ワイン好き夫婦のおうちワイン日記 -6ページ目

Domaine Alain Burguet à Gevrey-Chambertin

それでは、2016年ブルゴーニュ訪問記、始めます。


GWが始まる4/29の前に1日だけ、ほぼそこでしか取らない休みをもらい、毎年恒例にしているブルゴーニュ訪問に行って参りました。帰りは、(月)からの仕事が始まる前日を時差ボケ調整に充てるため、5/7(土)に戻ってきました。という訳で10日間という過去最長(1日だけですが)の旅行と相成りました。


フライトはいつものANAでしたが、昨年との違いは、成田からのフライトが廃止されたこと、そして残った羽田便も直前になって出発が40分後倒しされたこと。昨今の日本からのヨーロッパ旅行の不人気を先取りした形で便数を減らしたことで、基本フライト自体は満席。この辺、やりますねえ、ANA。ところが、この時間変更のお陰で、既に購入していたパリからディジョンへのTGVチケットが払い戻し不可だったものだから、なんとそれを捨てることになってしまいました。ちょっと苦情を言いましたが、「そのTGVに乗れるように前日のフライトに変更できます」なんて言われてもねえ・・・。ということで、今回のANAにはやられました(苦笑)。でも、着いたパリで我々の荷物がとても早く出てきたのは、もしかしたらこのことと関係あったのかもしれません。



羽田空港にて


羽田は成田みたいな大掲示板ってなかったでしたっけ?とりあえず、手近な小掲示板を撮影。パリ(CDG)域のNH215便。11:05発です。


今回は機内の情報は省略しますが、今回はシートを若干ダウングレード。どうせいつも眠れないし、食事もワインも、これから行くところを考えたら不要だし(そもそもシャンパーニュが〇○だし)、ということで。でも、帰りは必ず寝てしまうんですよね。まあ、疲れのレベルが違いますからね。


CDGには定刻の16:25とほぼ狂いなく到着。昨今の事情できっとイミグレーションは長蛇の列になると予想していたので、速足で入国審査に向かいました。案の定我々の後には長蛇の列が。そして、最近やっときちんとパスポートチェックするようになった窓口で、帽子を取って挨拶すると、フランス国内への入国です。荷物を回収できたところで17:00過ぎ(早い)。そこからCDGVAL(無人運転シャトル)で到着したターミナル1からTGVの出るターミナル2に移動します。


そこではまず、TGVがきちんと動いているかをInformationで確認。というのも、その前日までSNCF(フランス国有鉄道)がストをやっていたからです。確認したところ、RERや普通電車はストの影響で間引き運転中でしたが、TGVは動いているとのこと。ホッとして、TGVの出る19:58まで空港内で時間を潰すことにしました。


このTGVだとディジョンには22時近くになるので、長旅のあとにDr. Wineに行く気力もなく・・・。ということで、空港内で食事をしておくことにしました。でも、あまり空港内での食事場所ってないんですよね、CDGって。スタバやマックはありますが、いやいや、さすがに。それでターミナル2内を彷徨い歩いていると”Bistro”の表示があり、行ってみるとありました、レストラン、いやビストロが。18:00過ぎくらいになっていたので、ここで食事をすることにしました。



空港内ビストロ(FRENCHY'S BISTRO)の店内から



まずはビール(笑)で乾杯。ビールだけサービスタイムで半額だったので(笑)



食事は鴨と鶏。



このポテト、いいですね。鴨はふつう。



こちらのブレス鶏は結構いけました。リゾットとその上の牡蠣入りバターも。



今回は初日から食べ過ぎも飲み過ぎもなく(翌日から怒涛の飲み食いが待っているので)、あっさりと終了してTGV待ちです。ANAの時間変更によりチケットを捨てざるを得なかったTGVは、実はガール・ド・リヨン駅からの出発だったので、大荷物を持ってのパリ市内の移動は厳しかったかなと思っています。ですので、再購入にはなってしまいましたが、空港発のTGVにしたのはむしろ良かったのかもしれません。

