ワイン好き夫婦のおうちワイン日記 -7ページ目

Aloxe-Corton 1er Cru Les Grandes Lollières 1993

アロース=コルトン・プルミエ・クリュ・レ・グランド・ロリエール1993を開けました。造り手は、Domaine Maillard Père & Fils(ドメーヌ・マイヤール・ペール・エ・フィス)。


生産者のWeb Site によると、1766年に遡るルーツをもつ家の出で、1952年に設立されたドメーヌ。19haをコルトン、アロース・コルトン、ポマール、ボーヌ、ラドワ、ショレイ・レ・ボーヌ、ムルソー、ヴォルネイに所有しているとのこと。Grand Cruとしては、Corton Blanc、Corton Rouge、Corton Renardesを造っています。


このアロース=コルトン・プルミエ・クリュであるレ・グランド・ロリエールは、ジュラ紀前中期の石灰質泥灰土で、小石と硬い石灰質の砂利からなる茶色い土壌とのこと。この生産者の所有面積は0.39ha。新樽比率は50%。平均年産2000本。


この場所を地図で調べてみましたが、複雑です。Les Grandes LolièresというLieu-ditは、Ladoix-Serrigny村内にありながらAloxe-Corton premier cruを名乗っているのです。もちろん、Aloxe-Corton村内にもAloxe-Corton premier cruはありますし、かと言ってLadoix-Serrigny村にはLadoix-Serrigny premier cruもあるのです。なぜ、Aloxe-Corton premier cruの一部がLadoix-Serrigny村にあるのでしょうか?これ、調べてみると面白そうですが・・・。


ただ、手持ちの地図ではこのLieu-ditがGrand Cru Cortonに色分けされおり、混乱してしまいます。また、生産者の記載する名称がLollieresと"l"が二つなのですが、地図に記載されるのは"l"が一つ。どちらかが誤記なのかもしれません。



我々夫婦の結婚年の1993年は、今でも見つけるとちょこちょこ購入しています。でも、ブルゴーニュの場合、だんだんと飲み頃の期間が過ぎていく恐れもあり、検証していかなければなりません。この生産者によると、良年は15年から20年は熟成するとありますので、23年目に入るこの1993年はもう熟成のピークを過ぎているのかもしれません。


ということで、3年前に買ったこのキュヴェを開けてみることにしました。






濃いめのガーネット・ルビー。リムは既にオレンジからガーネットを呈しています。さすがに熟成した色合いではありますが、まだルビーがガーネットに勝っていて、しばらく持ちそうな気配を感じます。


香りは、乾燥したイチジク、ラズベリー、チェリー。これまた乾燥した赤い花。シナモンやナツメグなどの甘系スパイス。スー・ボワ。トリュフというべきかマッシュルームというべきか。アール・グレイ。なめし皮。濡れた葉っぱ。明確に熟成していますが、まだまだこの状態は続きそうな若さを感じます。


口に含むと、確かに熟成はしているものの、若々しさも十分に残しています。旨み。穏やかな酸味。現時点、良い状態だと思いますが、実はまだタンニンが多いのです。その点でバランスよくはなく、まだ時間が必要のようです。しかし、逆にこの先さらに進化してよくなる可能性があるということで、まだまだ期待が持てる・・・という結論です。


余韻は長く、中央に集中する味わい。口中の位置は中位。広がり感のあるワインですが、アペラシオンを反映してスケール感は大きくはありません。でも、このくらいのワインを綺麗に熟成させて飲むのが実は自分に一番合っているような気もします。



コルクは健在。でもこの感じからするとリコルクはされていないように思います。



アイコトマト

北海道産のアイコトマト。

ワインとの相性は何も起こらず(マリアージュ点5/10)。フレッシュなトマトと熟成ワインの接点のなさ。



五目厚揚げ

名も知らぬ厚揚げ。ひじきやらニンジンやらが入っていて、結構美味しい。

ワインとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。まあ、合わせなくてもいいですが・・・。



肉じゃが

熟成ブルゴーニュ赤には、結構和食が合うと思いますが、今回は肉じゃがにしてみました。お肉は千葉産のわかしお牛。交雑牛です。脂は少なく、あまり楽しい味わいではありませんでしたが、ヘルシーな肉じゃがとしては美味しく頂けました。

ワインとの相性は予想通り宜しいです(マリアージュ点7/10)。




飲んだ日:2016.1.24

入手日:2013.2.22

購入店:La Vinee

輸入者:恵比寿ワインマート

容量:750ml

品種:Pinot Noir 100%

アルコール度数:13%

甘さ:辛口

私達のお好み度: B++ (最高A++、最低C)

飲み頃度:ピークまであと数年から5年か・・・。

Rebuy:Yes, maybe.


Still young. We can wait another 5years. Though the scale is small, would be cheerful wine in its peak.

