かつて数の上で圧倒的なシェアを持ったウィンドウズ。

 

1995年にはそれぞれシステムの違うパソコンに、

 

同じシステムで統一しましょうと売り出された

 

オペレーションシステム。マイコンと呼ばれる時代に

 

パソコンは一部のオタク系しかもっていないイメージ

 

だった。大きく分けてNECと富士通とシャープの3社が

 

それぞれのパソコンを販売し、それに合わせた各種

 

ソフトが販売された。一番の問題は、ただでさえシェアが

 

限られているのに、ソフトがバラバラに販売されて

 

次に自分のパソコンに移植されるのはいつかと

 

ユーザーは気が気でなかった。

 

おいらは一旦パソコンの時代から離れたが、ここから

 

色々変化があったようだ。IBMがパソコンの基礎となる

 

仕組みを公開してパソコンの基礎が安定する。

 

DOS Vというソフトウェアで世界の標準機「PC/AT互換機」

 

というハードウェア上で,日本語環境を利用できるようにするもの

 

が登場し、これから発展した物がWIN95に繋がる。

 

本格的にパソコンが一人一台に普及するのがXPの頃で、

 

この頃からパソコンは高速回線へと進んでいく。

 

ダイヤルアップというのが最初の回線のつなぎ方で、

 

電話の回線からサーバーに繋ぐ。ADSLで26Mbpsという速度。

 

電話回線は、FAXで言うと14.4Kbps、ISDNという

 

デジタル回線で64Kbpsとかなり遅かった。26Mbpsを単位を

 

同じくすると26000KbpsだがADSLは基地局に近いほどスピードが

 

速いので良くて半分の13000Kbps出れば最高。

 

今はGBなので更に千倍のスピードとなるから如何にインター

 

ネットの進化がすさまじいかわかると思う。

 

こうしてやっと一般人がパソコンと密接にかかわる時代が来て

 

パソコンはオタクのおもちゃではなくなった。

 

これと同じことが携帯電話でも起きた。

 

PHSからガラケーへ。そしてガラケーからIPHONEへ。

 

IPHONEが登場してからの無線通信の進化は半端ではなかった。

 

光回線より早い無線通信が出て来るとは思えなかったが、

 

今では5Gにより光回線と変わらない速度が出ている。

 

アンドロイドがガラケーに代わってIPHONEと対峙したが、

 

初期のアンドロイドでは歯が立たなかった。

 

そしてIPHONEは日本人の性格にマッチ(古い言葉(笑))し、

 

皆隣と同じものが良いという性質上、若い世代がIPHONE以外は

 

ダサいという判断を下した。

 

中にはかつてのオタク系の能力を持った者がアンドロイドを

 

一生懸命応援しているが、若者はIPHONE以外はスマホではないと

 

感覚を持っている。

 

そして、ジョブズさんは日本人のウォークマンなどの製品に

 

かなり影響を受けているので、日本人の好きそうなモノづくりを

 

実現してしまった。それゆえ、一定数のユーザーが固定され、

 

全てのサービスはまずIPHONEが対応していないと

 

先に進まなくなった。IPHONEのアプリに公共機関のサービス

 

対応と、支払いサービスを求めた。

 

行政でも民間でもIPHONE関連のものを造れば、ある程度の

 

需要は確保できると判断するのだろう。

 

今回驚いたのが、カード決済をIPHONEのアプリで支払いできる

 

という事。カード決済には専用の端末に差し込むか、最近は

 

ピッとやるだけで出来るものもある。それをIPHONE内に

 

アプリを入れれば、レジ前でなくてもどこでも決済が出来る

 

という事。

 

使い方を必ず悪用する人も出ると思うが、これが出来れば

 

個人店で煩わしい機械を導入してカード決済させなくても

 

IPHONEさえあれば、カード決済が出来ますよと言える。

 

支払いの手数料はかかるのかどうかは心配だが、僅かな

 

稼ぎから手数料や機械導入の手間を考えると、これは大きな

 

ビジネスチャンスかもしれない。後からアンドロイドも

 

対応するかもしれないが、先ずはIPHONEからというのが

 

日本らしい。