戦没者遺骨早期収容協議会 第一回現地調査 2
4月4日
午前中はジーゴにある平和慰霊公苑周辺の
立ち入り許可済みのジャングルを探索しました。
たこつぼ等を発見しながら探索しました。
たこつぼに黒い蝶が横たわっていました。
黒い蝶は兵士の生まれ変わりと伝えられています。
思わず手を合わせて祈りました。
午後は
最後の戦いがあったといわれる
アンダーソン空軍基地バックゲートあたりにある
我々が建立した慰霊碑で清掃と慰霊・参拝をしました。
そしてジーゴのメイヤーを表敬訪問しました。
平和慰霊公苑は英霊を尊び沢山の方々が御参りに来てくださり
その手を合わせる場所をいつも綺麗にしていかねばと
お話されていました。
そのお人柄に私たちは深く感動を受けました。
初めてお会いするジーゴのメイヤーはとても親切に
ジーゴであった戦いの私たちの知らない米国が建立した慰霊碑にも
埋め戻したご遺骨の調査
顧問の土屋正忠先生のご尽力により、
ようやく厚労省が重い腰を上げ、
グアムに3月16日から19日まで、
アガットの水道工事現場で
埋め戻したご遺骨の調査に行きました。
帰国報告で、
グアム政府から探知機を使って調査するように
強く求められたそうです。
ご遺骨の場所は特定できていること、
探知機はやや確実性に欠けるため
使用はしないと厚労省が話をしたところ
交渉はまとまらなかったようです。
4月から厚労省の担当者も転勤の為、
埋め戻したご遺骨の掘り起こしは振り出しになり、
大変残念でなりません。
千鳥ヶ淵戦没者墓苑 春彼岸参拝
3月23日千鳥が淵戦没者墓苑にて
春彼岸参拝を執り行いました。
挨拶文
NPO法人ピースリングオブグアムジャパン顧問
(以下抜粋)
今、遺骨収集が大きく動き出しています。
遺骨収集は安倍内閣の基本方針です。
「遺骨収集が終わらなければ、戦後は終わらない」
積極的に遺骨収集事業を推進しています。
最高責任者が方針を決めて、従い、予算等確立して
様々な手立てをして推進しています。
日本人として平和を享受しているその基には
大勢の方々、ここにいる皆さんの家族が
日本の為に戦い倒れ、その上にあります。
千鳥ヶ淵戦没者墓苑は昭和34年以降に、
昭和28年以降から政府、そして民間の方々の努力により
遺骨収集が行われてきました。
グアムの遺骨収集が少しでも進むように努力していきます。
千鳥が淵戦没者墓苑
古賀英松 常務理事 挨拶
(以下抜粋)
先の大戦で亡くなられた方は国内外合わせて310万人です。
そのうち240万人は外地(海外)で亡くなられ、
日本に帰ってきたご遺骨は127万人です。
残りの113万人は、今も戦場で眠られています。
海外に眠るご遺骨が一刻も早く日本に帰られることを願っています。
戦後68年が経ってもご遺族の悲しい気持ちは癒えることはありません。
ご遺族の皆様には心から哀悼の意を表します。
戦後68年で日本は目まぐるしい発展をして
我々日本国民は豊かな生活を享受していますが
かつての大戦で自らの尊い命を犠牲にして倒れられた
戦没者の御霊の礎の賜物です。
尊い御霊に慰霊と奉賛と誠の心を捧げなければならないと思います。
当時を知る戦友、ご遺族は高齢になられ、お亡くなりになり
戦争体験をした方が少なくなりましたが、
私たちは後世に伝えていく責任があります。
ピースリング・オブ・グアム・ジャパンは若い世代が沢山いらっしゃり
皆様の活動に改めて敬意を表します。
グアムからの帰還兵 星一男さん 挨拶
(以下抜粋)
14歳で徴兵されて、家族6人はサイパンで亡くなりました。
ジャングルで6年ゲリラ戦をしていました。
この平和な日本を一度で良いから家族や仲間に見せてあげたい。
グアムではご遺骨の収集をして荼毘に付して日本に持ち帰り、
2回に分けて千鳥ヶ淵戦没者墓苑に埋葬しました。
3、4度ご遺骨を収集しましたが、収集したご遺骨は家族かもしれない
仲間かもしれないという気持ちで行ってきました。
せめてご遺骨だけでも、日本が持ち帰ってほしいと思います。
数年前にご遺骨の収集はしないと何年か打ち切られましたが、
土屋議員からこれからも収集していくとお話があり、心強いです。
今の日本の平和と繁栄は内地や沖縄、アジア諸国、大勢の犠牲の上にあり
戦争をしないという事が最大の供養です。
余生を少しでも多くの若者に平和を伝えていきたい。
自由民主党政務調査会長
献花
指揮 仁後雅子理事
ハーモニカ 竹内克好さん
フルート 遠藤香代さん
歌 参列者全員

3月23日 千鳥ヶ淵墓苑 春彼岸参拝
例年通り、春彼岸参拝を催したく存じます。
3月のご多忙の中、まことに恐縮ですが、
お気軽にご自由にご参加くださいますようお願い申し上げます。
日時 平成26年3月23日(日)午後2時~拝礼
場所 千鳥ヶ淵戦没者墓苑
服装はご自由です。
一昨年10月ピースリング・オブ・グアム・ジャパンは
NPO法人に認定されたことにより、
実績のあるJYMA(日本青年遺骨収集団)や
空援隊(フィリピンを中心とする東南アジアでご遺骨の調査、
収集活動をされています)と協議を重ね、
御遺骨帰還の活動に取り掛かっております。
ご案内のように、平成22年にグアム島激戦地アガットの慰霊碑近くで
10柱の英霊のご遺骨が発見され、
このうち9柱は日本にお迎えすることができましたものの、
最後の1柱は地中深くに見えているにも関わらず、
そのまま埋め戻されてしまいました。
今日まで懸命に厚労省に強く働きかけを続けておりますが、
毎月「来月には行く」との返答で、約束は数度反故にされ、
依然として現状は変わらぬままです。
国に尊命を捧げたご英霊の怒りと無念さを思うと、
大変申し訳なく胸の痛む思いです。
そしてこの度、顧問の土屋正忠衆議院議員のご尽力により、
今年3月16日から19日、ようやく厚労省が
グアムに調査に行く事になりました。
何度も語りますが、グアム島では20,810名の日本兵が
祖国防衛のため戦い、絶対国防圏とされ、武器もないまま、
19,000余名の兵士は怯まず戦い、無念の死を遂げました。
ご帰国を果たされたご遺骨は僅か700柱余りです。
未だ政府は、何も手を尽くしていません。
これからも皆様のご支援、お力、お知恵をいただきながら
また一層強く国に働きかけ、全ての英霊のご遺骨を
日本にお連れして弔いそして先の過酷な大戦を風化させず、
永久平和を願い、次世代につなげていく所存です。
追伸 先日、ジーゴの慰霊碑西側約400メートル付近に、
数百柱のご遺骨が埋められているとの情報があり、
その調査へ4月4日(金)、5日(土)両日、
空援隊とJYMAの方々と
共に、我々ピースリングも参加します。
こちらへもご参加いただける方は
事務局までお問い合わせください。
ピースリング・オブ・グアム・ジャパン 事務局