El Diario ~青森にいながらスペインの話~ -87ページ目

ベルナベウはサンシーロではない

予てからクラブ側がジョゼ・モウリーニョに伝えていた

『ベルナベウはサンシーロではない』という現実。


しかし、指揮官がそれを疑っていたことを明示するかのように

発したのが、オサスナ戦前日の


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「ベルナベウの違いとは観客収容数が、

サンシーロを1万人上回っていることだけ。」


という発言であるが、

皮肉にも、オサスナ戦が行われた土曜日のベルナベウは

満員に1万人あまり届かない「6万8千人」を

収容したに過ぎなかった。



その"少ない"観客を目の前に1-0と善戦しながらも、

スタンドを埋めたマドリディスタの発情した

指笛の餌食となった現実に、彼は何を思うのだろうか。


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スタジアムを後にしたあるサポーターは言っている


『退屈だった。これが我々の年間指定席の価格を

30%も引き上げた結果だと思うとね。』


マドリディスタが求めるクオリティーを引き上げて

しまった理由は”そこ”にも見え隠れしている。



しかし、そんな高額な入場料と引き換えに、

サポーター達が退屈したのはモウリーニョへの

当て付けでも、例外的反応でもない。


彼らがそう語る理由は、コンディションが問題でもなく、

ホームデビュー戦としてお粗末であったことを考慮したものでも、

チームが時間を必要としていることに対してでもない。



この試合、開始後30分から指笛が響きだした。


ボールの動きが、ゲームのイニシアチブをもぎ取るには

相応しくないノープランによるものであると印象付けられたからである。


そして、指笛は1-0でリードしても止まらない。


実はこの試合で最も個人的なブーイングを浴びせられたのは

他ならぬクリスティアーノ・ロナウドであったことは明白だ。




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ヒールを使ったプレーに、連続またぎ・・・


こうした決して効果的とはいえない、チームプレーも

攻撃の組み立ての主役である立場をも軽視しているかのような

乱雑なプレーが続けば、目の肥えたマドリディスタが黙っているはずがない。


そして後半、ペドロ・レオンが待ち構えているにも関わらず

無理やりにシュートに持ち込み、大きく枠を外したシーンを目撃した

Fondo SurのUltra達からも指笛を喰らうこととなる。


モウリーニョが擁護する病み上がりのC・ロナウドの状態ではあるが

彼が披露したエゴイスト的なプレースタイルこそ、

ベルナベウの観客達が怒りの狼煙を上げた

きっかけであると推測するのだが、


この試合後に、試合内容が悪かった悪因を

シャビ・アロンソに押し付けたことには地元メディアも

敏感に反応している。



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『シャビは我々の知っている彼ではなかった。

アヤックス戦では、より躍動してくれることを確信している。』


スタメンに名を連ねた3人のスペイン人選手。

仮にそれが愛のムチであったとしても、

スタンドのマドリディスタが愛着を持つ彼らのうちのひとりを

名指しで批判したのは、決して利口とはいえないだろう。


一方で、『彼らが至上権利を握っている』

とサポーターの立場を明確にしながら、


「しかし、あと少しの辛抱を期待したい。目の前に起こっていることは、

この2・3シーズン皆が求めていたもの。

その実現まであと2・3ヶ月だけ待って欲しい。」


と素直に現在のチーム状況を認めるイケル・カシージャスは、

さすが、このクラブが置かれる立場を理解している。


フロレンティーノ・ペレスが高額な資金を投じてまで

モウリーニョを獲得したのは、監督としてチーム戦術を熟成させる

ことだけでなく、チームを象徴するような社会に対する

パフォーマンスを求めるものであることは、

公言されている通りであるが、

ホーム初戦にして「口は災いの元」と至っていなければ良いのだが・・・。



総括すれば、スタンドが求めたのはクラブとしての責務と

11人のチームとして機能する美を形成する上での

選手個人の勇敢さなのかもしれない。



「結果が全て。まずは勝利することが重要。」



少々不吉ではあるが、かつてクラブにタイトルをもたらしながらも、

ベルナベウに情熱は持ち込めず、指笛の餌食となりながら、

契約を打ち切られたファビオ・カペッロを思い出す。


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サンシーロを本拠地にするミランで、欧州制覇を飾っている

カペッロは、少なからずサンシーロとベルナベウの違いを

痛感しているに違いない。


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大切な感覚

『己の欲せざるところは、人に施す事なかれと』

 自分がされたくないことは人にしてはいけない

これは、孔子の論語の抜粋ですが、

今日はそんなことを体験を以って味わった意味ある一日でした。



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本日は大学の始業ガイダンス。


学務担当の私は、

四つに振り分けられた1年生から4年生までの

ガイダンスの説明員としてフル動員されたのでした。


自分の担当の部分以外は、

学生と同じくじっと座って他の教職員の聞く私。


教員が同僚を批判するのは決して良いことではありませんが、

待っている間に聞かされる他の教員の余談を耳にしていたら、

遠い昔、小学校の朝礼で聞かされた校長先生の長話を

思い出した次第です。


権力のある人間ほど、起承転結など皆無、

内容から得るもの、目的地などもない話を

延々とするのはなぜでしょうか。



場面を弁えず、知識をひけらかすのは罪。


大勢を目の前に下手な話を披露し、

聴衆の時間を奪うことは、大罪です。



かつては聴衆だった人も、

立場を得て『語る側の人間』となり、聴くことを忘れれば、

いつしか目の前の聴衆の気持ちを察することさえできなくなる。


悲しい現実を垣間見た気がします。





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『己の欲せざるところは、人に施す事なかれと』


たまに学生の目線で過ごした数時間が

思い出させてくれた大切な感覚でございました。




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あの人の息子もデビュー

あっという間に週末が終わっていきますね。


体格は1歳半ながら、

ようやく自力で座ることを覚えつつある息子に

土日とも振り回された気がします(笑)



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以前ご紹介したように、一度爆笑したネタには、

すぐさま反応しなくなる息子君。


目下、彼をどうやって爆笑させようかと研究中でございます。


どなたか子供が笑う鉄板ネタがありましたらご教授下さい(笑)



我が家の至宝の話は置いておいて
モウリーニョ新監督がベルナベウでの公式戦デビューを

白星で飾った昨日。


マドリードのオルタレーサ地区のサッカー少年団"Canillas"で

モウリーニョの息子であるジョゼ(José Mourinho)

がデビューを果たしました。



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対戦相手San Roqueに9-0で勝利したCanillas。

