A君の家は坂の上に、B君の家は坂の下にあります。A君の坂を上る速さと下り速さの比は1:2、B君の坂を上る速さと下り速さの比は2:3です。2人は同時に自分の家を出発し、A君はB君の家まで行ってもどり、B君はA君の家まで行ってもどったところ、同時に自分の家に着きました。2人が最初にすれちがったのは出発してから6分後でした。
 2人とも往復するのに[ ]分かかりました。

 

峠と速さの問題のようですが、典型的な問題ではありません。

若干難しいと感じるかもしれませんが、比をうまく活用すれば簡単に解けます。
解説ページでは速さと比をフルに活用して解いていますが、AとBの上りと下りの時間の比を求めた後は、いわゆるL.C.M.解法を利用して解いてもよいでしょう。

詳しくは、東海中学校2026年算数第1問(3)の解答・解説で。

 

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 右の図のように碁盤の目の形に並んでいる20個の点から、同一直線上にない3個の点を選んで、それらを頂点とする三角形を作る。全部でいくつの三角形ができるか。

                     

 

今年の東大入試でこの問題と同じような問題が出されています。

この東大の問題は、灘中対策演習問題に入れていて、灘中を受験する教え子に解いてもらっています。
きっちりとした解き方をすれば、この問題も今年の東大の問題も小学生でも解けます。

 

 

 

今年の東大の問題のほうが、一見すると(小学生にとっては)難しそうに思えますが、それは、問題文の表現が数学的であることと小学生にはなじみのない確率が絡むことと文字式の処理が必要なことによるもので、本質面の難しさではありません。

点が横に3個並んでいる今年の東大の問題のほうがむしろ解きやすかったなぁという印象です。

真ん中=平均をイメージしやすいですからね。

詳しくは、下記ページで。

 東京大学1957年二次数学2第3問(問題)

 東京大学1957年二次数学2第3問(解答・解説)

 

 

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 図のように、AB=9、∠ABC=22.5°、∠ACB=45°である△ABCがあります。点Aから辺BCに垂線AHを引き、∠CAHの二等分線と点Cを通り直線AHに平行な直線との交点をDとします。また、直線BDと直線AHの交点をEとしたとき、BE=9となりました。
(1)∠ADEの大きさを求めなさい。
(2)省略
(3)△ABDの面積を求めなさい。
(4)△ABCの面積を求めなさい。

  

 

∠というのは角のことで、△というのは三角形のことです。
(2)はルートが絡むので省略しています。

メインの(4)の問題を解くのに必要ありませんしね。
三角形ABCだけが与えられていても解けます(実際、算数オリンピックでそういう問題が出されています(算数オリンピック2013年ファイナル第5問))が、一応、出題者の誘導に従って解いてみます。

因みに、2013年の算オリの問題と同様の問題は中学入試でも誘導付きで出されています。

 

 

 

この東海中学校の問題でも一応誘導に従う解法を紹介していますが、もっとスマートに解ける解法も紹介しています。

いずれにせよ、22.5度と45度を見て直角二等辺三角形をどうやって作出するかがポイントになります。

さて、四天王寺高校の問題を解いてみましょう。

(1)
○は22.5度ですね。
二等辺三角形ABEが線対称の軸BHで二等分されていることから、角ABDの大きさは22.5×2=45度となります。
また、角DABの大きさは180-90=90度となり、角ADEの大きさは180-45-90=45度となります。
(3)
三角形ABDは、等しい長さが9の直角二等辺三角形だから、その面積は9×9×1/2=81/2となります。
(4)
  三角形ABDの面積
 =三角形ABEの面積+三角形AEDの面積
 =三角形ABEの面積+三角形AECの面積(AEとCDが平行であることに着目して、等積変形を利用しました。)
 =四角形ABECの面積
 =三角形ABCの面積×2(線対称性を利用しました。)
だから、三角形ABCの面積は81/2×1/2=81/4となります。

 

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 日本数学オリンピック2007年予選の問題

 

今回は2007年のJMOの予選第7問を取り上げます。

非負整数というのは、0以上の整数ということで、3の非負整数乗というのは、3の○(○は0以上の整数)乗(3を○個以上かけあわせた数)のことです。

問題文の表現が分かりにくいですが、中学入試にも算数オリンピックのキッズBEEにも同種の問題が出されているので、小学生でも解ける問題です。

 

 

