的指導)/折檻/虐待 とを分けて考えること
・ 「虐待」の英語は ABUSE = AB/USE (本来から)離れた/用い方
子どもの乱用、不適切なかかわり
・別な英語 mal/treatmet とは (悪い/取扱い)
大人に依存しケアされなければ生き、成長していくことのできない子どもに対する
「不適切な関わり」
※スウェーデンでは、マイルドスパンキング(軽く尻などをたたくこと)も禁止の方向
~子どもが嫌だと思うことは止めたほうがよい
○ 児童虐待の件数=年間 44,000件。
・ 20年で20倍だが、水面下で起こってきたことが虐待が見えるようになってきたから
・ アメリカは 年間 300万件の通報。 うち100万件は該当する。 (人口は3倍)
~「間違った通報は謝れば済む。通報しないで悲惨な結果になるより良い。」の考え方
・日本はまだ通報が少ない。 ⇒さまざまなコミュニティの中の『眼』が必要
○ 虐待の種類 ・・・ アメリカ小児科医ヘンリー・ケンプが提唱
① 身体的虐待
② ネグレクト
③ 心理的虐待
④ 性的虐待
・ 当初は身体的虐待のように外から見えるものだけ
・ DVを見せるのも心理的虐待
・ 性的虐待は把握しにくい (実父が加害者のケースが多い)
・ 通報のある虐待は、身体的 4割、 ネグレクト 4割
・ 虐待者の割合。実母が6割。 実の父が2割。 育児をしない割に父親の虐待が多い
○ 虐待の要因
・ 圧倒的に女性に負担がかかっている
・ 実母の虐待が多いが、
「社会的に困った母親」というより、「困っている母親が虐待をやっている」
ということではないか。
・ 貧困が大きな要因
~正規就労 3割。 課税所帯 3割。
~ 経済的困難。 心身の状況。 心理的負担
・ ひとり親家庭
・ 夫婦間不和
・ 不安定就労
○ どうすれば良いか
・ 日本は経済的バックアップが足りない
・ こんなに子育てを支援していない国は他にない
・ 経済的な補助と保育園などの現物給付がもっと必要
・ 子育ては、手助けが必要な営みである。
・ 虐待を個人に帰着させるのではなく、構造的に解決することが必要
このためにどんな制度をつくっていくかを考えるべき
○ 虐待をどうしたら防げるか?
・ 児童虐待の早期発見
・ 積極的な予防と適切な介入
・ 児童虐待防止・対応の緊急ネットワークをつくる
~虐待事例があった時に集まり、協力して対応する
・ 生活支援 =貧困の改善
・ コミュニティにおける子育て協働の文化をつくる
・ 法律の改善
○ 虐待発見のポイント
・ 子どもの表情が暗く、喜怒哀楽の表現が乏しい
・ 子どもの年齢と受傷の状況が一致しないこと
・ からだの傷が器具などのかたちの痕跡を残している
・ 傷の色調による受傷後の時間的経過と事故の期日が合わない
・ 季節に合わない服装、ボサボサの髪、不衛生な身体状況など
など
○ 大切なこと
・ いつでも、誰でも、どこでも、どの子どもでも虐待を受ける可能性がある
・ 「困った子ども」は「困っている子ども」
~家でや非行などの問題行動に現れることが多い
・ 多様性を理解し、いろんなネットワークを作っていくこと
・ 「児童虐待の分野で活躍するための専門的な力量は他人と喜び協働できることである 」
■ パネル ディスカッション
○ 自分たちは虐待に対して何ができるか?
・子どもの人権が侵されていれば通報すべき。 犯罪だから。
名前が分からなければ虐待が起きている事実を伝えるだけでもよい
・ネットワークを大切に
~パパ友、ママ友がいるということ、話合うことが価値がある
~地域のネットワークがセイフティネットになる
~子どもがインターフェースになっていて、子どもを介したコミュニケーションの輪
・ 仕事をリタイアした人も家から出てきていろいろやっていただく
~やってみれば楽しいよという運動も効果的
~児童施設を訪問したら定員95人のうち、90名が虐待を受けてると聞き危機感を持った
~ これからは『育爺』の時代。 中高年の出番
○ 大切なことは
・ 児童相談所の体制を、限られた資金の中で実効性あるものをつくる
・ 虐待の連鎖を断ち切る支援をきちんとしていく
・ 気軽に相談できる場所を増やす
落合さん(司会) 浅井さん 安藤さん 渡辺さん
■ 会場との質疑
Q: 虐待があって相談しても相談先の役所があてにならず通報しても動かない。
ドクターや教育委員会を動かそうとしている
A: 児童相談所の人口比率は世界的にみても最悪。 パンクしそうになっている。
通報したら終わりではなく、事態が解決するまで粘り強く進める情熱を持つこと。
Q: 「虐待」は言葉が強すぎて、自分とは無関係と考える人が多い。
いつでも、誰にでも起こりうる問題だと思えるように言葉を見直してはどうか?
