次の□に当てはまる数を答えなさい。
(2056+2040+2024+2008+1992)÷1012=□
( )内の5つの数の平均が2024であることに着目すれば一瞬で答えが求められます。
詳しくは、愛知中学校2025年算数第1問(2)の解答・解説で。
平均を利用すると簡単に解ける計算問題で、もう少し難しい問題を紹介しておきます。
次の□に当てはまる数を答えなさい。
(2056+2040+2024+2008+1992)÷1012=□
( )内の5つの数の平均が2024であることに着目すれば一瞬で答えが求められます。
詳しくは、愛知中学校2025年算数第1問(2)の解答・解説で。
平均を利用すると簡単に解ける計算問題で、もう少し難しい問題を紹介しておきます。
ある正の整数Nは正の整数a、b、cを用いて、N=6a+4b+6cともN=5a+6b+5cとも表される。
(ⅰ)Nをbだけを用いて表せ。
(ⅱ)Nが170以上、180以下の整数とするとき、a+b+cの値を求めよ。
(注)
正の→0より大きい
6a→6×a(他も同様)
簡単な消去算の問題で、小学生でも普通に解けるでしょう。
6a+4b+6cと5a+6b+5cを見比べれば、(ⅰ)の答えが簡単に求められますね。
(ⅱ)は、整数条件(倍数条件)を利用すればおしまいです。
詳しくは、下記ページで。
1個のサイコロを3回続けてふり、出た目の数を順にa、b、cとする。
(1)ab=6となる確率を求めよ。
(2)(ab-6)(bc-6)(ca-6)=0となる確率を求めよ。
(3)(ab-4)(bc-4)(ca-4)=0となる確率を求めよ。
(注)
ab=6→a×b=6(他も同様)
確率→小学生の場合、とりあえず、すべての場合に対してある場合が起こる割合と考えればよいでしょう。
(ab-6)(bc-6)(ca-6)=0→(ab-6)×(bc-6)×(ca-6)=0(他も同様)
灘高の入試問題ですが、小学生でも解ける問題です。
灘高入試の場合の数・確率の問題にありがちなことですが、灘中の入試問題よりも簡単でしょう。
(1)は(2)を解くためのヒントになっています。
(2)と(3)はダブりに注意するだけです。
(2)と(3)の違いは、トリプルカウントがあるかどうかだけです。
トリプルカウントがあろうがなかろうがその可能性に注意を払わないといけないのだから、(2)と(3)の両方を問う意味はないような気がします。
(2)でトリプルカウントの可能性を検討したときに、6が平方数でないからトリプルカウントがないという結論に至るので、当然6が4になった場合は、トリプルカウントがあるだろうと(2)の時点で見切ることができますからね。
詳しくは、下記ページで。
(問題1)
順天堂大学2019年医学部数学第3問(1)
1050と819の最大公約数をユークリッドの互除法を用いて求めよ。
小学生の場合、ユークリッドの互除法を用いてという条件は無視して考えればよいでしょう。
この条件は(2)以降の問題を解くためのヒントにすぎませんからね。
(解答・解説)
一般に、2数を割り切る数は、その差も割り切ります。
このことを利用します(下のページの解説を参照)。
1050と819をともに割り切る数は、1050-819=231も割り切ります。
231は、各位の数の和が3で割り切れるから、231=3×77=3×7×11とすぐにできますね。
1050は11では割り切れない(倍数判定法の利用)から、2数の最大公約数の句補は21の約数となります。
1050が21で割り切れることは数(105の部分)を見ただけでわかりますね。
当然、819(=1050-231)も21で割り切れるので、21が答えとなります。
文章にすると長々しいですが、実際のところ答えを求めるのに30秒もかかりません。
因みに、ユークリッドの互除法を用いて解くと下のようになります。
1059=819×1+231
819=231×3+126
231=126×1+105
126=105×1+21
105=21×5(+0)
したがって、21が答えとなります。
ユークリッドの互除法を知っていたとしても、文字式ならともかく、具体的な数の場合は、必要に応じて、途中で作業を打ち切り、約数を考えるとよいでしょう。
(問題2)
茨城大学2022年前期教育学部数学第1問(1)
4757と2059の最大公約数を求めよ。
(解答・解説)
一般に2数を割り切る数は、一方を何倍かした数と他方の差も割り切ります。
このことを利用します。
4757と2059をともに割り切る数は、4757と2059×2=4118の差4757-4118=639も割り切ります。
639=9×71で、各位の数の和が3で割り切れない数である2059は3の倍数でないから、2数の最大公約数の候補は71の約数となります。
2059が71の30倍ぐらいであることに着目すると、2059=2130-71とすぐにすることができ、71で割り切れることが確認できます。
当然、4757(=2059×2+639)も71で割り切れるので、71が答えとなります。
これも解くのに30秒もかからないでしょう。
右の図において、印をつけた角度の和は何度ですか。
角度の典型問題の1つで、同じような問題がどの塾のテキストでも取り上げられているでしょう。
様々な解法が考えられますが、解説では、3つの解法を紹介しています。
いずれの解法でも、10秒以内に暗算で答えが求められるでしょう。
詳しくは、同志社香里中学校2025年前期算数第2問(1)の解答・解説で。