3の5乗=3×3×3×3×3>100、3の4乗=3×3×3×3だから、3を5個以上かけあわせた数を使うことはできませんね(上限チェック!)。

3の4乗=81
3の3乗=3×3×3=27
3の2乗=3×3=9
3の1乗=3
3の0乗=1(小学生にとっては、これが若干わかりにくいかもしれませんが、3の1乗から4乗について考えたとき、3をかける個数が1増えると3倍になり、逆に1減ると1/3倍になっているのだから、3の0乗は3の1乗(=3)の1/3倍の1でないといけないことがすぐにわかるでしょう。マイナスの数を知っていれば、3の(-1)乗は、3の0乗(=1)の1/3倍の1/3でないといけないこともすぐにわかりますね。)

表記を簡略化するため、3の4乗、3乗、2乗、1乗、0乗をそれぞれA、B、C、D、Eとします。
A、B、C、D、Eを組み合わせ(それぞれ複数個使用することができ、使用しないものがあってもよい)て100を作るだけの話ですね。
「1円玉」、「3円玉」、「9円玉」、「27円玉」、「81円玉」で100円を作ることをイメージすれば、上で紹介した中学入試で出されるタイプの問題であることがすぐにわかるはずです。
100未満の数の場合、Eで残りを作ることができるので、A、B、C、Dで100以下の数を作ることを考えればいいですね。
その際、両替をイメージするとよいでしょう(例えば、Bを1個減らすとCが3個増えるという感じです)。
A 1   0
B 0   3   2   1    0
C 2~0 2~0 5~0 8~0 11~0
D 0   0   0   0   0
  3~0 3~0 3~0 ・   3~0
  6~0 6~0 6~0 ・   ・
          9~0 ・   ・
         12~0 ・   ・
         15~0 ・   ・
             24~0 ・
                 33~0
上記の表のようなものにおいて、A=1、B=0のとき、C=2なら、D=0、C=1なら、D=3(0+3)~0、C=0なら、D=6(3+3)~0があるということです。

求める場合は、全部で
  (1+4+7)+(1+4+7)+(1+4+7+10+13+16)+(1+4+7+・・・+25)+(1+4+7+・・・+34)
 =12+12+51+117+210(等差数列の和の公式を利用しただけです。)
 =402通り

あります。

 

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 自然数a、b、cは、a2+b2=c2を満たしている。このとき、以下の問いに答えよ。
(1)省略
(2)省略
(3)c=45のときのa、bの値を求めよ。ただし、a≦bとする。
(4)a=45のときのb、cの値は、
 (b,c)=(1012,1013)、(336,339)、(200,205)、(108,117)、(60,75)
の他に2組ある。その2組をすべて求めよ。
(注)
a2→a×a(他も同様)
自然数→1以上の整数

ウォーミングアップの問題にすぎない(1)とヒントに過ぎない(2)の問題を省略しています。
(3)

この問題は先日取り上げた西大和学園中学校の問題の類題です。

 

 

一般に、平方数を3で割った余りは0(3の倍数を2回かけあわせた場合)か1(3で割り切れない数を2回かけあわせた場合)となります(面積図を利用すればすぐに確認できます)。
45×45(=2025)は3の倍数だから、aもbも3の倍数となります。
a=○×3、b=△×3とします。
 ○×3×○×3+△×3×△×3=45×45
 ○×○+△×△=15×15(上の式を3×3で割りました。)
さらに、上と同様の作業を行うと、
 □×□+☆×☆=25(○=□×3、△=☆×3)
となります。
25は3で割ると1余る数だから、□と☆の一方は3の倍数となり、他方は3で割り切れない数となります。
25=5×5だから、一方は3となり、他方は、5×5-3×3=16=4×4より、4となります(まぁ、辺の比が3:4:5の直角三角形をイメージすればこんなことをするまでもありませんが・・・)。
したがって、a=3×3×3=27となり、b=4×3×3=36となります。
(4)
c>bとなりますね。
 c×c-b×b=45×45
 (c+b)×(c-b)=3×3×3×3×5×5 (「和と差の積=2乗の差」(関西学院中学部1996年算数2日目第1問(4)南山中学校女子部2024年算数第1問(4)などの解答・解説を参照)を利用)
c+bとc-b(c+bが大、c-bが小)は45×45の約数のペアで、45×45(=2025)の約数は、5×3=15個あり、約数の「ペア」(同じ数も含みます)は8組あります。
このうち条件を満たすもの(同じ数の「ペア」以外)は7組で、このうち5組が問題文に与えられています。
問題文に与えられた組のc-bは、それぞれ1、3、5、9、15だから、(c-b,c+b)=(25,81)、(27,75)の組だけ考えればいいですね。
和差算を解くと、(b,c)=(28,53)、(24,51)となります。
なお、与えられた値が偶数の場合、偶奇性を考慮することで調べる場合を減らすことができます(下の問題を参照)が、この問題の場合、偶奇性を利用するまでもないので、偶奇性を考慮していません。

 

 

 

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