後半開始と同時に交代出場したジョゼは、

3度に渡りファインセーブを見せ付けたのだとか。


ちなみにこのCanillas。

同じポジションであるGKとしてジダンの息子テオ、

そしてあのロナウドの息子がプレーしている名門Jr.クラブとして

知られているそうです。


家庭では2児の父であるというモウリーニョですが、

せっかくの息子のデビュー戦も、

気に掛ける余裕などなかったことでしょうね。


週末の家族サービスには縁がない監督業。


やっぱり大変な稼業であります。


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モウリーニョの憂鬱

バルサ 0-2 エルクレス


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サンティアゴ・ベルナベウのビジョンに映し出されたのは

カンプノウでのバルサ敗戦の報せでした。



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今シーズン、セグンダから昇格。

「まさかの」と言ったら失礼ですが、

八百長疑惑もかけられているエルクレスがバルサを、

しかもカンプノウで完封とは、

ベルナベウの観客達もさぞ盛り上がったはず。


・・・がしかし、バルサとは対照的にホームで勝ち星を挙げた

R・マドリーのモウリーニョ監督は、少々後味の悪い

ホームデビュー戦だった様子ですよ。


予告通り、病み上がりのC・ロナウドをスタメン起用したモウリーニョ。


だがしかし、前半からチーム戦術は機能せず。


無論、この事態にベンチへはスタンドから指笛の嵐が注ぎ込まれる。


『人々が指笛を吹きたければ吹けば良い。

自分にとってはおよそ納得できる内容だったとしても

人々の意思を尊重するよ。私は黙るのみ。


自分は彼らサポーターを満足させられるように仕事をするし、

我々のサポーターを批判するものではない。

自分自身、マドリディスタ達に反抗して何かを言うつもりはないよ。』


と試合後に語ったモウリーニョは、想像し難かったはずの

マドリディスタからの”洗礼”をそんな言葉で濁したのでした。



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『今日の試合は簡単なものだった。

我々は問題らしい問題を抱えなかったし、

カシージャスが困難な状況に置かれる場面など

見ることはなかった。


後半戦でプレーの質の向上が見られたものの、

恐らくは賞賛すべき試合でも、誇らしいプレーを披露した

試合ではなかっただろう。


しかし、相手を無得点に抑え、

さらにカシージャスの仕事がゼロであったことが重要なんだ。


我々は試合を容易にコントロールした。

唯一欠けたものは冷静さとプレーの明快さだ。

試合は、もしも2-0となっていたらさらに冷静さを獲得できたことだろう。


私自身は勝ち点3にも試合をコントロールしたことにも

満足感を抱いている。人々がより多くを求めることには理解できるし、

私自身ももっと多くを求めている。

しかし、チームを構築する者として、チームの発する良い信号を

見つけることが重要であると考えている。』


果たしてこれら試合に関する所感が、

モウリーニョ新監督の説明責任を満たしていたかどうかは

疑問であります。


新戦力エジルの効果的なゲームメイクは高評価ながら、

そのモウリーニョが勝負をかけたのは、

ロナウドの先発起用だけにあらず。


ベンゼマを右サイドに起用したことは、

試合展開によっては「攻撃の交替選手を失う」危険な起用であったことは

言うまでもないでしょう。

モウリーニョは、彼のプレー内容に満足であったようですが、

多くのマドリディスタは、鳴り物入りで入団した彼への

深い落胆を隠せずにいるようです。


現地スペインのマスコミによる連日の『モウリーニョ完全監視体制』に

影響され、気が付けば自分も、彼の一挙一動に対して

一言居士になっている・・・


例年、新加入の選手を中心に、そのパフォーマンスへ

厳しい視線が注がれるベルナベウなのですが、

最も大きな投資対象となった監督の登場した今シーズンは、

マドリディスタのの罵声の行き先も、進路変更しているように思われます。



一方、オサスナは昨日の記事 にしたリカルドが孤軍奮闘。

度々訪れた決定機を見事にセービングし、

能力の高さだけでなく、この試合に懸ける意気込みを見せたのでした。



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特に、イグアインを完封した仕事はお見事。


モウリーニョを憂鬱にし、この試合を最後まで