(例えば、「ボケ老人」⇒「認知症」で、皆が自分のことと受け止めるようになった)
A:大変 いい指摘だと思う。
・国が児童虐待対策委員会でもつくって総力をもって改善策を出すべきだ。
児童相談所やケースワーカーも足りないし、皆がもっと認知するのが良い。
・ 今ある現実をきちんと理解することが大切
・ 日本の児童相談所は 200ヶ所ほど。 ~50万人に付き一か所なら本来260ヶ所必要
・ 児童福祉司は全国で 2500人ほどが配置。
5万人に一人ぐらいの割合だが、イギリスでは、2~4千人に一人のケースワーカー。
圧倒的に数が少ない。 ⇒児童関係の公務員の人口比率を高めるべきだ。
Q: 晩婚化も増えていき、子育てと介護が同時に降りかかってくることになる。
シニアの力が大事になるので、ママとシニアのとツナガリをつくりたい。
シニアに参画してもらうにはどうしたら良いか?
A:一緒に考えていきたい問題だ
・ 自治体の老人大学(悠々大学) ボランティア養成講座
・ シニアが各自のペースでいろいろ学んで、社会に還元してもらう
・ 自分たちが参加する。子どもからエネルギーをもらう
・ ママとシニアをつなげるよりも、パパのほうが繋がりやすい
~保護者を「ママ」と呼ぶことが多いが、その意識も変えていきたい
・ 皆が心を耕して子どもに声をかける
○ まとめ ・・・浅井先生
・ママとパパの問題というよりも男と女のパートナーをどうするのかが大切。
~セックスパートナー、経済パートナーだけでなく、子育てのパートナーとして
・ママとパパがもう一度一緒に風呂に入ると良い ⇒親としての発達に繋がる
・どういう男たちが女性に選ばれるか?
~「セクソロジー」 もともと男は105%で女より数が多い。
~新しい時代の男像が求められる
・虐待を通告するというアメリカのような制度を考えることも必要
■ 来賓あいさつ 成澤廣修さん ・・・文京区長
~安藤パパから誘いのメールが来たのでやってきました~
○児童相談所の権限を区に移したい
⇒子ども家庭相談センターで取り組む
○ 児童虐待問題の解決として ゼロ歳までが出ていく場がない
⇒子育てひろばを広げていく
~今年中に子育てひろばを4ヶ所に増やす予定
~バギーでも行ける範囲内に
~お母さん、お父さんの繋がる場として
○ 現状の子育て支援は「親支援」。 これで良いのか?と思う。
⇒子どもにどう直接的支援をするかが大切である
~区として積極的に取り組んでいく
~いろんなアイデアを聞いて考えたい
※ 12日に東京子育て協働フォーラムで、文京区の久住さんが言っていたのと
同じ言葉を区長も!! ・・・文京区の本気度を感じました (レポーター)
成澤 文京区長 (”イクメン”です)
■最後に、歌『絆~ママへのラブソング 』 ・・・歌手の橋本昌彦さん
とても良い歌でした。 You-Tube で聞けます。 ぜひ聴いてみて下さい。
子どもの画像とともに歌う橋本さん メッセージを語る橋本さん(”イケメン”です)
ということで、
子どもや家族への温かい眼差しに満ちたとても素晴らしいイベントでした。
これをきっかけにして、さらに児童虐待防止のネットワークが広がることを期待します。
終わった後に、司会の工藤さんがインタビューを受けてました。
NHK上田さん 工藤さん (後方には「ツイッター中継 」の吉岡さん)
皆さま、お疲れ様でした ♡ ♡
最後に、Mixi 「子どもを守る目」コミュまとめ
『児童虐待を防ぐために、私たちにできること 10』
① あいさつ、声かけから始めよう。
② ママ友どうしで助け合おう。
③ 子どもを通して、いろんな人とつきあいたい。
④ ひとりで抱え込まない。孤立しない。
⑤ 自分の住む町の子育て支援を知る。
⑥ ネットワークをつくる。
⑦ 児童虐待問題に関心を持つ。
⑧ 子どもの声に耳を傾けよう。
⑨ 子どもに身を守る術を教えよう。
⑩ 親になるために学びの場をつくる
とっても良くまとまっていますね。
この日のレポーターの感想・・・・・ 女性のパワーはすごい!!!
