<「100円」響く…日本マクドナルドHDが大幅減益>


 日本マクドナルドホールディングスが9日発表した2005年6月中間連結決算は、経常利益が前年同期比77・4%減の5億円、税引き後利益が57・5%減の4億円と、大幅減益となった。
 売上高は5・3%増の1576億円だったが、4月からチーズバーガーなど9品目を100円に統一した「100円マック」などの低価格戦略により、客単価が7・6%減少(既存店ベース)したのが響いた。
 原田泳幸会長兼社長は記者会見で、上半期の大幅減益は「今後の成長のための投資」とし、まず低価格で来店客数を増加させた後、新商品投入などで客単価を上げる戦略だと強調した。さらに、「下半期には必ず収益が回復する」と話したが、7月末から500円のセットメニューの半数以上を30円値上げしており、低価格路線の変更が客離れにつながる懸念もある。



[記事]:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050809-00000216-yom-bus_all
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商売のなんたるかは、σ(^-^)のような者には計り知れない部分が多いのだろうが、物には必ず適正価格というものがあると思う。
だから必ずしも「安売り=善」とは言い切れない。
安売りをすると、顧客はそれがその物の適正価格だと誤認する。
そうすると今度はその価格より安くなることを期待する。そしてまた安売りする・・・
という悪循環にはまるのだ。
これは顧客にとっても供給者にとっても良くないことなんじゃないだろうか?

「お目覚めかな」

 薄暗い男、とうに初老の域に達しているであろう男が、僕に覆いかぶさるように顔を覗
きこんでいた。

「・・・くっ・・ん・・ん・・はっ・・・・
・・・セ・・リカ・・・・」

 声が出ない。喉が…重い。

「苦しいか。仕方ないな」

 無機質な男の存在が、さして広くはないこの空間にねじりこまれてきた。
 右目の片隅で乱暴に燃えているローソクの光が、容赦なく無様な僕を照らしだしている。

「次の客が待っている。早く出て行ってくれ」

 疲れたように動かない身体を精一杯の力で起こそうとする。

「手伝ってやれ」

 男がそう言うと、両脇にいた傴僂男が、僕の手足を掴んで無理やり持ち上げ、そして家
の入口付近に向かって放り投げた。

「ぐはぁっ!」

 血の混じった大きな痰が、口腔を下品に汚した。

「さあ、ブツを頂こうか」

 傴僂男が「次の人」と呼ばれた人間から、薄汚い麻袋を受け取っている。
 家かと思っていたものは小屋だった。それは農舎を思わせる、朽ちたボロボロの小屋。
到底扉とは呼べぬ、ボロきれを垂らしただけの入口の外から、僕はただポカンとそれを眺
めている。

 やがて初老の男は注射器を取り出し、それをベッドの上に横たわる人間にぶちこんでい
った。

「すばらしい夢を………」

 人間の渡したあの麻袋から、微かに血の臭いが漂っていた。

 四、3/4、それから…



 こわい・・・・・



 ミルのがこわい・・・・・


 目をアケルのがこわい・・・・・



 セリカ? ヒビキ? コワインダ・・・・・・・・・・



 頭の重さが身体の在りかを教えるように、『おれ』は『オレ』で『オマエ』ではないこ
とを、しきりに訴えかけられていた。





 ミロヨ、ホラ





 僕は目を開けた。

 そこには大きな海、青い砂浜、そして木偶のウサギ、ブルブルと怯えるセリカ、中身を
ぶちまけ、胡座をかいた石コロの下敷きになった響が・・・・・。

今日夕方、衆議院が解散した。
参議院で郵政民営化関連法案が否決されたため、小泉首相が解散を宣言したためだ。
この解散、解散自体はすでに織り込み済みで、特に何だと言うわけではないが、解散自体、何か意味があるのだろうか?
参議院で否決され、なぜ衆議院解散なのか?
首相は参議院で否決され、郵政民営化関連法案が廃案になったというが、衆議院と参議院で議決が異なった場合、両院議協議会で協議後、衆議院にて2/3以上の賛成があれば可決されるわけだから、なぜそれを行わなかったのか?
また首相はこの解散を「郵政解散」と言っているが、私が去年のブログでも述べているように、首相は向いている方向が違う、つまり、今回の解散は「わがまま解散」もしくは、「だだっ子解散」さらにいえば、「無理を通さば道理引っ込む解散」であると言いたい。

