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日々のクスクス

東北・秋田にうまれたプロ人形劇団の「クスクス」な日々

今日は山形県酒田市の保育園。4年ぶりの訪問でした。

ということは、子どもたちもほぼ初めての人形劇、ってことになりますね。
「さるかに合戦」は、いわば殺し合うお話なので、生の迫力は残しながらも残酷になり過ぎないように工夫が要ります。今日はそのへんの按配がうまくいって、子どもたちは真剣に見てくれました。園長先生もそのまなざしに感激されていました。

ありがとう、また会おうね!

 

さて、お昼は保育園の近くの中華そば屋「銀竹(つらら)」へ。

隠れ家みたいなお店で「中華そば」の幟がなければ通り過ぎてしまいます。Nはお店の入り口がわからずに、ご自宅の玄関に回ってしましました。

麺は腰のあるストレートな麺。スープもあっさりとして癖がなく、ほっとする味でした。

メニューにはワンタンメンやつけ麺などもあり迷いましたが、年に一回しか来られないので、やっぱりオーダーは中華そば(味玉のせ)!

山形県は各地に名物の中華そばやラーメンがあり、食べ歩くのも楽しいです。
 

今日は山形県鶴岡市の子ども園で人形劇。
写真ではひろ~い遊戯室のようにも見えますが、横幅はぎりぎり、でも天井は高い。音が反響して、後ろの方まで音が届きにくい。なので、声を張って、はっきりくっきりと発声して演技しました。でもね、こうすると細かな演技は表しにくい。子どもたちに思いが届いたか心配でしたが、終わってすぐに「もう一回見たい!」といってくれました。

一人の男の子は「ぼくはね、じっと座っているのが苦手なんだけど、今日の人形劇は最後まで観れたよ」と話してくれました。やっぱり、自分でも気にしてたんだね。最後まで見てくれて、ありがとう。

 

昼は「穂波街道 緑のイスキア」。本場のナポリピッツァを食べさせてくれます(イタリア、行ったことないけど)。庄内の食材を使ったマルゲリータと本日のスペシャル。

むはむは、おいしゅうございました。また行こうっと!

 

 

夕食は自家製の丸焦げ餃子(皮は買った)。キャベツたっぷり。
二人で24個食べました。

 

昨日、岩手県花巻市の幼稚園で人形劇の帰り、秋田自動車道を北上ジャンクションから北上西インター方向へ走行していたら、道路を熊が横断して行きました。
秋田では毎日、熊の出没報告がニュースを騒がせ、怪我をされる人も相次いでいます。
これだけ現れているのだから、どこかで目撃するかも、とは思っていましたが、

現実になると何もできない。え・・・と、110番?119番か?高速道路だと、別?などと

慌てふためいているうちに、はるかに通り過ぎてしまいました。
あとで調べたら、高速道路上で事故にあった場合は#9910に電話するのだそうです。
携帯電話の連絡先に登録しましたが、できれば使うことのないように願いたい。
くまさん、くまさん、どこいくの?はやくお山におかえりなさい

昨日は友だち親子と、横手おやこ劇場30周年企画・子ども未来ステージ「ましゅ&Kei オブジェクト・パーティ」へ。

ハンカチや風船や、身のまわりの物が形をかえて動き出す。圧巻はハンドベルを使ったパフォーマンス。友だちの子は音楽に合わせて歌っていました。

アイディアいっぱいの舞台に、小さい子から大人まで心を躍らせた時間でした。

 

主催した横手おやこ劇場は30周年。会員や支援する方々と共に歩んでこられました。

こども未来ステージは会員でなくても、子どもは参加費無料、大人の方は一口1,000円からで観劇できます。11月にも企画されていますので、お子さんと一緒に生の観劇を体験してみてください。

 

終演後は会場のかまくら館1階の「かまくら体験コーナー」へ。

大きな冷蔵庫に本物のかまくらが保存してあります。中は-5℃。大人は1分も我慢できないのに、子どもたちは「もういっかい!もういっかい」と出たり入ったりしていました。

