勝ち組か・・・
あるいは
負け組みなのか・・・
ここ数年、
あらゆるものが
その二つに色分けされてきた。
企業も・・・
人材も・・・
そして
国家でさえも。
だが・・・
事は
そんなに単純なのだろうか???
勝ち組の
儲かっている会社と・・・
貧乏な
負け組み企業・・・
あるいは、
一千万円以上の高所得世帯と・・・
三百万円以下の低所得世帯。
そのように
二分された社会的構造が、
あたかも
事実のように
私たちは信じ始めている。
そして・・・
一度
負け組みに入ろうものなら、
もう二度と
復活は出来ないような絶望感。
お先真っ暗な世の中を、
何とか生き延びていくしかない。
そんな気持ちで・・・
日々過ごしている労働者・・・
いや、
経営者でさえも
そう考えている人が
多いのかもしれない。
確かに・・・
一昔前の日本は
「全国民皆中流層」と呼ばれていた。
年功序列と終身雇用という
制度に守られ・・・
真面目に
働いてさえいれば
皆、
ある程度の生活は
保障されていた。
その頃が
正しかったのだろうか。
実力主義などというものを
取り入れてしまったことが、
間違いだったのだろうか。
良かったのか。
あるいは
間違っていたのか。
そもそも・・・
そんな議論をすること自体が
ナンセンスな気がする。
アメリカを真似て
実力主義などを
持ち込んだのは
誰か。
そんな・・・
犯人探しをしてみても
何も始まらない。
なぜならば・・・
変化は
誰か一人が
起こしたものではなく・・・
集団の深層心理が
起こすものだからだ。
言い換えれば・・・
時代の流れなのだ。
誰にも
止めることなどできない。
私たちは変化した。
それは
変化を求めていたからだ。
そう自覚した上で、
今世の中に起こっていることを
もう一度
冷静に捉えてみて欲しい。
世の中は
本当に・・・
勝ち組と
負け組みとに
二分されつつ
あるのだろうか???
確かに・・・
二極化しつつあることは
事実だろう。
だが
その分け方には
違和感がある。
たとえば・・・
儲かっている企業と
儲かっていない企業を比べた場合・・・
儲かっている企業は
お金持ちで・・・
お金があるがゆえに
更に
お金持ちになっていく。
そして・・・
儲かっていない企業は
お金がないので・・・
ますます
貧乏になっていく。
そのような
連鎖が起こっていると、
私たちは
信じ込んでは
いないだろうか・・・
私は・・・
お金が
お金を生み出しているのではないと思う。
そんなシステムは
不動産時代の産物だ。
お金が
お金を生み出し続けるのであれば・・・
GMや・・・
フォードが・・・
落ちぶれていくはずがない。
お金のせいにしたい気持ちは
解らないでもないが・・・
実際には・・・
お金持ちが
永遠に
お金持ちであるわけではないし・・・
貧乏な人が
永久に
貧乏なわけでもない。
まずは
事実を正しく認識することが
大事ではないだろうか。
今
起こっている二極化は・・・
もっと
私たちの望んだ形で
実現している。
すなわち・・・
「やりたい事を楽しくやって高収益」な
企業や人材と・・・
「つらい仕事を嫌々やって低収益」な
企業や人材。
そんな
二極化が
事実として
起こっているのではないだろうか。
儲かっているから
楽しいのか。
あるいは・・・
楽しく働いているから
儲かるのか。
この定義を
どちらからスタートさせるのかによって、
私たちの未来は
まったく違ったものになるのだと思う。
お金が
先に決まっているという
現実家と・・・
その反対の夢想家。
未来は・・・
どちらに
微笑むのだろう。
・・・じっと手を見る。