自民党の多くの反対者は郵政の民営化を反対しているが、ここで私の立場を明確にしておく。
私は郵政民営関連化は大賛成である。
今日の世の中の流れから言って、政府は「小さな政府」を目指さなければならないと思う。
そう考えると、民間で行えるものは民間で行っていくのが、これからの政の形であると思う。
であれば、郵政然り、道路事業然り、年金事業すら民間で行えるのであるなら行った方がいい。
しかし、今国会にかけられた郵政民営化関連法案は、まさに実を伴わない骨抜きの民営化関連法案。
首相は郵政民営関連化が己の信念であるというならば、なぜこのような骨抜き感満載の法案を立案したのか?
そしてさらに抵抗勢力に駆逐され廃案になったのか?
私は、抜け道のない、完全な形の民営化であれば、諸手を挙げて賛成した。
長く閉口していた首相に対し、大いなる尊敬と賛同の拍手を捧げた。
しかし・・・実際は。。。

職を離れていたときに垣間見た小泉首相の虚像、どこまでいってもこの虚像は虚像のままで、そこからは何も産まれない。
パフォーマンスと響きの言い言葉でホントウのこと包み隠し、世論を煽動してきた、悪く言えば温いファシズムのようなこの4年3ヶ月、そろそろ国民はその響きの良い和音の中から抜け出し、この日本国が今現在直面している問題を直視してもいい時期ではないのか?
いつまでも怪しげな期待という不安先延ばしのぬるま湯に浸かっていては、やがてこの日本という国自体、その存在を無くしてしまう事態になりかねない、私はそう思う。


p.s.
そういえば、総選挙の投票日は9.11。
アメリカにとっては忌まわしき数字の羅列。
そう考えると、ある意味今回の解散、ある一人の首謀者が起こした、テロ的解散、そうともいえなくもないな。。。。
 優勢の方は兎だった。本当に爪と歯は鋼鉄製だったらしく、ジャーマンを爪で削り歯で
ひびを作っていく。
 それに比べてジャーマンは有効な打撃を与えられず、苦戦していた。
 次の一撃で打ち砕く。誰もがそう思った。もちろん兎もそのつもりだったが、そこに思
わぬ邪魔が入った。

「あと、〇・〇時間くらい…時間切れです」

 女の子の声が聞こえた。
 兎の動きが止まった。発条が切れたように動かなくなり、ただの大きな兎の縫いぐるみ
に戻ってしまう。
 ジャーマンは勝ち誇った笑い声をあげると、目標をこちらに合わせた。

 「!!」

 智鳥は相手の体当たりを何とか転がって避けたが、ジャーマンはそのままセリカに向か
って突進していく。
 思っても見なかったのか、セリカは避けるタイミングを外し、身動きが出来なくなった。

「セリカー!」

 思わず叫ぶと、セリカから目を離した。
 しかし智鳥の耳には、潰される音ではなく、何かが砕けるような音と絶叫が聞こえた。





      三、不思議の国の法則と海 --- 了

 長く狭い洞窟を抜けると海だった。
 いや、そこは『海』らしかった。『らしい』と言うのはその風景があまりにも
智鳥の知っている『海』とは違い過ぎたから
だった。
 青い砂浜。白い海。空は赤く、雲は琥珀色をしていた。

「ちっがーーーーーーーーーーう 」
 自分の意志に反して思わず寒そうな瑠璃色太陽に叫んでしまう。
 これが後ろから来た響に届いたらしく、「それじゃ、あなたの言う本当の海を見せに連
れていって」と、昔聞いたことのあるような事を言った。
 セリカはと言えば、芸術家が絵を見るように風景に見入っていた。

「あと、〇・〇八三切り捨て時間くらいです」

 洞窟の中で何回聞いただろうか、いつものあっさりした口調で人形の女の子は、兎の胸
の中から告げた。
「何処にいるんですか。早く見つけなさい」
 大部から、思い切りにランクアップされた『焦り』が、兎の口調を命令形にしていた。
言い返そうとしたが、良く見ると手についた鉄の爪がぴんと立っているようだったので、
素直に探すことにした。

