El Diario ~青森にいながらスペインの話~ -89ページ目

終わらない夜

本日の日本の日刊紙にも扱われていたニュースだが、

昨今、相次ぐ構成員たちの逮捕劇によって

その過激な活動が沈静化に向かっていた

スペインバスク地方の民族分離過激派バスク祖国と自由(ETA)が

イギリスBBCを経由し、事実上の『停戦宣言』 を行った。



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BBCはここ数年、ETAとの接触を保っており、

そこで築かれたある種の信頼関係が、

今回の公表に関する委任に繋がったのだと推測されている。

これまで歴史を振り返れば、バスク地方の地元紙"Gara"が

その立場を誇っていただけに、まさに非常に驚きの結末である。




さて、スペイン中が騒然とした彼らの停戦宣言だが、

実際のところは、その『真実味』に関してはやや疑わしい点が

見られることも否定できない。


事実、2006年3月22日には今回同様、

ビデオによる声明 を以って

『無期の武力放棄』を宣言したETAであったが、

それから間もなくして、再度、無差別テロに着手したという

歴史がある。



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さらに今回の声明には、武力放棄の期間が

明示されていないだけでなく、

彼らが民族分離の思想を貫く活動を放棄するものではない。

むしろ、彼らにとって危機的状態にある現在を乗り切る

「時間稼ぎ」の手段として、当局を欺こうとしているという

推測は容易に立つのだ。



数年前、たった一度ではあるが、彼らの"暴力"を体感 し、

その恐ろしさを肌身に染み込まされた

私でさえ懐疑的に思えるこの報道。


スペインの政府そして国民が彼らの暴力行為に屈しなかった

憎しみに満ちた50年という月日は、あまりに長い。

終わらない夜が続いた足跡を辿っていけば、

安易にこの報道を鵜呑みにできるはずがない。


何よりETA達が望んだはずもない"降伏"である。


完全なる暴力の放棄を達成するため、

スペイン内務省をはじめとした当局の戦いは

そう簡単に終わりを告げない。


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ジダンからの贈り物③

今日の「AS紙」の一面を飾ったのは

かつてのスターの遺伝子を継ぐ者でした。


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彼こそ、


”Enzo Zidane Fernández ”
(エンゾー・ジダン・フェルナンデス)



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彼の父は言わずと知れた

ZizouことZinedine Zidaneでございます。

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このブログでは、昨年

ジダンからの贈り物

ジダンからの贈り物②

(センス溢れる息子達のプレーは↑でご覧あれ)


にてジダンが誇る4人の息子達についてお伝えしましたが、

遂に長男エンゾーがASの一面を飾ったわけですね。



彼の名は、父が最も敬愛したサッカー選手

元ウルグアイ代表のEnzo Francescoli

から名付けたもの。

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この偉大すぎる二人の名を背負い
新たな伝説を生み出してくれるのが楽しみですが、

この度の報道は、15歳に成長した彼が遂に今シーズン

マドリーの下部組織"Cadete A"に登録され、

左サイドまたはトップ下での起用がされることが

明らかとなったためです。


"Cadete A"といえば、Madrid B(Real Madrid castilla)が

目の前の青年チーム。

現在このチームの10番を背負う彼が、

マドリーのカンテラとしてトップチームにデビューするには

遠くないかもしれません。


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AS紙によると、エンゾーは先日マドリーの練習場で行われた