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ところで、”2030ビジョン x PURC”の児童虐待予防に関する今後の取組みは
次のように考えています。
① 児童虐待が一部の人たちだけの特別なことではなく、いつでも、だれでも、どこでも
起こりうることと認識してもらうために、「児童虐待」に加えて新たな「言葉」を広めたい。
たとえば、「MT」:マルトリートメントなど、より幅広い概念を含めた言葉を皆で相談しな
がら吟味し、オピニオンリーダーやメディアとともに浸透を図りたい。
② 虐待予防の観点から、ひろばなどに来れない親子のために、家庭訪問型子育て支援
を広める活動をする。
③ 当事者の視点を大切にし、悩んでいる親や苦しんでいる子どもたちに本当に手が届く
方策や場づくりを考えていく。
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mixi『こどもを守る目コミュ@文京区』主催のシンポジウムに参加しました。
『児童虐待を防止するために、私たちにできること』
~子育てと地域のツナガリを考える~
この会は、mixi で繋がったママたちが
「たくさんの人に虐待というものに 関心を持っていただき、
虐待事件から子育ての難しさや問題点を ママの目であぶり出し、
さらに地域の中で、私たちができることを いっしょに考えましょう」
という趣旨で、開催したものです。
参加者84名+関係者、報道、パネリストを合わせて 100名近くの盛況な会でした。
とっても素晴らしいシンポジウムだったと思います。
パネリストのお話、基調講演の内容、mixiコミュメンバーの提案、
それから参加した皆さんの想い、そして会場の子どもたちの声、
・・・それらが一つになって、虐待防止への取組みのあり方や、
子育てと地域のつながりを考えることができました。
■パネリスト発表
◎はなえさん ・・・「児童虐待・こどものいじめ」コミュ ママ代表
・児童虐待事件は実母によるものが多い
・背景には「父親の不在」→協力が得られない
・双子の事例も多い。 慢性的な睡眠不足も原因。
・虐待は特殊なケースではない。
状況によっては、誰にでも起こりうる
◎安藤哲也さん ・・・ファザーリングジャパン 代表
・ 旧来の男女の役割分担の見直し(子育てはママの仕事)が必要。
・ 日本の父親の育児時間は先進国で最低。
長時間労働が問題。 16時や17時に帰れるヨーロッパとは大きな差
・ 必要なパパ力 = ①ママを支える ②パパ友とネットワークをつくる
・ 笑っている父親を増やすこと!!
父親が変われば、家庭、地域、企業が変わる。 ⇒そして社会が変わる。
◎ 渡辺恵司さん ・・・こうとう親子センター 代表・ ホームスタートこうとう
・ 虐待予防のために、家庭訪問型子育て支援『ホームスタート』をやっている
・ 大切なのは「傾聴」「協働」。
手伝うのではなく、一緒に家事をする。 ママに「寄り添う」。
・ 親の自己肯定感の回復が大切
・ ホームビジターも、「親子の成長している姿が最高の喜び」
◎ 坪井花梨さん ・・・ カリヨン子どもセンター
・ ハイティーンの子どもの保護、自立支援を行なっている
・ 家庭に戻ることも難しいケースもあるが、弁護士の先生も交えて向き合う
・ シェルターでは、よく話を聞いて、子どもに寄り添って活動している
■ 基調講演 ・・・浅井春夫 先生 (立教大学教授)
○ そもそも虐待とはなにか?