 見つけるのは簡単だった。
 青い砂浜でただ一つ、白いコンクリート片・・・もといジャーマンが岩のように蹲って
いたからだった。

 兎も智鳥と同時に見つけたらしく「追いついたぞ~」と叫びつつジャーマンに襲いかか
った。
 ジャーマンの方も気付いたらしく、こちらを向くと叫んだ。
「きさまは、時を刻む兎。と言う事は後ろの連中が手を貸したな。見つかったからには倒
してやる!」
 棒読みで一言いうと立ち向かった。

「あと、〇・四一六七切り上げ時間くらいですよ」

 兎の中の女の子が残り時間を告げた。その声にすっと現実に引き戻された智鳥は、残り
時間四〇分を切ってから五分おきに時を刻む意味を聞いてない事を思い出した。
 しかし聞く事は出来なかった。と言うのも、残り時間が無くなって慌てたのか、兎が智鳥
の手をがしっと掴んで押し入れに向かってどすどすと走りだしたからだった。
 兎は押し入れの戸をどがどがと開けると、布団も何も無くなった石の壁の洞窟に入って
いった。智鳥の叫び声をセリカと響に残して・・・。
 それを聞いたセリカは溜め息をつくと、うきうきしている響を連れ、飼い主を追いかけ
洞窟に入っていった。

「・・・で、この押し入れを開けると海に行けると思います」
 響が兎の質問に答えた。海に行く道を聞いて満足したのか、兎が「ききき」と軋るよう
な笑い声をあげた。
 兎に言わせると、『なんとなく』で生まれたものは名前を持たず、名前を付けた者は『
なんとなくの法則』により、なんとなく精神的に繋がりを持つそうなのだ。
『迷惑な法則だ』こんな状態になってもこう思わない者は、まずいないと思う。現に智鳥
はそう思っていた。

 余談ではあるが、少し気になった智鳥は響の名付け親を兎に聞いてみた。最近生まれた
響がどこでこの『響』と言う名前を貰ったのか、もし自分だったらなんとなく厄介が二倍
になってしまうような観を受けたからだった。
 そして答えはさらに混乱を呼んだ状態となった。
 兎が本から探し出した結果、名付けた者はセリカと言う事が判明したからだった。
「どうやって付けたんだ?」とセリカに聞いた所、響が代わりに答えた。
 それによれば、生まれた時に起こそうとしたが一人と一匹はなかなか起きず、せめて名
前をと言った所セリカが響の『腹』に当たるところにあるラベル・・・正確には響と書い
てある場所を前足で差した、と言うことだった。
「ファーストネームはサントリーウイスキーよ」
 こう聞いた智鳥は本気で目眩を起こしそうになった。

「おまたせしました」
 皆の様子を見ているうちに目的のページを見つけたのか、小々興奮したした面持ちで兎
は叫んだ。
「えっと、名前はジャーマンに改名。名付けた者は…草切智鳥だそうです。知っています
か?」
「え?」
 兎の言葉に智鳥は惚けたような声を出した。無論、自分の名前が出てきた事が、何でなの
か理解できなかったからだ。
「ですからジャーマンもしくは草切智鳥と言う人を知りませんか?」
 何がなんだか分からなかったが、直感としてここでな名乗れば拍車を掛けた訳の分から
ないことに巻き込まれる。少なくともこれ以上は、『常識的』精神に非常に悪い事は今ま
での事で分かっている。ここは無視に限る。頭の中でそう思いつつ黙りこくる智鳥に代わ
り響が一言答えた。こちらに指を差しながら・・・

「あなたと同じ名前ですね」
 この一言は効いたらしい。現に兎がこちらの方に向かってくる。言い繕おうとしたが、
少し遅いような感じだった。
「あなたでしたか。で、どこに行ったんです。いや、どこに行こうと思っていました。さあ
早く言いなさい」

 剣幕は凄かった。兎に言い寄られながら智鳥は否定を諦めていた。彼では跳ね返す事が
出来ないのを、彼自身分かっていた。
 そのため、後戻りの出来ない決定打をもう一言漏らしてしまった。

 そう、一言『海』と言う単語を・・・。

夏のにほい


梅雨明け。

太陽の輝度が増したせいか、空気の色が変わった。

眩しい。

密度が薄くなった空気の中に光が溶け込んで、空気が光って見える。

大きく息を吸い込むと、夏のにおいがした。

夏のにおいは空気に溶け込んだ光のにおい。

そして改めて感じる。

夏だね・・・って。