興味あるものにしたのは紛れもなくリカルドであったはずです。


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肩を落とすなリカルド!!




バルサが昇格組に対しホーム敗戦。


勝っても非難されるマドリー新監督。


これらが今シーズンのリーガに対し多くが望んでいる、

いわゆる”混戦模様”の予兆であることを期待してしまうのです。


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見所満載『モウリーニョVSベルナベウ』

リーガ第2節 R・マドリー × オサスナ。



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C・ロナウド強行出場へ。


昨シーズン、"マドリー"および"ポルトガル代表"と

無茶な連続出場で抱えていた怪我を悪化させたことがある歴史を

懸念するも、モウリーニョ監督は、


『難しい試合である』


ことだけを理由に、リーガ開幕序盤にして

思い切った意思決定を下そうとしている。


それは、このホーム開幕戦が

いかに重要な試合であるかを暗示しているようにも思えるが・・・。




『インテルのサポーター達は、

勝ち方が悪いからと言って指笛を吹いたりしない』


これは、南アW杯でブラジル代表キャプテン・ルシオの言葉。


”勝つことが最優先のサンシーロ”と

勝ち方に拘るブラジルサポーターを比較した彼の言葉であるが、

昨シーズンまでインテルを指揮していたモウリーニョ監督にとっては

決して他人事であるとは言い切れない出来事かもしれない。



今晩、公式戦としては、マドリーの監督として初めて

サンティアゴ・ベルナベウに姿を現すモウリーニョ。



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「ベルナベウだけか?

    サンシーロは?スタンフォード・ブリッジは?」


昨日、記者陣に対し、そんな質問で返した新指揮官は、

世界でも著名な3つのスタジアムの中でも

ベルナベウほど「勝ち方」に厳格な場所はないことを

どこまで理解しているだろうか。


「そんな印象は、ベルナベウの観客収容数が、

サンシーロを1万人上回り、

スタンフォード・ブリッジを3万人上回っているから。


観客の数の分、意思表示も大きなものに感じられるのでは?


ただ、私はこのクラブほどサポーターが小さな満足しか

感じないクラブと関わったことはない。

きっと成功しか知らないクラブだからこその性格だろうね。


しかし、このような状況は問題ではないし、

私自身、予想していないものではないよ。」




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R・マドリーの会長、フロレンティーノは少なくとも1度以上は、

ベルナベウはサンシーロではないと諭しているはずだ。

その証拠に、指揮官はこの数週間で、このクラブに適合した

考え方やフォーメーションを導入している。


「我々の目の前のモウリーニョは、

ケイロスにも、ルクシェンブルゴ、

ペジェグリーニも感じられなかったほど

貪欲にマドリディズムを吸収しようとしている。」


と絶賛したのは、あるマドリーの役員であるが、

モウリーニョ自身、マドリーの監督として

その力量が試されるのは、今日の試合が最初であることは

重々承知の上だろう。


昨シーズン、1-1を2回、0-0を2回、1-0の勝利を2回披露しながら

スクデットを獲得したモウリーニョは、

ホームゲームにて延べ136試合負けなしであるが、



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同じく昨シーズン、2得点以下の得点での勝利が僅か1度だけで、

シーズンで102ゴールを挙げながらも、

サンティアゴ・ベルナベウの観衆の指笛の餌食となった

ペジェグリーニ監督の足跡をどのように分析しているのだろうか。




『勝利以上の何か』


モウリーニョが、そんなことを意識しすぎたばかりに

専属ドクターすら出場を咎める”病み上がりのC・ロナウド”を

スタメン起用させるというならば、ちょっと危険すぎやしないだろうか。


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見えない火花が散る

モウリーニョ VS サンティアゴ・ベルナベウ。


ロナウドの強行スタメン出場というモウリーニョのメッセージを、

白に染まるマドリディスタ達が、どんな態度で受け止めるかも楽しみだ。


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