今から15年ほど前に今のような暑さを初めて経験した。
それまでは秋田で暑いと言っても28度くらいだったのに
初めて体温位の暑さが観測された。
子供が小学生で初めて竿燈祭に参加することになって、
親御さんたちが朝から付き添いで市内のあちこちに昼竿燈
などで出かけた。竿燈祭は4日間。その間をずっと子供と共に
付いていくというハードなスケジュールだ。途中、子供たち
だけで行動するが、それでも時間で引率する係はいる。
その年、初めて夜になっても気温が下がらず、子供たちには
かなりきつい。うちの子も完全にノックアウトして4日間のうち
まともに動けたのは僅かだった。
それ以来、暑さ対策が都心と同じレベルになった。おいらが
子供の頃には水を飲むなという教えだったが、今ではいつでも
持ち歩くのが当たり前になった。昼間の歩行時は首周りに冷たい
タオルを巻いたりして熱中症に気を付けるようになった。
今年はまた違う意味で特別だ。7月から暑くなるはずが、6月から
暑くなってゆっくりだが体を慣らすことが出来るようになった。
急に変わると体がもたないが、ゆっくり慣らすことで、苦しいけど
何とか過ごせるようになった。これが適応だと思う。
毎日暑い日が続くと体がその暑さを記憶して、最高気温を経験する
度に苦しいが、その気温より低くなると、あれ?暑くないんじゃね?
と勘違いする。
ま、昼の一番暑い時を冷房にあたってやり過ごしているが、寝るときは
30度前後の熱帯夜をアイスノンで乗り切る。
朝方に25度を下回ると寒く感じるが、27度以上だと起きたときに
かなりだるい。ここからまた30度を超える世界だと思うとすぐに
冷房に逃げ込む。寝るときだけは、頭だけ冷やして体を冷やさないことで
体調を整えている。冷房はやはり寝ていると寒さを感じるので、
動かないときは熱が下がってかなり冷えるのだろう。
天気予報を見ても台風は近くを通っているようだが、雨の気配がない。
今年は秋田では珍しく水不足の傾向だ。冬場の降雪が少なく、西日本の
ような雨の多さもなかった。
米がちゃんと育つか一番心配だよね。