10月1日(日)13:30開演
仙台市青葉区北山の輪王寺「北山・人形まつり」にて
人形劇「おばあさんとたぬき」「ふわふわぷかぷか」
当日は11:00から人形供養、12:30から「みやぎ人形劇の会」によるパフォーマンスもあります。詳しいことはリンク先をご参照ください。

人形劇「ふわふわぷかぷか」(15分)

作/人形劇団クスクス 舞台美術/小笠原未来 音楽/西尾賢 振付/安達香澄
なんかモヤっとした題名。でも意気込みは「コロナ禍でしかできない舞台を!」舞台美術を友人の娘さん(当時小学2年生)に頼んだ。夏休み、友人家族と水族館へ出かけて、海水浴。翌日に工房で、みんなでわいわいとお絵描きした。楽しんで作りたい。稽古では台本を作らず、オチも決めず、その場で人形を作りながら。これまでやったことのない人形劇作り、どこまでやっていいのか悪いのか、不安だったが、幕を開けると子どもは喜んでくれて、一年後に再会しても「お魚の人形劇やって!」とリクエストされる。台詞無し。ダンスあり。
味をしめて以後は、何事も「簡単に、簡単に」が口癖。
人形劇「おばあさんとたぬき」(35分)

作/宇野小四郎 舞台美術/小笠原未歩 音楽/西尾賢 イメージイラスト/てるきなたかみつ
人形美術/伊藤晃 美術協力/工房太郎
作者の宇野さんは人形劇団ひとみ座さんの創立メンバーのお一人、現代人形劇センターの元理事長。たくさんの人形劇台本を著されたが、これは幼児向けにかかれた小作品。ではあるが、夕方から夜までの話なので、舞台照明はばっちり(コンピュータとかは使ってない。照明に凝ってはいけないと常々自戒しているのだが)。「人形演技を極める」がテーマ。初めて人形に、瞬きや口開けのカラクリを仕込んだ。主に差金の棒遣い。当初は両手遣いに挑んだが、稽古していて、求める演技が難しいと判断し、変更。小道具のあしらいには意を注いだ。音楽にはスティールパンを使ってもらった。黄昏ていく様子がよく表されていると思う。
舞台の中にきっちりと世界を描き出せたのではないかな、どうかな。
以上、二つの人形劇を上演します。振り幅が大きくて、我ながらびっくりするが、これがクスクスです。お時間が合いましたら、ご覧ください。