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日々のクスクス

東北・秋田にうまれたプロ人形劇団の「クスクス」な日々

・・・とはいえ、もう1か月近く前の話なのだ、国民文化祭が終わったのは。この間、燃え尽きたクスクスはすっかり抜け殻となり、ずうっと気を失っていた。つい先ほどに目が覚めて、気が付いたらすでに1か月がたっていた、と、そういうわけであるはずはなく、終了直後から上演がほとんど休みなく、すっかり報告が遅くなってしまった、と、こういうわけなのさ。


 さて、ようやく報告。


 というわけで、終わりました、国民文化祭。






 10月11日から13日にかけて行われた人形劇フェスティバルでは、延べ7000人以上の来場者が県内外から訪れ、メイン会場の文化交流館「カダーレ」にはたくさんの子どもたちの歓声があふれました。

 どの上演会場もたくさんのお客さまで沸きかえり、こういった親と子で楽しめるイベントを多くの皆さんが待っていたんだな、と関係者一同、改めて思った次第。


 ぼくらが裏方となって準備を進めてきた新作人形劇「とべ!ムサシ」もたくさんの拍手をいただきました。正直、本番直前までドタバタし、果たして幕が開くのか!と気をもむ場面もあったのですが、いざ始まってみれば、実に楽しそうに演じる遣い手たちの姿が胸を打ち、会場は温かい拍手で包まれました。私たちも、たくさんたくさんの力をいただきました。ありがとうございました。




 下の写真は、秋田県五城目町から参加してくれた「くりっこ劇団」です。始めてまだ3年の若い劇団です。五城目の言葉を使って、自分たちにしかできない人形劇を見せてくださいました。楽しくて、見ていてなんだか泣けてきました。ありがとうございました。



 これからも、このような楽しいイベントをいろいろと企ててゆきます。どうぞ、ご期待ください!!!!

 国民文化祭・人形劇フェスティバルでは、メイン会場となる文化交流館「カダーレ」と駐車場のあるボートプラザ「アクアパル」との間でシャトルバスを運行します。運行の日程と時刻表を「広報ゆりほんじょう」より転載しますので、ご参考にしてください。

 また、由利本荘市では人形劇フェスティバルのほかにもたくさんの楽しい催しがあります。ぜひお出かけください。








↓シャトルバス運行日程表、市内の駐車場の案内



国民文化祭あきた2014・人形劇フェスティバルの上演プログラムを転載します。観劇の参考にしてください。











国民文化祭あきた2014・人形劇フェスティバルのチラシが刷り上りました。

裏面には公演の予定表も載せていますので、観劇の参考にしてください。


ええと、大きな画像をダウンロード出来るようにしようと思ったんですが、なんだか難しいなあ。チラシのデータが欲しいという方は、ホームページのお問い合わせからメールください。折り返しにお送りします。スミマセン。


画像の【拡大】をクリックしてした後で、ページそのものを拡大表示すればより詳しく見れそうです。




↑おもて




↑うら



今日は秋の国民文化祭の100日前イベント!
わが由利本荘市でもたくさんの参加者を得て、にぎにぎしく開催されました!

ぼくらは午前中に別の催しで上演があり、参加できませんでしたが、
秋田市で活躍するアマチュア人形劇団「おむすび座」が「ヘンゼルとグレーテル」を上演してくれました。





息の合った、ゆる~い掛け合いが楽しくて、「客席が大人ばかりで、やりにくかったー」と終演後はおっしゃっていましたが、本番へ向けて良いアピールになりましたよ。

おつかれさまー。みんな、がんばろーねo(^▽^)o

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国民文化祭2014・あきた【人形劇フェスティバルin由利本荘】
10月11日~13日
文化交流館「カダーレ」にて

 朝、食事をしながらふと見上げたら、時計が止まっていた。気づかなかったよ。




 部屋にかかっている時計は俺が子どものころから時を刻んでいる柱時計。大きなゼンマイが二つ付いていて、約30日に一度巻き直してやらねばならない。巻き直す時期は文字盤に開いている小さい窓が赤くなることで知れるのだが、この頃は文字盤を見上げる余裕もなかった。

 そういえば時報の鐘しか聞いていなかった。

 この時計は標準より少し早目に鳴るようになっていて、鐘を聞くと「お、もうすぐ3時だ」と知れた。


 見渡せば俺たちの周りではいろいろなものが正しい時間を教えてくれる。

 朝は携帯電話のアラームで目を覚まし、ブルーレイは自動的に朝ドラを録画し、ラジオは「まもなく8時です」と知らせる。

 柱時計の時間は正確ではないし、人が関わってやらなければ止まってしまう。まあ、携帯もラジオも根本では同じと思うが、人が関わらなければならない「時間」のほうが本来の時間のようにも感じるのだ。


 そもそも腕時計というものは戦争で兵隊が一斉同時に出撃するために発明されたと聞く。ならば共通語とか標準語とも呼ばれる言葉もそう。上官の命令がただしく兵隊に伝わるためのもの。時間も言葉も、本来は一人一人に別々にあったものではないか。


 世界の難民が5000万人を超え、これは第2次世界大戦以来の多さだそうだ。もしかしたら第3次世界大戦がすでに始まっているのかもしれない。まるで初めて会ったかような見知らぬ顔をして、いつの間にか目の前に立っている。


 そんなことをぼんやりと考えながらゼンマイを巻いて、針を標準よりすこし早めに合わせたら、それまでの溜めこんだ時間を吐き出すように、「ボンボンボンボン…」と鐘が鳴り続けた。



ある朝、洗濯物を干しに庭へ出ると、切り株の根元にウゴメクものが…。



キノコ?庭に?なめこ?食えるの?まさかね…。

放っておいたら…、



翌日には大きくなって…、


どんどん大きくなって…、




こんなになって…、



翌々日にはちょっと干からびてきて…、


でも、じいっと見ていたら、なんだか話し声が聴こえて、頭もいたくなったので、「これはおかしい!」と事典を調べたら、「マタンゴ」という毒キノコ、「人に憑りついてキノコ人間にしてしまう」というところまで調べて、急にめまいがして…、どうやら、そのまま眠ってしまったらしく、翌朝にあわてて見に行くと…、




マタンゴのいた場所には、何もなかった。

どこへ行ったのだろう。

あの時、「これで地球は俺たちのものだ」という声はいったい誰のだったのか。


明日の朝、あなたの庭をそおっと見てください。

もし、片隅にキノコが生えていたら…。


マタンゴはもういない。今日が燃えるゴミの日だったことと何か関係があるのだろうか…。



『WOOD JOB!神去なあなあ日常』

毎日、おうちで人形制作してるので、気分転換に出かけました、映画館へ。



筋立てに凝ったところはないけれど、わかりやすいストーリーが登場人物たちを立体的に描き出している。
主役の染谷将太くんは内向的な役が多かったけど、今回はバカでスケベで単純で素直な青年を好演。決して嫌味に落ちず、存在感を持たせてるのは懐の深い演技力のおかげかな。
ほかの役者さんも皆、好演。歳をとったら、光石研になりたい。

人間の小ささ、そして大きさに感動。みんな、子どもを作れ、育てろ。おれにはもう無理だけど。

エンドロールが始まると席を立ってしまう人がまだいますが、この頃の映画は最後の最後にオマケのついてることがあるので、場内が明るくなるまでは座っていた方がいいですよ。

さ、明日からまた仕事しよ!

昨日は北国・秋田も初夏の陽気。
お隣の庭では藤の花がまっさかりです。
丸々と太った蜂たちがお仕事中、
ぶんぶんいっている羽音が聞こえますか?