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日々のクスクス

東北・秋田にうまれたプロ人形劇団の「クスクス」な日々

今日も秋田市の幼稚園で人形劇。
秋田市では幼稚園で上演させていただくことが多いですが、それ以外の地域では保育園でのことが多いです。どしてだろ?

朝、支度をしてると女の子から「にんぎょうげき?ジャックと豆の木?」と訊かれました。今日は違うんだよ。

夏の疲れからか、園児さんの何人かが熱を出してお休みしましたが、観てくれた子たちは元気いっぱい。イスから転げ落ちるくらいに喜んでくれました。

 

先生が撮ってくれました。こんな人形劇です。

 

さて今日の昼は「ラーメンショップ チャイナタウン」で。ラーメンショップとはいいながら、売りは味噌ちゃんぽんで、秋田には味噌ちゃんぽんを名物にしている店がいくつかあって、秋田で味噌ちゃんぽんが半分ソウルフード的になっているのはなんでだろうと思いつつ、座ったカウンター席の隣の男性が汗まみれで味噌ちゃんぽんをすすっているのを横目で見ながら、でも味噌ちゃんぽんは前にいただいたので、今回は前から気になっていたチャーハンとラーメン。

一人で平らげるわけではありません。チャーハンが私、Nがラーメン。

チャーハンは味は甘めでちょい辛い。ご飯はパラパラでもっちり。味は濃いめなので減塩を目指す貴方に完食はツライ。好みにもよりますが、美味しいチャーハンでした。

ラーメンも味見させてもらいました。やはり味は濃いめ。ちゃんぽんとは違う細麺で、懐かしい中華そばでした。

 

それにしても暑いぜ。クーラーがなかった頃を思い出せないよ!

 

先日、中学校の同期会があったわけです、17年ぶりに。

 

17年前というと、ぼくはまだ愛知県民でした。愛知でこのまま人形劇をつづけるか、秋田に戻るか悩んでいました。そんな時に、同期会で友人と再会しました。

ぼくはね、中学生の時のこととか高校生の時のこととか、郷里で過ごした青春時代というのがすんごく恥ずかしい。思い出すといたたまれない。逃げだすように郷里を後にしました。
そんな風にいじけていたぼくに、その友人は、僕がいじけた気持ちになった事柄にもさらりと触れて、でもまたこうして私たちの前に姿を見せてくれて良かった、と笑ってくれました。

その時に、なんだろうな、ぼくはね、許されたような気持になったのかな。ここにいていいんだ、って思ったのかな。で、この人にぼくの作った人形劇をみてほしい、って思ったんだね。

で、秋田に戻ってこようと思いました。

 

先日の同期会ではその友人とも会いました。17年前と同じように、笑顔でした。

まあ、古い友人に会うのは今でも恥ずかしいのですが、でも会えて嬉しかった。

その友人が、このブログを楽しみにしていると言ってくれました。

最近は人形劇の告知や日常の雑感などはツイッターやフェイスブックに載せることがほとんどでしたが、友人はSNSを一切やらないので見られないそうです。

 

じゃあ、ということで、その友人に向けて、いまブログを書いています。

人形劇とは全然関係ないんだけど。

見てますか。こんな風に過ごしています。

秋の人形劇が始まりました。

今日は秋田市土崎の幼稚園。

会場に空調設備がなかったので、幕間に10分間の休憩をとって、教室で水分補給をしました。

みんな、たくさん応援してくれました。

土崎の昼ごはんは「田丸屋」さん。いつも混んでます。

定番は盛そばなのですが、今日はいっぱい汗けーちまったので、奮発して「かつ丼セット」!

・・・が、完食ならず、、。むねん、ごめん。

蕎麦は程よい歯応えと喉ごし。時間がたっても崩れません。

以前は薬味にウズラの卵がついていたと思うけど、やめたのかな?

有名店ではないかもしれないけど、街の蕎麦屋さんとしては文句なしです。

ほほう、栃木県鹿沼産の蕎麦か。あの辺り、蕎麦屋さん多いもんな。

先日、町内会の盆踊りがありました。
4年ぶりです。踊り、忘れちゃったわ。

↑Nに内緒で載せてます。そのうちに削除命令が出るかもしれません、、

新月の夜でした。

8月11日は、山形県の北の端の遊佐町で「鳥海山の湧き水×流しそうめん=?」に参加。友人たちが始めたプレーパーク「じゆうのもり」の夏休みイベントでした。

 

お客さんのつもりだったのですが、前日に友人から電話が。「前回は想定以上のお客さんに来ていただき、手が足りなかった。今回も同じくらいが予想されるので、手伝ってほしい」と頼まれ、ちょっと早起きして出かけました。
どんどんどんどん山の方へ登って、町外の人はなかなか来られないだろうと思ったくらいに会場の「さんゆう」へ到着。

