メゾン・デュ・タストリュンヌのシャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ2010を開けました。
ニコラ・ポテルのドメーヌ、「ドメーヌ・ド・べレンヌ」の醸造責任者を務めるシルヴァン・デボール氏が立ち上げた小規模ネゴシアンが、この「メゾン・デュ・タストリュンヌ」。シャブリも造ってますが、本来はコート・ドールの造り手なので、ラインナップはニュイ赤とボーヌ白がほとんど。
2009年のブルゴーニュ初旅行にて、当時のドメーヌ・ポテルを訪問した時にテイスティングの相手をして頂いたのが、このシルヴァン・デボール氏でした。その少し前まで大学にいたという氏は、芸術家然とした風貌で、話すことが本当に面白い方で、楽しい時間を過ごしました。
4月の伊勢丹フランス展にて、「メゾン・デュ・タストリュンヌ」の造り手の方のセミナーがあるというのを聞いた時は、全くピンと来ませんでした。しかし、そのパンフレットに載っていた小さな写真を見て、あれ、この人もしかしたら・・・と思ったんです。それで、何とか頑張って伊勢丹まで行ってみたところ、確かにシルヴァンさんでした。
2009年に、ボーヌで建設途中のドメーヌ・ポテルで試飲させて頂いたんですよと言ったら、なんと覚えておられたんです。まあ、正確にはそうおっしゃって頂いたということですが・・・
この楽しい再会に何かの縁を感じ、今度また行ってもいいですか?と聞いたら、是非是非と快い返事。
んじゃあ、行きますか
中くらいの濃さのレモン・グリーン。
香りは、グレープフルーツやライムの柑橘系。白い花を想わせる香り。青っぽいハーブのような爽やかな香り。白い土壌をイメージするチョークの香り。そして、甘さを感じさせる蜂蜜の香り。香りは実にシャブリらしいです。
口に含むと、スパッと抜けの良い味わい。フレッシュで小気味よいです。ボーン・ドライではなく、若干の甘味を感じます。酸は高過ぎず低過ぎず、綺麗でピュアな印象。刺々しくなく、優しいシャブリ。エグみもまったくなく、素直な造り。クセが全くないのは良いことなのか、そうではないのか・・・。しかし、初めてシャブリを飲む人には最適なんじゃないかと思います。
フランス展では、シャブリ以外に、ムルソーやブル白、ジュヴレやブル赤などもテイスティングしました。そしたら、どれにも似通った特質、つまり「ピュアさと綺麗さと優しさ」があるように感じました。これはきっと、シルヴァンさんの性格によるものなのだろうと思いました。
シルヴァンさんにサインを頂きました。「ブルゴーニュで待ってるよ」というフレーズも書いてありました。
実はこのメゾン・デュ・タストリュンヌは、三越伊勢丹限定とのこと。
成型コルク。ブショネ対策。
リコッタチーズとツナのサラダ
先日の巻物のために入手したリコッタチーズのあまりを使ってサラダに。ツナの缶詰とトマトと一緒に。
ワインとの相性は、宜しいです(マリアージュ点7/10)。さすがに、フレッシュな村名シャブリとサラダは行けます。
レンズ豆のトマト煮込み
メインは軽くレンズ豆。トマトピューレを使いました。
ワインとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。まあ、レンズ豆って、食感から言うと若干のタンニンをもつ赤が合うと思うので、シャブリとはそれほど合う訳ではありません。
飲んだ日:2013.5.26
入手日:2013.4.24
購入店:伊勢丹(催事場)
輸入者:センチュリートレーディング
購入価格:\3,150
アルコール度数:12.5%
私達のお好み度: B++ (最高A++、最低C)
飲み頃度:今美味しい。早い方が美味しいような気がする。