・ 「虐げる」とい字の意味は、「虎が爪で獲物をおさえている」
・ しつけ/体罰(教育的指導)/折檻/虐待 とを分けて考えること
・ 「虐待」の英語は ABUSE = AB/USE (本来から)離れた/用い方
子どもの乱用、不適切なかかわり
・別な英語 mal/treatmet とは (悪い/取扱い)
大人に依存しケアされなければ生き、成長していくことのできない子どもに対する
「不適切な関わり」
※スウェーデンでは、マイルドスパンキング(軽く尻などをたたくこと)も禁止の方向
~子どもが嫌だと思うことは止めたほうがよい
○ 児童虐待の件数=年間 44,000件。
・ 20年で20倍だが、水面下で起こってきたことが虐待が見えるようになってきたから
・ アメリカは 年間 300万件の通報。 うち100万件は該当する。 (人口は3倍)
~「間違った通報は謝れば済む。通報しないで悲惨な結果になるより良い。」の考え方
・日本はまだ通報が少ない。 ⇒さまざまなコミュニティの中の『眼』が必要
○ 虐待の種類 ・・・ アメリカ小児科医ヘンリー・ケンプが提唱
① 身体的虐待
② ネグレクト
③ 心理的虐待
④ 性的虐待
・ 当初は身体的虐待のように外から見えるものだけ
・ DVを見せるのも心理的虐待
・ 性的虐待は把握しにくい (実父が加害者のケースが多い)
・ 通報のある虐待は、身体的 4割、 ネグレクト 4割
・ 虐待者の割合。実母が6割。 実の父が2割。 育児をしない割に父親の虐待が多い
○ 虐待の要因
・ 圧倒的に女性に負担がかかっている
・ 実母の虐待が多いが、
「社会的に困った母親」というより、「困っている母親が虐待をやっている」
ということではないか。
・ 貧困が大きな要因
~正規就労 3割。 課税所帯 3割。
~ 経済的困難。 心身の状況。 心理的負担
・ ひとり親家庭
・ 夫婦間不和
・ 不安定就労
○ どうすれば良いか
・ 日本は経済的バックアップが足りない
・ こんなに子育てを支援していない国は他にない
・ 経済的な補助と保育園などの現物給付がもっと必要
・ 子育ては、手助けが必要な営みである。
・ 虐待を個人に帰着させるのではなく、構造的に解決することが必要
このためにどんな制度をつくっていくかを考えるべき
○ 虐待をどうしたら防げるか?
・ 児童虐待の早期発見
・ 積極的な予防と適切な介入
・ 児童虐待防止・対応の緊急ネットワークをつくる
~虐待事例があった時に集まり、協力して対応する
・ 生活支援 =貧困の改善
・ コミュニティにおける子育て協働の文化をつくる
・ 法律の改善
○ 虐待発見のポイント
・ 子どもの表情が暗く、喜怒哀楽の表現が乏しい
・ 子どもの年齢と受傷の状況が一致しないこと
・ からだの傷が器具などのかたちの痕跡を残している
・ 傷の色調による受傷後の時間的経過と事故の期日が合わない
・ 季節に合わない服装、ボサボサの髪、不衛生な身体状況など
など
○ 大切なこと
・ いつでも、誰でも、どこでも、どの子どもでも虐待を受ける可能性がある
・ 「困った子ども」は「困っている子ども」
~家でや非行などの問題行動に現れることが多い
・ 多様性を理解し、いろんなネットワークを作っていくこと
・ 「児童虐待の分野で活躍するための専門的な力量は他人と喜び協働できることである 」
■ パネル ディスカッション
○ 自分たちは虐待に対して何ができるか?
・子どもの人権が侵されていれば通報すべき。 犯罪だから。
名前が分からなければ虐待が起きている事実を伝えるだけでもよい
・ネットワークを大切に
~パパ友、ママ友がいるということ、話合うことが価値がある
~地域のネットワークがセイフティネットになる
~子どもがインターフェースになっていて、子どもを介したコミュニケーションの輪
・ 仕事をリタイアした人も家から出てきていろいろやっていただく
~やってみれば楽しいよという運動も効果的
~児童施設を訪問したら定員95人のうち、90名が虐待を受けてると聞き危機感を持った
~ これからは『育爺』の時代。 中高年の出番
○ 大切なことは
・ 児童相談所の体制を、限られた資金の中で実効性あるものをつくる
・ 虐待の連鎖を断ち切る支援をきちんとしていく
・ 気軽に相談できる場所を増やす
落合さん(司会) 浅井さん 安藤さん 渡辺さん
■ 会場との質疑
Q: 虐待があって相談しても相談先の役所があてにならず通報しても動かない。
ドクターや教育委員会を動かそうとしている
A: 児童相談所の人口比率は世界的にみても最悪。 パンクしそうになっている。
通報したら終わりではなく、事態が解決するまで粘り強く進める情熱を持つこと。
Q: 「虐待」は言葉が強すぎて、自分とは無関係と考える人が多い。
いつでも、誰にでも起こりうる問題だと思えるように言葉を見直してはどうか?