19:58発Mulhouse Ville行き。途中のDijon Villeで下車します。プラットフォームで自分たちの乗る車両の止まる位置がわからず、近くのムッシューに尋ねたりしましたが、こういうところがフランスの鉄道が不便だなと思うところの一つです。






ディジョンには21:43に到着。宿は駅近くのホテルで素泊まりです。改装したばかりのきれいな部屋で、しかも何故か2ランクもアップグレードして頂き広い部屋となったので、とても快適でした。この時ふと、観光客がかなり少ないのではないかと思ったりしました。



            朝のディジョン              


翌朝(4/29)。素泊まりにしたので、というかどこかのカフェで朝ごはんを食べたいと思って外出。ちょうど通勤時間帯だったので、満席のトラムがひっきりなしに走っています。赤紫色に統一されたトラムとトランスコのバスは、今ディジョンのカラーになっているようです。



Brasserie l'Edito

プティ・デジュネは目に留まったブラッスリーで。クロワッサンとカフェを。しかし、ここは観光客などいなくて、皆常連客ばかりだったようです。出てきたのは、小さなクロワッサン2個とパン・オ・ショコラ、それにカフェ・オ・レ。それで二人で€13.60。オレンジジュースやら牛乳やらチーズやら卵料理やらカフェお代わりやらをできることを考えると、朝しっかりと食べる我々にとっては一人€15のホテルのプティ・デジュネの方がお得だと思いました。



Artisan Patissier Boulinger Maison Lauat

朝のブーランジェリー。結構人が入っていたので立ち寄りました。ここでその日のデジュネを仕込みます。ここで、習いたての片言フランス語で注文。まあ、通じたは通じたけれど、微妙な不満足感。まあ、フランス語で話し掛けたつもりなのに、「は?」って感じで無視された昨年に比べれば上出来でしょう。でも、結局、旅行全体通して不満足感は募るばかりでした。いやいや、めげずに一歩一歩、ステップアップしていこうっと。




さてさて、前置きが長くなりましたが、お待ちかねのドメーヌ訪問です。


ホテルに予約してもらったタクシーで、ディジョンからジュヴレ=シャンベルタンまで移動します。トップバッターはDomaine Alain Burguet(ドメーヌ・アラン・ビュルゲ)。約束の時間は11:00。その前に、その日に泊まるジュヴレの宿に寄って、荷物を預けることにします。宿の詳細は次回の記事に書くとして、よかったことが二つ。一つはまだ朝の10:00過ぎだと言うのにチェックインさせてもらえたこと、もう一つは、1ランク上の部屋にアップグレードして頂けたこと。ディジョンもそうでしたが、こうなると印象良いですよね。


アラン・ビュルゲには、その宿から歩いて数分です。



            Domaine Alain Burguet


昨年訪問した時は、ここに車が止まってたっけ。また、訪問者の扉が奥の大きな扉ではなく、左の小さな扉であることは、知ってますよ~。





トントンと左の扉を叩くと、出てきたのはお兄さんのJean-Lucさん。本当は昨年対応して下さった弟のEricさんが今回も対応してくれる筈だったのですが、急な用事ができたとのこと。Ericさん、我々とちょこっと挨拶するやいなや、出かけてしまいました。


そこで、今回はJean-Lucさんが対応くれるとのこと。しかし、Jean-Lucさんにとってその日はとても忙しい日でした。なんと、Château du Clos de Vougeotでintronisation Chevalier du Tastavin(シュヴァリエ・タストヴァン)を叙任される日だったのです。それにもかかわらず、我々に二時間近くも付き合って頂いたJean-Lucさんに感謝する次第です。





試飲は樽から。まずは瓶詰直前の2014年ヴィンテージ。樽は1年樽を選んでくれました。新樽から試飲するとワイン自体の味わいがわかなくなるから、とのこと。


(1) Gevrey-Chambertin Symphonie 2014


サンフォニーは、過去にLa Justice(ラ・ジュスティス)やTradition(トラディシオン)としてリリースしていたキュヴェなどをアッサンブラージュして造られます(サンフォニーとはよく言ったものです)。国道N974号線の東側で、グランクリュやプルミエクリュから離れる方向にもかかわらず、いつもミネラリー。それは、この辺りの土壌は石灰質が多いからとのこと。こちらの樽からは翌週の5/2(月)に瓶詰め予定とのこと。