駐車場に張られたテントの下に、友人が竹を割って作った「流しそうめん装置」が。

子どもたちが歓声を上げながら、流れてきたそうめんをすくったり。なかなかすくえない小さい子が泣きだしたり。流しそうめんのワクワクって不思議だな。

ぼくらは遊びのコーナーを担当。

鳥海山の湧き水で水遊び。水風船を作って的に当てる簡単な遊びですが、子どもたちはけっこう夢中になっていました。
去年まで町の学童保育を担っていた友人たち。今年度から子どもたちが生き生きと学習体験できる居場所を目指してプレーパークを立ち上げました。

子どもたちのきらきらとした表情が印象的でした。

 

Nが人形を直しています。


作ってからもう20年以上は経ったので、だいぶ汚れてしまいました。

ぼくたちには大切な人形です。

8月7日は福島県の「喜多方発21世紀シアター」に参加。

関柴公民館にて「ふわふわぷかぷか」と「おばあさんとたぬき」。

児童館の子たちがわいわい声を出しながら楽しんでくれました。

長野県飯田市から福島県喜多方市を経て秋田へ戻るのがいつものコース。
今回は喜多方へ着いたのが6日の夕方。移動で疲れちゃったので、観劇はしませんでした。
結局、喜多方ラーメンも食べず、ごひいきの洋食屋さんにもお蕎麦屋さんにも行かれず、、、、ザンネン。人形劇抜きでご飯食べに来ようかなー。

きのうは秋田市の遊学舎で秋田おやこ劇場さん主催のベビーシアター。

「ふわふわぷかぷか」と「ブタとオオカミ」を、赤ちゃんにも楽しんでもらえるように、面白いところをぎゅっと縮めて上演しました。

秋田おやこ劇場はしばらくの間お休みしていましたが、子育て中の地域おこし協力隊の方が「子どもたちに生の劇や音楽に触れられる機会を作りたい」とがんばって、再スタートすることになりました。

記念すべきその第1回の例会に、クスクスを呼んでいただきました。

こんな素敵なチラシも作っていただきました。

ふたつ合わせて30分くらいの人形劇でしたが、ママパパの膝の上でちいちゃい子もお兄さんお姉さんも楽しそうに見てくれました。

ベビーシアターについては私たちも勉強中。

再スタートを切ったおやこ劇場、楽しいことどんどん見つけて、子どもとママパパと僕たちとが力を合わせて、すくすくと育っていけたらいいな、と思いました。

人形劇の夏フェス!

4年ぶりに参加できた「いいだ人形劇フェスタ2023」

なんと!ふんごい目立つトコに「クスクス」の旗!

10回参加したグループにフェスタがご褒美に作ってくれる旗。ほんとうは去年の夏に作ってくれたんですが、去年は開催直前に長野県内の方限定に変更されたので、クスクスは参加できなかったのでふ。

 

ことしは先ずフェスタ初日に8月3日に、飯田市のお隣、大鹿村にて「おばあさんとたぬき」

児童館と保育園の子どもたち、それから一般の方々が、秋田からやってきた人形劇を楽しんでくれました。

大鹿村では神社の氏子さんたちによる歌舞伎が有名。春と秋に披露されるそうです。

そのあたりのことは原田芳雄さん主演の映画「大鹿村騒動記」でも描かれています。面白いよ、ぜひぜひ。

 

4日は飯田市の丸山公民館。保育園の子たちや一般の方がたくさん見にきてくれました。友人も見てくれて「とても良かった。スティールパンをつかった音楽も効果的だった」と感想をもらいました。

 

これでぼくらの上演は終わり。あとは観劇。台湾の人形劇をみて、飯田でしか見れない「田辺」をみて、札幌からきた「ダンボールシアター」をみて、むすび座さんの「みどりのゆび」をみて、韓国の人形劇をみて(猿倉人形芝居の鑑鉄坊さんみたい!)、えりっこさんの「みにくいアヒルの子」をみて、ぶんぶくさんの「ラーメン屋」をみて、みのむしさんの「ロベールとキャサリン」をみて、夜は人形劇の仲間たちと飲み交わしながら、あんな話やこんな話で夜が更けました。翌日はシアターパペッテリアさんの「かえるのおうじさま」をみて、いざ福島へ!

 

唐突にブログを再開します。

 

わたしたち人形劇団クスクスの拠点がある秋田県では、7月7日から降り続いた雨で、多くの住宅が床下、床上浸水して、農作物にも大きな被害が出ました。

わたしたちは8月に長野県飯田市と福島県喜多方市とで開催されたフェスティバルに出演、また山形県遊佐町で友人たちが開いたイベントにも参加し、ご来場いただいた方々にご寄付を募ってきました。

 

おかげさまでお寄せいただいた額が14,869円になりましたので、わたしたちからも加えさせていただいて、30,000円をとりあえず日本赤十字社秋田県支部へお渡ししました。

 

被災から1か月がたちました。

この夏は秋田ばかりではありません、九州でも鳥取でも大雨の被害が出ています。

秋田での水害のことは、ともすれば過去のことのように感じられるかもしれませんが、復旧にはまだまだ時間がかかります。

一歩ずつ、共に進んでいきたいと思います。

志を寄せていただいた皆様、ありがとうございました。