(例えば、「ボケ老人」⇒「認知症」で、皆が自分のことと受け止めるようになった)
A:大変 いい指摘だと思う。
・国が児童虐待対策委員会でもつくって総力をもって改善策を出すべきだ。
児童相談所やケースワーカーも足りないし、皆がもっと認知するのが良い。
・ 今ある現実をきちんと理解することが大切
・ 日本の児童相談所は 200ヶ所ほど。 ~50万人に付き一か所なら本来260ヶ所必要
・ 児童福祉司は全国で 2500人ほどが配置。
5万人に一人ぐらいの割合だが、イギリスでは、2~4千人に一人のケースワーカー。
圧倒的に数が少ない。 ⇒児童関係の公務員の人口比率を高めるべきだ。
Q: 晩婚化も増えていき、子育てと介護が同時に降りかかってくることになる。
シニアの力が大事になるので、ママとシニアのとツナガリをつくりたい。
シニアに参画してもらうにはどうしたら良いか?
A:一緒に考えていきたい問題だ
・ 自治体の老人大学(悠々大学) ボランティア養成講座
・ シニアが各自のペースでいろいろ学んで、社会に還元してもらう
・ 自分たちが参加する。子どもからエネルギーをもらう
・ ママとシニアをつなげるよりも、パパのほうが繋がりやすい
~保護者を「ママ」と呼ぶことが多いが、その意識も変えていきたい
・ 皆が心を耕して子どもに声をかける
○ まとめ ・・・浅井先生
・ママとパパの問題というよりも男と女のパートナーをどうするのかが大切。
~セックスパートナー、経済パートナーだけでなく、子育てのパートナーとして
・ママとパパがもう一度一緒に風呂に入ると良い ⇒親としての発達に繋がる
・どういう男たちが女性に選ばれるか?
~「セクソロジー」 もともと男は105%で女より数が多い。
~新しい時代の男像が求められる
・虐待を通告するというアメリカのような制度を考えることも必要
■ 来賓あいさつ 成澤廣修さん ・・・文京区長
~安藤パパから誘いのメールが来たのでやってきました~
○児童相談所の権限を区に移したい
⇒子ども家庭相談センターで取り組む
○ 児童虐待問題の解決として ゼロ歳までが出ていく場がない
⇒子育てひろばを広げていく
~今年中に子育てひろばを4ヶ所に増やす予定
~バギーでも行ける範囲内に
~お母さん、お父さんの繋がる場として
○ 現状の子育て支援は「親支援」。 これで良いのか?と思う。
⇒子どもにどう直接的支援をするかが大切である
~区として積極的に取り組んでいく
~いろんなアイデアを聞いて考えたい
※ 12日に東京子育て協働フォーラムで、文京区の久住さんが言っていたのと
同じ言葉を区長も!! ・・・文京区の本気度を感じました (レポーター)
成澤 文京区長 (”イクメン”です)
■最後に、歌『絆~ママへのラブソング 』 ・・・歌手の橋本昌彦さん
とても良い歌でした。 You-Tube で聞けます。 ぜひ聴いてみて下さい。
子どもの画像とともに歌う橋本さん メッセージを語る橋本さん(”イケメン”です)
ということで、
子どもや家族への温かい眼差しに満ちたとても素晴らしいイベントでした。
これをきっかけにして、さらに児童虐待防止のネットワークが広がることを期待します。
終わった後に、司会の工藤さんがインタビューを受けてました。
NHK上田さん 工藤さん (後方には「ツイッター中継 」の吉岡さん)
皆さま、お疲れ様でした ♡ ♡
最後に、Mixi 「子どもを守る目」コミュまとめ
『児童虐待を防ぐために、私たちにできること 10』
① あいさつ、声かけから始めよう。
② ママ友どうしで助け合おう。
③ 子どもを通して、いろんな人とつきあいたい。
④ ひとりで抱え込まない。孤立しない。
⑤ 自分の住む町の子育て支援を知る。
⑥ ネットワークをつくる。
⑦ 児童虐待問題に関心を持つ。
⑧ 子どもの声に耳を傾けよう。
⑨ 子どもに身を守る術を教えよう。
⑩ 親になるために学びの場をつくる
とっても良くまとまっていますね。
この日のレポーターの感想・・・・・ 女性のパワーはすごい!!!