(2) Gevrey-Chambertin Mes Favorites Vieilles Vignes 2014


ああ、メ・ファヴォリットの香りです。サンフォニーと比べると、フルーティーでヴォリュームがあって、ずっと粘土質的な味わい。面白い話なのですが、実はこのメ・ファヴォリットはサンフォニーとは国道を隔てて反対側(グラン・クリュ側)の畑なのです。つまり、石灰質優勢のグランクリュから国道に向かって降りてくると、粘土質が優勢になり(この辺りにメ・ファヴォリットがある)、そして国道を跨ぐとまた石灰質になってくる(この辺りにサンフォニーがある)という訳なのです。


メ・ファヴォリットはいつも美味しいです。エネルギー感とフィネスの共存。少し前まで所有面積は3.5haでしたが、今はもう少し増えたとのこと。確か、昨年Ericさんんが親戚のおじさんたちから少しずつ畑を購入していると言っていましたっけ。


ビオディナミのカレンダーに従って5/24の「果実の日」に瓶詰めを行うとのこと。メ・ファヴォリットには「果実の日」が良いのですね、なるほど。じゃあ、サンフォニーは「根の日」かも。



続いて、2015年もの。


(3) Bourgogne Rouge les Pince Vin 2015


こちらはレジオナルですが、かなり美味しいです。ヴィラージュかと思うくらいに。パワーが感じられます。これは2015年というヴィンテージの賜物と思います。でも、酸もきちんとあって、バランスが取れているのです。このレジオナル、ちょっとした秘密があって、ここでは書けませんが味わいのバランスが良くなるように造ったとのこと。新樽比率は7~10%とのことです。



(4) Gevrey-Chambertin Symphonie 2015


再びサンフォニー。相変わらずミネラリーですが、2015年由来の果実とタンニンが感じられ、幾分かの酸と良い具合にバランスしています。こちらもなかなかの味わいです。こちらの新樽比率は20%とのことで、下記する事情により通常よりも高い比率のようです。



(5) Gevrey-Chambertin Mes Favorites Vieilles Vignes 2015


そして、メ・ファヴォリット。この味わいが好きだということもありますが、これは文句なしに素晴らしい。この2015年由来のヴォリューム感は、並みのヴィラージュを遥かに超越しています。これがもう一年ほど樽熟されて角が取れて来たら・・・。これは2015年がますます楽しみになってきました。


ちなみに、このキュヴェの新樽比率を聞いてみると、2014年など通常は30%とのことですが、この2015年産については45%程度になるとのこと。これは、購入した新樽の数に対して収穫量が少なかったためとのこと。でも、2015年のこの果実感満載のヴォリューミーな味わいなら、新樽比率を高めてもいいはず。予想外だったけれど、結果オーライということではないでしょうか?



(6) Chambolle-Musigny les Echézeaux 2015


これは知らなかったキュヴェ。これはさらりとして悪くないシャンボール。我々はミネラルとタンニンから来るギッとしたキツさのあるシャンボールが好きになれないのですが、こちらは全くそんなことがありません。確か、昨年はChambolle-Musigny Les Chardannes(レ・シャルダンヌ)という名前だったと思ったのですが、違っていたみたいです。それはもう既に造っておらず、2011年からこのLes Echézeaux(レ・ゼシェゾー)を造っているとのこと。ご存知の通り、買いブドウです。ちなみに、ヴォーヌ=ロマネというか、フラジェ=エシェゾー村の有名なエシェゾーは"Échezeaux"であって、アクサンテギュの位置が異なるんだよ、とJean-Lucさんが教えてくれました。



(7) Vosne-Romane 2015


こちらも知らなかったキュヴェ。そして2011年から生産。確かにヴォーヌ=ロマネの味わい。感想はまずまずと言ったところでしょうか。うーん、メ・ファヴォリットとはテロワールが違いますが、どうも買いブドウのキュヴェには感動的な美味しさが感じられません。誤解のないように言っておきますと、一般的にはとても美味しいんですよ。ただ、他が凄いので。