2010 Spätburgunder Trocken S Ökonomierat Rebholz

Weingut Ökonomierat Rebholz (ヴァイングート・エコノミラート・レープホルツ)の2010年産シュペートブルグンダー・トロッケン・Sを開けました。


プファルツの好きな造り手、エコノミラート・レープホルツの2010年。赤としては下位キュヴェですが、Qualitätspyramide(クヴァリテーツピラミッド?)においてVDP. Erste Lage(ファウ・デー・ペー・エアステ・ラーゲ)に属しています。ここはErste LageとGrosse Lageしかないのです。3年前に同じものを飲んで、そのフレッシュさにいたく感動しました。3年経過してどうなったのか、楽しみに開けてみました。







中くらいの濃さのルビー・ガーネット。既に熟成の色合いが混じります。ドイツの赤はブルゴーニュ赤に比べて色の変化が速いと思います。


香りは、ストロベリーを軸にしたチェリーやラズベリーなどの赤系果実。菫の花。そして、マッシュルーム、ほのかな動物香と、香りにも熟成の片鱗が感じられます。やはり、3年前と比べて明確に熟成が進んでいるようです。


口に含むと、甘い赤系果実、'10らしい冷涼な酸、そして柔らかいタンニンと、シュペートブルグンダーらしい味わいにほっとします。ミネラルは塩っぽさのあるところが特徴的でしょうか。比較的あっさりと軽快な味わい。甘苦酸のバランスが絶妙に取れています。実はドイツの赤に対しては、あの重く苦い味わい(これがミネラルなのかどうかはっきり認識できていませんが)を警戒するようになってしまっています。でも、このワインにはまだそれが少なくて助かりましたが、時間が経つにつれて次第にミネラルが自己主張を始めました。でも、そのせいで味わいが重たくなってくる直前で完飲。


3年前の味わいと比較すると、やはり我が家では早めに開けるのが好みのようです。そして、飲むなら力の入っていないキュヴェ。グラン・ヴァンではないもの・・・。どうやら、ドイツ赤に関してはビギナーのままで本質には迫れないようです。まあ、ブルゴーニュについても似たようなものかも。




表のエチケットには”trocken S”と記載されていますが、裏のエチケットには”TRADITION”と記載されていて不一致。その辺がきちんとしていないところが、ドイツのイメージとかけ離れていて面白いです。最近のヴィンテージは表にもTraditionと書かれているようです。





ブロッコリー


奈良県宇かじ産のブロッコリーを軽く茹でて、塩とオリーブオイルだけで頂きました。

ワインとの相性は何も起こらず(マリアージュ点5/10)。




メイン

なにやらグロテスクですが・・・。



カボチャのソテー

沖縄県産のカボチャ。ちょっと珍しい(と思います)。

ワインとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。




本マグロのカマ焼き

このちょっとグロテスクな見てくれの物体は、本マグロのカマの部分でした。いつもの奄美大島産。魚が得意な地元スーパーで、解体ショーでもやっていたのでしょうか、見慣れない部位が店頭に並んでいましたので、本命の刺身ではなくこちらをゲット。その他ほほ肉もゲット。

以前、東京駅構内のお店でカマ焼きを買って食べたときは、かなり生臭くてとてもじゃないけどワインのお供にはできなかったのですが、こちらはさすがに新鮮。生臭さがほとんどなく、ふわっふわっしていて柔らかくて脂もたっぷり(でも結構さらりとしているんです)。これは美味。日本酒を登場させないといけない場面ではありましたが、ワインとの相性も宜しかったです(マリアージュ点7/10)。やわらかい風合いはこのシュペートブルグンダーとも共通点があったように思います。



飲んだ日:2016.1.16

入手日:2014.2.28

購入店:ドイツのショップ(B)

輸入者:個人輸入(空輸)〈緑家さん経由〉

容量:750ml

購入価格:€17.40

品種:Spatburgunder 100%

アルコール度数:13%

甘さ:辛口

私達のお好み度: B+~B++ (最高A++、最低C)

飲み頃度:今がピークか、既に過ぎていたかも(自分にとっては)。

A.P.Nr. 5 069 105 008 12

Rebuy:No


Nice red berries but its inherent betterness gradually coming out. May be in its peak or bit late.


Wine Party with OG-san 2

Puligny夫の高校時代の同級生のOGさんと再びワイン会。


今回のテーマは仏米ピノ・ノワール。ワインを本格的に飲み始めたばかりのOGさんが是非にというテーマです。



この日のラインナップ


とは言っても、4本のうちピノは赤の二本。白の二本はシャルドネです。


まずはシャンパーニュ。



    Fleur Blanche Blanc de Blancs Brut 2007 Beaumont des Crayères


ボーモン・デ・クレイエールは、エペルネ近郊マルドゥイユのCM(コーペラティヴ・マニピュラン)。

抜栓時に、ちょっと吹いてしまいました。コルクはしばらくすると原型に戻ってしまいましたので、早過ぎたということですね。それもそのはず、デゴルジュマンが昨年の7月9日と間もないボトルでした。そのせいもあって、初日は味わいはバラバラな感じ。OGさんには申し訳なし。

泡は抜けた3日後、味わいも統率が取れてベターに。甘さはややしつこい(ドザージュ10g/l)けれども、適度なミネラルに控えめな酸。'07だからでしょうか。柔らかな味わい。いや、むしろ弱い味わいというべきかもしれません。それでも、さすがに余韻は長く、フレッシュでかつ複雑な味わい。洋梨、花、ヴァニラ、ブリオッシュの香り。果皮によると思われる収斂性があります。外に向かって拡散していく味わい。




生産者の方にいただいたサイン。これは牛の絵?