--------------------------------------------------------
ところで、”2030ビジョン x PURC”の児童虐待予防に関する今後の取組みは
次のように考えています。
① 児童虐待が一部の人たちだけの特別なことではなく、いつでも、だれでも、どこでも
起こりうることと認識してもらうために、「児童虐待」に加えて新たな「言葉」を広めたい。
たとえば、「MT」:マルトリートメントなど、より幅広い概念を含めた言葉を皆で相談しな
がら吟味し、オピニオンリーダーやメディアとともに浸透を図りたい。
② 虐待予防の観点から、ひろばなどに来れない親子のために、家庭訪問型子育て支援
を広める活動をする。
③ 当事者の視点を大切にし、悩んでいる親や苦しんでいる子どもたちに本当に手が届く
方策や場づくりを考えていく。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
●11/12「子育て協働フォーラム」
11月12日(土)
子育て応援東京会議主催の
『とうきょうの子ども・子育てスタンダードを作ろう』に参加しました。
場所は、代々木オリンピックセンター
10:00~16:30で、じっくり一日考えるというプログラム。
参加者はNPOの人、行政の人を中心に80名以上の方が参加しました。
------------------------------------------
■最初は、
厚生労働省 少子化対策企画室長の黒田秀郎さんの講演。
「子ども・子育て新システムについて」
以下のホームパージの
【資料2】子ども・子育て新システムの基本制度案要綱がベースです。
⇒ 「子ども・子育て新システム検討会議」資料
◎ 会議資料は、多様なステークホルダーのことを考えて作っている
→ 行間を読みながら考えていただきたい
◎ 東京も地域によって取組みの高低差がある
→ 斜めの関係や、他との連携でより良くして行っていただきたい
→ NPOがミツバチのように間をつないでいただけると良い
----------------------------------------------
■つづいて分科会。 レポーターは第一分科会に参加
テーマ「子ども・子育て新システムにおける虐待発生予防」
以下についてグループディスカッション
● 孤立している状態とはどんなことか?
● 孤立がなぜいけないのか?
● 気になるサインどう気づくか?
● どう対応するか?
● 誰を巻き込むか?
対応策についてのおもな意見は
◎ いろんな人に一緒に取り組んでもらう
・ひろばにスタッフ以外の人に来てもらう
~民生委員、保健所、健康センターなどなど
・シニア/学生/ママ サークルで家庭を支援 (有料?)
・自称おせっかいなお母さん
◎ 情報の共有
・公的機関とつなげる
・障がいに悩んでいる人に親の会の情報提供
・先輩ママの話が聞けると良い
◎ 孤立がちな人に対して
・日常的に聞き取る ・・・耳ダンボ!!
・声をかける ・・・タイミングを考えながら
・子どもを褒める 大変だよねなどの声掛けをする
・プログラム(イベント・フリマなど)に誘う
・イベントの参加者がたりないので来てね~!と誘う
・共通の話題を見つける
・とにかく話を聞いてあげる(共感する)
※ 青森では 『んだんだカフェ』という名案が出た
誰を巻き込むか?の主な意見は
◎ 自分たちだけでは広がらないので多様なところと繋がる
・ ひろば、冒険遊び場、児童館、健康ランド
・ 商店会、自治会、町会、生協、シニアの集まり
・ 自治体窓口、民生委員、ピアサポートグループ、保健センター、助産師さん
・ 保育園、幼稚園、小学校、相談機関
◎ コーディネーターが重要
・ 民生委員は各家庭の情報があるのでもっと生かせるとよい
(ただし個人差がある)
・ 世田谷には「要対協」要保護児童対策協議会がある
・ 子ども家庭センター(※)に担って貰ったら良い
(ただ相談員もいろいろなので合わない人もいる)
(※)参考 東京都 子ども家庭センターガイドライン
ちなみに、すごいのを見つけました。
【参考】 子ども家庭総合センター(仮称)
北新宿に建築中(地上7階)で2012年8月末完成予定?