(8) Gevrey-Chambertin 1er Cru les Champeaux


これは素晴らしいです。目の細かいタンニンが、ワインのスムーズなテクスチュアを形作っています。これはメ・ファヴォリットの一枚上手の味わいです。流石はプルミエ・クリュ。それもそのはず、ってちょっとこじつけ気味ですが、自社畑なんですね、こちらは。これは欲しいなあ。



(9) Vosne-Romanee 1er Cru les Rouges du Dessus 2015


こちら買いブドウですが、いいですねえ。きちんとした骨格、標高の高い冷涼なヴォーヌ=ロマネ。結構良い出来ではないかと思いました。まあ、場所が場所ですから(Échezeaux Grand Cruの真上)。



(10) Chambertin Clos de Beze 2015


この蔵唯一のグラン・クリュ。たったの3樽生産。2004年から造っているとのことです。我々も好きなグラン・クリュし。しかし、残念ながらクロ・ド・ベーズの静かなエネルギー感、緊張感といったものが今ひとつ伝わってきません。おそらく閉じてしまっているからかではないかと思いますが、昨年もそんな印象だったなあ。


「このブドウを分けてくれる生産者の名前って秘密だよね?」と聞くと、Jean-Lucさん、「そんなこと誰でも知ってるから秘密でもなんでもないよ」。あら、そうなんですか。「買いブドウだけど、毎年同じところだし、しかも畑の上から下までの一続きの良いところを分けてくれるから、ありがたいと思ってるよ」。おそらくですが、畑に行ったことがある方はわかると思いますが、その場所とはダモワ小屋そばの数ウーヴレの幅の細長い区画だろうと推定しています。



最後に、その日の朝開けたというボトルのメ・ファヴォリットを。



(11) Gevrey-Chambertin Mes Favorites Vieilles Vignes 2012


うむ、美味しい。凝縮感、甘さ、きめ細かいタンニン。もっちり感と丸みを帯びた味わい。収量が半分になってしまった年の目の詰まった味わい。我々が差し上げたお土産のお返しに、ほとんど残っているこのボトルをプレゼントして頂きました。




地図で畑の位置を教えてくれるJean-Lucさん



メ・ファヴォリットの入った樽


メ・ファヴォリットは今や3.5haを超える面積ですから、228Lの樽で50樽程度になっているようです。




Jean-Lucさんがここから撮ると良いよと言ってくれた位置から。



Jean-Lucさんに最近のヴィンテージの印象について伺ってみました。


2012年 難しいヴィンテージ。収量50%に落ち込んだ。でも質は素晴らしい。

2013年 収穫を遅くすることによって成功したヴィンテージ。

2014年 丸みがあってフィネスを感じるヴィンテージ。

2015年 力強さ、エネルギーのあるヴィンテージ。


とのこと。


その他諸々の会話から、いくつかピックアップしておきます。


「Lavaux St. Jacquesは自社畑なの?」

「そう。ワイン造りを引退するおじさんから購入したんだ。3樽の少量生産だよ」


「Jean-LucとEricはどう分業してるの?」

「Ericは主にオフィス、自分は栽培と醸造。でも二人ともどちらの仕事もできるようにしているよ」


「醸造中の温度コントロールしてないって聞いたけど?」

「いや、秘密があってね。というか秘密でもないんだけど、収穫時に醸造所内を二台のエアコンで14℃まで冷やすんだ。部屋だけでなく、選果台から始まってタンクやら他のすべての設備を冷やしてしまうんだよ。そうすることでブドウの発酵中の温度が上がりにくくなるんだ。アランの発案さ」


「どのキュヴェが一番自分らしく造れた?」

「メ・ファヴォリット」


「他の生産者と違うところはどこだと思ってる?」

「すべてだね。ワイン造りに関する考え方も、もちろんテクニカルなところも」



話が終わってオフィスに戻ると、そこには先代のお父さんのアランさんが居られました。貫禄のある方ですね。どちらかと言うとEricさん似ですね、お顔も体形も。握手しましたが、その手は確かにヴィニュロンの手でした。Jean-Lucさんのシュヴァリエ叙任の推薦者は確か二名必要だと思いますが、その一人が父上のアランさんとのことでした。