Cadete A × アディダス世界選抜

の試合に出場。

得点こそなかったものの、非凡なテクニックを披露していたのだとか。


何せ特技はあのマルセイユルーレットですからね。



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ホルヘ・バルダーノ氏は、エンゾー・ジダンに関して

『様々な面で父親を見ているような思いにさせられる』

と目を細めています。


とにかく、彼の成長を妨げるあらゆる”雑音”を避けるため、

エンゾー達とのメディアの接触を厳しく制限している

レアル・マドリードにとっては、

まさに「ダイヤの原石」を抱えている気分でしょう。


すでにU-15のマドリード自治州代表に選出され、

スペイン代表への道も用意されているエンゾーに負けじと

次男のルカ・ジダン(12歳)もU-12マドリード自治州代表に

選抜されているそうです。


果たして数年後、彼らが白いユニホームを纏い

世界に羽ばたく日は来るのでしょうか。


マドリディスタとして、そんな日の実現を願ってやみません。


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2ヶ月ぶりの代表戦に落胆したもの

今日はW杯以来の代表戦でしたね。


W杯からすでに2ヶ月。


スタンドが満員なことにも驚きですが、

非常に多くのパラグアイサポーターがスタンドに

陣取って居たことに仰天でした。



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日系人を含む出稼ぎ労働者がこれだけ多くの存在する

という証拠ですね。


彼らにとって、日本で自国の代表を応援できるのは

この上ない喜びだったでしょう。


ここ数年、この種のチャレンジマッチには、

各国代表チームの2軍・3軍クラスを送り込まれてきた中で、

来日したパラグアイ代表は、W杯で活躍した主要選手達。


まずは、真剣勝負を挑んでくれた

パラグアイサッカー協会の敬意に感謝。


そして、改めてですが・・・


あるスペイン人を含む多くの著名な監督達が、

日本代表監督就任を敬遠する中、

『失敗』という汚名襲名を恐れず海を渡ってくれた

アルベルト・ザッケローニさんに感謝しなければいけないでしょう。


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気候の違いなどコンディションに問題があったであろう

パラグアイが相手とはいえ、

強豪相手に果敢に攻め込む日本代表。


1-0で勝ってくれたのは嬉しい結果です。


全ては積み重ね。

世界を体感し、経験という財産を吸収していけば良いのです。



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世界を知る若武者達の今後に期待。


その試合に水を挿しているように感じられたのが

中継を担当したTVの実況。


南アW杯の実況解説から何ら変らないことですが、

民放のサッカー放送は、ハッキリ言ってつまらない。


この試合のワンプレーに、世界に君臨する

シャビやイニエスタ、ビジャの名前をしつこく引き合いにして

一体何の意味がある??


日本サッカー界が様々な手段で世界レベルを目指す中、

それを取り巻くメディアのあり方は、

依然として”三流”を維持している。


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次世代へのバトン

我々日本人の多くが、

華やかなイメージを抱いているヨーロッパ。


しかし、欧州評議会発表の統計によると欧州における

幼い子供の5人に1人が貧困に瀕しているという事実が

明らかとなっています。


その数は、およそ20,000,000人。

スペイン日刊紙によると、年々増加傾向にあります。



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そこには、昨今の世界規模の経済不況による

失業問題などが影響しているのは明白ですが、

中でも最も深刻なのは、移民やジプシーなど、

欧州が慢性的にはらんでいる諸問題が

波及しているのも事実なのです。


約300人の専門家達が揃えるのは、

これら子供達の「現在」だけでなく

彼らの『未来』を懸念する声。


目の前の”機会”を逃し続ければ、

教育の機会さえも失い、モラルを欠いた欧州国民が

増加するのは明らかです。


先日フランスにおいては、

ジプシーにの国外追放が決行されました。

ジプシーに生まれたが故に、貧困の最中に身を置くことを

強いられるばかりでなく、追放までされるとは・・・。



自分も子供を持ったことで、

日々、次の世代へバトンを渡す重要性を感じているところですが、

日本が抱える莫大な”借金”しかり、

我々の身勝手のシワ寄せが次世代を担う子供達に

及ぶことだけは避けたいもの。




「言うは易し」。


一体、我々に何ができるのか。


ひとりひとりがそう考えられる世の中ならば

もしかして何かが変るかもしれません。


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真の悪人を知らなければ…

本日の報道によると、

合成麻薬MDMAを飲んで容体が急変した女性を

放置し死亡させたとして、保護責任者遺棄致死など

4つの罪に問われた押尾学被告の裁判員初公判が行われたそうで。


この期に及んで、反省の弁の述べるどころか

「無罪」を主張する辺り、呆れてものもいえませんが、

振り返ると昨年の今頃、世間はそんな話題でもちきりでしたよね。


一方スペインでは、先月中旬、北部ビルバオ港にて、

スペイン警察当局が”不審”と見極めたコンテナ船から

およそ762キロのコカインが押収されました。



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ご覧の通り、カラフルに彩られた大量のコカイン。


一見それがコカインと分からぬよう偽装されていたそうですが、

それを見抜いたスペイン警察のお手柄です。


この押収をきっかけに、ビルバオ、ブルゴス、マラガで

密輸に関わった容疑者が相次いで逮捕されている模様。


ちなみにコンテナ船の出航元はアルゼンチン。

世界でも有数のコカイン生産地として知られる

コロンビアを中心として、南米発の薬物摘発は後を絶ちません。




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コカインは、時にメキシコを経由して米国へ。


そして欧州の大きな窓口のひとつが、多くの南米諸国と同じ

スペイン語を話すスペインであるといわれています。


今回のように摘発されるのは、所詮は氷山の一角。


さらに昨今、中東アフガニスタンにて

アヘン生産の元となるケシの栽培が盛んとなっており、

その後の密売で発生する利益が、タリバンなどの

テログループの資金源となっているといわれます。


そもそも、コロンビア周辺のコカイン生産も

反政府ゲリラ組織の最も重要な資金源であることは

世界的には良く知られた事実。


しかし、日本の若者達はそんな常識も知る由もない様子です。



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世界の薬中毒者が、様々な薬物を摂取することに対して

ついつい「勝手にしろ」とも思ってしまいがちですが、

結果的にそうした行為が、


日本では暴力団に益を与えていたり、


海外ではテロなどの凶悪犯罪に繋がっている


ことを考えると、薬物売買を単なる『害』で済ますわけにはいきません。



中東の国パキスタンでは、今日も爆破テロが起こり

少なくとも罪のない市民が43人が犠牲となりました。



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マスコミは、芸能人の薬物逮捕を話題にするのも良いですが、

これら薬物に関わる問題の本質を学び、そして伝えながら、

その撲滅を訴えていただきたいものです。

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