こんにちは、パーソナルトレーナーの佐藤公治です。
(↑今朝のジムトレ。今日は一転して混雑、端へ行って撮りました)
腹筋運動を行うと「上体が上がらず、起き上がれない」という方が多くいらっしゃいます。
じつは、腹筋(腹直筋:腹部正面の筋肉)を鍛えるには、必ずしも完全に上体を持ち上げる必要はありません。
①腹直筋は、脊柱を屈曲する(上半身を丸める)働きがあるので、腹直筋(とくに上部)を鍛えるには仰向けの姿勢から肩をわずかに上げ、上体を丸めるクランチでも十分な効果があります。
クランチでは肩をわずかに上げ、下背部を床に押し付けるようにして上体を丸め、ろっ骨(上半身)を骨盤のほうへ近づけたところで、腹筋に力を入れるようにして引き締めます。(可動域はごく小さくなります)
そこから、さらに上体を持ち上げていくとシットアップになります。(シットアップでは腸腰筋:太ももの付け根の筋肉が使われ、また下背部の柔軟性が必要になります)
②反対にリバースクランチだと、まず腸腰筋を屈曲させ(太ももの付け根を曲げて)、そこから骨盤(下半身)をろっ骨のほうに近づけるようにして、体を丸めていきます。
リバースクランチだと、腸腰筋と腹直筋(主に下部:下腹)を鍛えることができます。
腸腰筋が鍛えられていると脚(太もも)が上がりやすくなるので、歩行や階段の登りなどが楽なり、日常の消費エネルギーが増えやすくなることでシェイプアップの効果も期待できます。
ただし、腸腰筋が硬くなると骨盤が前方に傾き「反り腰」になりやすく、腰痛が起こることがあるので、この部位のストレッチを取り入れることも勧められます。
シットアップでも股関節の動き:上体がまっすぐのまま上げ下げするのみだと、腹筋がほとんど働かなくなるので注意。頭のほうから体を丸めるように意識して行います。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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