            オフィスに飾られていたボトル

これは、どうやら、1980年のシュヴァリエ・デュ・タストヴァンで振る舞われた1978年産のジュヴレ=シャンベルタン(もちろん生産者はアラン・ビュルゲ)のようです。ということは、アランさんは1980年に叙任されたのかもしれませんね。


最後に、ジュヴレ界隈でJean-Lucさんが毎週のように行くというレストランを教えてもらいました。そのレストランにはその日の夜に行ってみましたが、とても美味しくて良いレストランでした。次回か次々回に詳細を書きます。


この蔵は、今後ますます目が離せないと思います。我々も少なくとも手に入りやすいメ・ファヴォリットくらいは、全ヴィンテージを飲んでいきたいと思っています。





Jean-Lucさん、お忙しい中お付き合い頂き、ありがとうございました。




つづく・・・。

4度目のブルゴーニュ訪問

お久しぶりです。


このゴールデンウイークにブルゴーニュ訪問してまいりました。2009年、2013年、2015年(2014年はシャンパーニュ)に続いて4度目になります。


4月からブログ更新しておりませんでしたが、ワインも開けてますし、一応やることはやってます(笑)


今回の訪問の感想ですが、ざっくりと言うと、今のヨーロッパにはテロによるネガティブな空気が蔓延しているはずであるにもかかわらず、その当事者たるパリには観光客が溢れ、ブルゴーニュでは例年と同じように穏やかな時間が流れていました(但し今回は別の意味で暗い雰囲気ではあったのですが)。ただ、見渡す限り観光客のほとんどが欧米人で、特にパリでのアジア人観光客の比率は低かったように感じました。昨年のパリではアジア人団体客が目立って仕方がなかったので、これは大きな違いです。我々日本人を含むアジア人はやはりヨーロッパやフランスを敬遠しているようです。


今回のブルゴーニュには、上述した通り、別の意味での重苦しい雰囲気がありました。それは、先月4月26日夜から27日朝にかけての急激な気温低下による凍霜害の影響のためでした。この影響はブルゴーニュ全域を一日にして震撼させました。発芽したばかりの可愛らしい新芽(第一芽)が紫色や灰色に変色して枯れてしまった無残な姿を、コート・ド・ニュイからボーヌまでのあらゆる畑で目撃せざるを得ませんでした。場所によっては60%~70%、あるいは100%と壊滅的なところもありました。なんと酷い光景。本来なら若々しい黄緑色の新芽がすくすくと伸びているころなのに・・・。一応、第二芽に期待をできない訳ではないとのことですが、いずれにしても大ダメージであることには変わりません。これも自然のなせる業。2013年7月訪問時に出くわしたボーヌ周辺を襲った雹害もしかり、人間は自然の前ではいかに無力であるかということを、今回も期せずして思い知ったのでした。2010年以降のブルゴーニュは、自然災害やらなにやらで収穫量が少ない状態が続いており、やっとまともになったと思った2015年からわずか一年で、再び低収量年に戻ってしまうようです。これでは零細企業たる一般ドメーヌが事業存続できなくなるのではと心配になります。


さて、今回訪問したのは、下記の9軒です。


①04/29 Domaine Alain Burguet (Gevrey-Chambertin)

②04/29 Domaine Marchand Frères (Gevrey-Chambertin)

③05/02 Domaine Faiveley (Nuits-Saint-Georges)

④05/02 Domaine Anne et Sébastien Bidault (Robert Gibourg) (Morey-Saint-Denis)

⑤05/02 Domaine Meunevaux (Ladoix)

⑥05/03 Domaine de Bellene (Beaune)

⑦05/03 Domaine Chandon de Briailles (Savigny-les-Beaune)

⑧05/04 Domaine Eric de Suremain (Monthelie)

⑨05/04 Domaine Buisson Charles (Meursault)