続いて、マコン。


Mâcon-Pierreclos Le Chavigne 2012 Guffens-Heynen

マコンらしい鷹揚な味わいながらも、芯のある味わい。きちんとしたミネラリティを感じさせるテロワールだと思います。初日は樽のニュアンスが突出しており、シャンパーニュ同様、若干バランスを欠くところもありましたが、まずまずの味わい。実は後述の牛すね肉の煮込みとの相性が良かったワインの一つ。牛肉とシャルドネって結構行ける場合があると思います。


翌日は、バランスを取り戻し、ハーブの香りとバターとヴァニラの共存。そして、なめらかで密度感のある味わい。最近マコンから遠ざかっていますが、また飲みたいと思わせてくれるシャルドネでした。



次はテーマのピノ。まずは米。




       Paraiso Pinot Noir West Terrace 2010



カリフォルニアのピノ。もちろん、こちらがOGさんからのご提供ボトル。

ブルゴーニュを意識して力が入り過ぎたピノとは異なり、これは適度に力が抜けていて、良い意味でカリフォルニアらしいピノだと思います。とても飲みやすく、率直な味筋で美味しい。自然の甘さが健康に熟したブドウをイメージさせ、カリフォルニアの美点が出ているなあと思います。つまり、ブルゴーニュとは方向性が異なるワインであることを再認識したということです。ただ、後述の牛すね肉の煮込みと寄り添うことはありませんでした。それもそのはず。煮込みはブルゴーニュワインで作りましたので。。。


続いて、ブルゴーニュ。




Pommard Premier Cru Clos Orgelot (monopole) 2011 Clos du Moulin aux Moines

こちらは我が家から。オークセイ=デュレスを拠点とする生産者。ポマール1級。クロ・オルジュロはモノポールです。Les Petits Epenots(レ・プティ・ゼプノ)の直上とのことですが、所有している地図には載っていませんでした。植樹年は1/3が1921年と古く、残りは1990年と1993年。樽熟成20-22か月、新樽比率15-25%、生産本数5000本。



当然早いのですが、ヴィンテージ的には早くても良いかと思って。しかし、プルミエ・クリュまでいくと、やはり硬かったです。もしかしたら、今が一番眠りが深いタイミングだったかもしれません。2011年のプルミエ以上はちょっとの間開けるのをやめておいたほうが良いかもしれません。それでも、ブルゴーニュらしい酸が立ち、奥行きと広がり感、そして余韻のあるワイン。それに加えてポマールらしいマスキュランさを感じることができました。しかしやはり、あと5年は欲しいところでした。すね肉煮込みとの相性は、さすがに秀逸。




山形牛すね肉のブッフ・ブルギニヨン

山形牛のすね肉を使ったブッフ・ブルギニヨン。なかなか美味しくできました。地元のスーパーで見つけた見た目も良い牛肉。しかし、ワイン会のずっと前に購入せざるを得ませんでした。よって冷凍保存せざるを得なかったのですが、実はお店の方のアドバイスで、アルミホイルで肉をくるんで空気と触れないようにした後にラップして冷凍しておいたのでした。こうしておくと、「冷凍焼け」が避けられるとのことで。そのお陰で良い肉質が保たれたように思います。まあ、煮込み用だからできたことで、ステーキ肉には適用できない技ではありますが・・・。




デセール

いろんな方から頂いていた小菓子を並べて出させて頂きました。




鶏もも肉の煮つけ

OGさんがお手製の煮つけを持ってきてくれました。こちらは翌日に食しました。味がしっかりと染みていて素晴らしい。行平鍋を使って、手間暇をかけて作っているそうです。車でいうと、オートマではなくマニュアル車的な作り方とはOGさんの弁。



久しぶりのワイン会だったので、写真をかなり取り損なっていました。最近、結構そんなことが多いです。それで、後でボトルを撮り直し。


たまーにですが、こんな小さなワイン会を続けていきたいと思います。OGさん、来てくれてありがとうございました。




ワイン会の日:2016.1.9



我が家提供のワインのみ


Fleur Blanche Blanc de Blancs Brut 2007 Beaumont des Crayères

入手日:2015.12.2

購入店:伊勢丹ノエル・ア・ラ・モード

輸入者:モトックス

容量:750ml

品種:Chardonnay 100%

アルコール度数:12%

甘さ:中辛口



Macon-Pierreclos Le Chavigne 2012 Guffens-Heynen

入手日:2015.10.11

購入店:三越フランス展

輸入者:八田

容量:750ml

品種:Chardonnay 100%

アルコール度数:13%

甘さ:辛口



Pommard Premier Cru Clos Orgelot 2011 Clos des Moulin aux Moines

入手日:2015.3.2

購入店:伊勢丹催事場

輸入者:モトックス

容量:750ml

品種:Pinot Noir 100%

アルコール度数:13.5%

甘さ:辛口