まとめて言うと
★ 発生予防のネットワークつくりが大切
・行政は発生しないと動かない
・いろんな関わりをもつのが良い
★ コーディネート機能が必要
・結局は『人』
・看板は「公」で実態は「NPO」が良いかも
--------------------------------------------
■最後はパネルディスカッション
◎ 『子どもの笑顔が輝く街』 ・・・文京区子育て推進課・課長 久住智治さん
・今の子育ては親支援の要素が強い
⇒ 子どもを中心において、子どもに愚直に関わることが大切!!
・ストレスがないような親支援、遊び、幼稚園教育など
◎ 正論だけでは何も変わらない ・・・冒険遊び場 嶋村仁志さん
・「やめましょう」を止めましょう
・「子どもの都合」をきちんと伝えること
・ほんとの意味で自由に選べるように
◎ 大人の都合と子どもの都合とは矛盾する ・・・白梅学園大学学長 汐見稔幸さん
・ 地域でうまくつなげていく、顔の見える関係 (子どもの顔を知ってることが大切)
~商店を拠点にしながら、地域への結節点となる
~地域の大人たちが子どもの面倒をみる
・ 子どもと年寄の仲介役がいる (仕掛けることが大切)
◎ 自然は子どもの豊かさを引き出す
・ 自然をたいせつに
・ 仕掛けは重要 ・・・プレイパーク、森の幼稚園など
◎ 『どういう社会になっていくのか』がまず必要(※) ・・・ 汐見さん
・ チルドレン・ファーストだが、直近の対策の前に”目指す姿”を定めること
~ 人口減、エネルギー、経済、通貨、税、いろんな問題がある
~ これらをどうまとめて解決するかのコンセプトがいる
・ 皆が争わないでちゃんと食べていける社会
・ 地球と共存する
・ アジアで一緒に住むのが面白い
など
(※)”どういう社会かを考えよう”にレポーターは激しく同意しました!!
◎ 人間は一人ひとり違うのが面白い ・・・汐見さん
・ 日本のこどもは自分に自信がない
・ 私たちの育てている歯車が狂っている
・ 子供像をどうするかが大切
・ 小さい時にたくましい体験をしたほうがよい
◎ 世代間交流が必要 ・・・汐見さん
・ 都市部の商店街を活かす
・ コミュニティカフェをつくる (カフェスローはいいぞ!)
・ とうきょうは人材の宝庫
・ 点でなくて面
・ プロセスを楽しむ
・ 地産地消で街づくり
最後に
★ 子どもを連れてる人を見たら声をかけよう!
・・・今のとうきょうは子育てしてる人を祝福してくれない街だ。
いや~、まったくですね!!
この後、お馴染みの懇親会が二時間ほど、
ここでもネットワークの輪が広がりました!!
お疲れ様でした。
----------------------------------------------
■□■□■□■■□■□■□■■□■□■□■■□■□■□■
子育て応援東京会議主催の
『とうきょうの子ども・子育てスタンダードを作ろう』に参加しました。
場所は、代々木オリンピックセンター
10:00~16:30で、じっくり一日考えるというプログラム。
参加者はNPOの人、行政の人を中心に80名以上の方が参加しました。
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■最初は、
厚生労働省 少子化対策企画室長の黒田秀郎さんの講演。
「子ども・子育て新システムについて」
以下のホームパージの
【資料2】子ども・子育て新システムの基本制度案要綱がベースです。
⇒ 「子ども・子育て新システム検討会議」資料
◎ 会議資料は、多様なステークホルダーのことを考えて作っている
→ 行間を読みながら考えていただきたい
◎ 東京も地域によって取組みの高低差がある
→ 斜めの関係や、他との連携でより良くして行っていただきたい
→ NPOがミツバチのように間をつないでいただけると良い
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■つづいて分科会。 レポーターは第一分科会に参加
テーマ「子ども・子育て新システムにおける虐待発生予防」
以下についてグループディスカッション
● 孤立している状態とはどんなことか?
● 孤立がなぜいけないのか?
● 気になるサインどう気づくか?
● どう対応するか?
● 誰を巻き込むか?
対応策についてのおもな意見は
◎ いろんな人に一緒に取り組んでもらう
・ひろばにスタッフ以外の人に来てもらう
~民生委員、保健所、健康センターなどなど
・シニア/学生/ママ サークルで家庭を支援 (有料?)
