マタンゴ | 日々のクスクス

日々のクスクス

東北・秋田にうまれたプロ人形劇団の「クスクス」な日々

ある朝、洗濯物を干しに庭へ出ると、切り株の根元にウゴメクものが…。



キノコ?庭に?なめこ?食えるの?まさかね…。

放っておいたら…、



翌日には大きくなって…、


どんどん大きくなって…、




こんなになって…、



翌々日にはちょっと干からびてきて…、


でも、じいっと見ていたら、なんだか話し声が聴こえて、頭もいたくなったので、「これはおかしい!」と事典を調べたら、「マタンゴ」という毒キノコ、「人に憑りついてキノコ人間にしてしまう」というところまで調べて、急にめまいがして…、どうやら、そのまま眠ってしまったらしく、翌朝にあわてて見に行くと…、




マタンゴのいた場所には、何もなかった。

どこへ行ったのだろう。

あの時、「これで地球は俺たちのものだ」という声はいったい誰のだったのか。


明日の朝、あなたの庭をそおっと見てください。

もし、片隅にキノコが生えていたら…。


マタンゴはもういない。今日が燃えるゴミの日だったことと何か関係があるのだろうか…。