かまくら館には何度も来ていましたが、こんな場所があるのは知りませんでした。

真冬の祭りを体験してみませんか。

10月1日(日)13:30開演

仙台市青葉区北山の輪王寺「北山・人形まつり」にて

人形劇「おばあさんとたぬき」「ふわふわぷかぷか」

当日は11:00から人形供養、12:30から「みやぎ人形劇の会」によるパフォーマンスもあります。詳しいことはリンク先をご参照ください。

人形劇「ふわふわぷかぷか」(15分)

作/人形劇団クスクス 舞台美術/小笠原未来 音楽/西尾賢 振付/安達香澄
なんかモヤっとした題名。でも意気込みは「コロナ禍でしかできない舞台を!」舞台美術を友人の娘さん(当時小学2年生)に頼んだ。夏休み、友人家族と水族館へ出かけて、海水浴。翌日に工房で、みんなでわいわいとお絵描きした。楽しんで作りたい。稽古では台本を作らず、オチも決めず、その場で人形を作りながら。これまでやったことのない人形劇作り、どこまでやっていいのか悪いのか、不安だったが、幕を開けると子どもは喜んでくれて、一年後に再会しても「お魚の人形劇やって!」とリクエストされる。台詞無し。ダンスあり。

味をしめて以後は、何事も「簡単に、簡単に」が口癖。

 

人形劇「おばあさんとたぬき」(35分)

作/宇野小四郎 舞台美術/小笠原未歩 音楽/西尾賢 イメージイラスト/てるきなたかみつ

人形美術/伊藤晃 美術協力/工房太郎
作者の宇野さんは人形劇団ひとみ座さんの創立メンバーのお一人、現代人形劇センターの元理事長。たくさんの人形劇台本を著されたが、これは幼児向けにかかれた小作品。ではあるが、夕方から夜までの話なので、舞台照明はばっちり(コンピュータとかは使ってない。照明に凝ってはいけないと常々自戒しているのだが)。「人形演技を極める」がテーマ。初めて人形に、瞬きや口開けのカラクリを仕込んだ。主に差金の棒遣い。当初は両手遣いに挑んだが、稽古していて、求める演技が難しいと判断し、変更。小道具のあしらいには意を注いだ。音楽にはスティールパンを使ってもらった。黄昏ていく様子がよく表されていると思う。

舞台の中にきっちりと世界を描き出せたのではないかな、どうかな。

 

以上、二つの人形劇を上演します。振り幅が大きくて、我ながらびっくりするが、これがクスクスです。お時間が合いましたら、ご覧ください。

 

もう「コロナ」の名前は聞かないですむと思っていたのにな、、

今日は秋田市の児童会館けやきシアターにて「はらぺこあおむしショー」を観劇。

ニューヨークで話題を呼んだ「はらぺこあおむし」ショー・大型人形劇公演が
日本人キャストによる日本語版で上演決定!
エリック・カールの大ベストセラー絵本の世界をそのまま表現した、親子で楽しめる舞台です。

絵本をもとに10分前後の人形劇を4本立て。終演後には撮影タイムもありました。

秋田市出身の吉田薫さんが出演していました。薫さんは俳優として舞台に立ったり、声優の訓練もされていて、現在は「劇団すぎのこ」に所属。人形劇で全国を巡回しながら、人形劇新人賞に応募したり、オリジナルで人形を作って一人芝居に挑んだり、エネルギッシュに活動されている若手俳優です。今日の舞台でも大きなあおむしの人形を一所懸命に操られていました。

舞台は色とりどりの照明をが当たり、流れるような音楽に載って、テンポよく展開してゆきます。もとになった絵本をじっくりと読んでいないのですが、絵本は小さい子が手に取って、自分のペースで何度でも読み返せる、とても身近な存在です。舞台にも小さい子の身の丈に合ったさりげなさが表されていてほしいと感じました。

今回も二階堂君にはいっぱい泣かされました。

桐山君が子供っぽくなってきてるのがよい。

あとがきには「いよいよ本当のラストスパート」と。

ってことは、あの問題も、あの懸案にも、片が付くってことか?
たいへんだ