・自称おせっかいなお母さん
◎ 情報の共有
・公的機関とつなげる
・障がいに悩んでいる人に親の会の情報提供
・先輩ママの話が聞けると良い
◎ 孤立がちな人に対して
・日常的に聞き取る ・・・耳ダンボ!!
・声をかける ・・・タイミングを考えながら
・子どもを褒める 大変だよねなどの声掛けをする
・プログラム(イベント・フリマなど)に誘う
・イベントの参加者がたりないので来てね~!と誘う
・共通の話題を見つける
・とにかく話を聞いてあげる(共感する)
※ 青森では 『んだんだカフェ』という名案が出た
誰を巻き込むか?の主な意見は
◎ 自分たちだけでは広がらないので多様なところと繋がる
・ ひろば、冒険遊び場、児童館、健康ランド
・ 商店会、自治会、町会、生協、シニアの集まり
・ 自治体窓口、民生委員、ピアサポートグループ、保健センター、助産師さん
・ 保育園、幼稚園、小学校、相談機関
◎ コーディネーターが重要
・ 民生委員は各家庭の情報があるのでもっと生かせるとよい
(ただし個人差がある)
・ 世田谷には「要対協」要保護児童対策協議会がある
・ 子ども家庭センター(※)に担って貰ったら良い
(ただ相談員もいろいろなので合わない人もいる)
(※)参考 東京都 子ども家庭センターガイドライン
ちなみに、すごいのを見つけました。
【参考】 子ども家庭総合センター(仮称)
北新宿に建築中(地上7階)で2012年8月末完成予定?
まとめて言うと
★ 発生予防のネットワークつくりが大切
・行政は発生しないと動かない
・いろんな関わりをもつのが良い
★ コーディネート機能が必要
・結局は『人』
・看板は「公」で実態は「NPO」が良いかも
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■最後はパネルディスカッション
◎ 『子どもの笑顔が輝く街』 ・・・文京区子育て推進課・課長 久住智治さん
・今の子育ては親支援の要素が強い
⇒ 子どもを中心において、子どもに愚直に関わることが大切!!
・ストレスがないような親支援、遊び、幼稚園教育など
◎ 正論だけでは何も変わらない ・・・冒険遊び場 嶋村仁志さん
・「やめましょう」を止めましょう
・「子どもの都合」をきちんと伝えること
・ほんとの意味で自由に選べるように
◎ 大人の都合と子どもの都合とは矛盾する ・・・白梅学園大学学長 汐見稔幸さん
・ 地域でうまくつなげていく、顔の見える関係 (子どもの顔を知ってることが大切)
~商店を拠点にしながら、地域への結節点となる
~地域の大人たちが子どもの面倒をみる
・ 子どもと年寄の仲介役がいる (仕掛けることが大切)
◎ 自然は子どもの豊かさを引き出す
・ 自然をたいせつに
・ 仕掛けは重要 ・・・プレイパーク、森の幼稚園など
◎ 『どういう社会になっていくのか』がまず必要(※) ・・・ 汐見さん
・ チルドレン・ファーストだが、直近の対策の前に”目指す姿”を定めること
~ 人口減、エネルギー、経済、通貨、税、いろんな問題がある
~ これらをどうまとめて解決するかのコンセプトがいる
・ 皆が争わないでちゃんと食べていける社会
・ 地球と共存する
・ アジアで一緒に住むのが面白い
など
(※)”どういう社会かを考えよう”にレポーターは激しく同意しました!!
◎ 人間は一人ひとり違うのが面白い ・・・汐見さん
・ 日本のこどもは自分に自信がない
・ 私たちの育てている歯車が狂っている
・ 子供像をどうするかが大切
・ 小さい時にたくましい体験をしたほうがよい
◎ 世代間交流が必要 ・・・汐見さん
・ 都市部の商店街を活かす
・ コミュニティカフェをつくる (カフェスローはいいぞ!)
・ とうきょうは人材の宝庫
・ 点でなくて面
・ プロセスを楽しむ
・ 地産地消で街づくり
最後に
★ 子どもを連れてる人を見たら声をかけよう!
・・・今のとうきょうは子育てしてる人を祝福してくれない街だ。
いや~、まったくですね!!
この後、お馴染みの懇親会が二時間ほど、
ここでもネットワークの輪が広がりました!!
お疲れ様でした。
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