昨年行ったドメーヌが4軒、それ以前に言ったことがあるドメーヌが2軒、新規訪問が3軒です。今回はすべてドメーヌです。昨年の反省を踏まえてメゾンには行きませんでした。そして、今回もお気楽というよりもやや修行的な訪問になりました。今回はかなり自分でアポを取ることができましたが、半分近くはいつものKさんのお世話になりました。


さらに、Domaine Trapet (Gevrey-Chambertin) でのテイスティング・ランチにも行ったので、それも入れると10軒ということになります。本当はDomaine Denis Berthaut (Fixin)のテイスティング・ルームにも行こうと思ったのですが、無理が出てやむなく断念。


そんな感じの訪問旅行と相成った訳ですが、やはり大事なのはその詳細を記録しておくこと・・・。これは当ブログでじっくりと時間をかけて書いていきたいと思います。ただ、その前に書かねばならない記事がたんまりと残っておりまして、今はそれを先に書くかどうかと思案しているところです。


いずれにしましても、最近はまとまった時間が取れずに投稿ぺースが一層緩んでいるところですので、そんな感じでゆるりとお付き合いいただけますと幸いです。

Meursault Vieilles Vignes 2013 Buisson-Charles

ドメーヌ・ビュイッソン・シャルルのムルソー・ヴィエイユ・ヴィーニュ2013を開けました。


二度ほど訪問させていただいて、贔屓にしているドメーヌのコミュナル(村名)です。2本持っているので、若い今開けてみて、もう一本の明け時を読もうと思って・・・。




中くらいからやや薄めのレモン・イエロー。


香りは、ライム、グレープフルーツ。青りんご。菩提樹の花のような白い花のイメージ。グリーン・ハーブ。白コショウ。ムルソーにしては高めのトーン。


口に含むと、冷涼な味わい。樽が少なく、スリムな味筋。酸は高く(と言っても高過ぎず)、とても良いバランス。舌の横にギシッと感じる果皮感はいかにもムルソー的ですが、それ以上に優しさとエレガンスが優先的に感じ取れます。フレッシュな果実味、ミネラル、そして旨味も感じられ、この造り手のレジオナル(オート・クチュール)とは明確に異なる要素、つまりマチエールがあります。現時点でも十分に美しいバランス。


まあ、若いのによく出来た子で・・・。あ、褒め言葉ですにひひ


さて、もう一本の明け時ですが・・・。正直いつでも良いのかもと思いました。今の時点で美味しいので、できれば明確に熟成した頃7,8年後が良いのだろうと思います。


2013年はCool and Dryのヴィンテージ。同じカテゴリーには'96があることから、白のGreat Vintageとなる可能性の高いヴィンテージ。そして、現時点その通りシャブリ、コート・ド・ボーヌ白にとって良い年と言われているようです。これまでに飲んだ印象を考慮すると、確かにその通りかもしれません。







            ミニトマト

八女はなひめという名前のミニトマト。

ワインとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。




バチマグロ中トロ

千葉の勝浦港で上がったバチマグロ。新鮮で美味。

ワインとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。




肉じゃが

今回の肉じゃがのお肉は山形牛のミスジ。良質な脂肪分があって、リッチな味わい。

ムルソーとの相性は、宜しいです(マリアージュ点7/10)。まあ、ピノの方が良いのかもしれませんが、最近シャルドネと和牛との相性に嵌りつつあります。




タレッジオSAKE

こちらは、伊勢丹の催事場で入手したタレッジオ。フロマージュリーヒサダ。タレッジオは塩水で洗うウォッシュタイプ。でも、これは塩水ではなく特別に準備した日本酒で洗って作るとのこと。その名も「タレッジオ酒」。

確かに日本酒の風味やまったり感があって面白い。

ワインとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。皮と中身は味わいは異なりますが、ワインとの相性は同じくらいでした。




 

飲んだ日:2016.2.7

入手日:2015.6.12

購入店:松澤屋

輸入者:松澤屋

容量:750ml

品種:Chardonnay 100%

アルコール度数:13.5%

甘さ:辛口

私達のお好み度: B++ (最高A++、最低C)

飲み頃度:今も美味しいし、あと10年くらいは熟成すると思う。

Rebuy:Yes


Already delicious and will have been evolved for 10 years. Elegant Meursault.