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戦没者遺骨早期収容協議会 第一回現地調査 3

その後


日本領事館を訪れて


日本総領事を表敬訪問しました。



アガットの水道工事現場で埋め戻してしまったご遺骨は


早く日本に帰れるように力を尽くして欲しいと陳情しました。


埋め戻したご遺骨の調査で


この3月、厚生労働省のお偉方がグアム島に行きました。


領事館によると


グアム政府が厚労省に


埋め戻されたご遺骨のほかに、まだご遺骨があるかもしれないので


その現場一帯を掘り起こして探索をしてほしい


そのための日程はどのくらいかかるのかと


聞いたところ、


厚労省はこの話は持ち帰って考えるとの返答だったといいます。


もう既に戦後69年が経ちました。


日本国責任省庁が真剣に手を取り合って


ご遺骨の帰還に全力で取り組んでいかないと


前に進みません。


日本総領事に重ねて強く陳情しました。



戦没者遺骨早期収容協議会 第一回現地調査 2

4月4日


午前中はジーゴにある平和慰霊公苑周辺の


立ち入り許可済みのジャングルを探索しました。





前に進むことが困難なジャングルの中を歩き、


たこつぼ等を発見しながら探索しました。


たこつぼに黒い蝶が横たわっていました。


黒い蝶は兵士の生まれ変わりと伝えられています。


思わず手を合わせて祈りました。


午後は


最後の戦いがあったといわれる


アンダーソン空軍基地バックゲートあたりにある


我々が建立した慰霊碑で清掃と慰霊・参拝をしました。


そしてジーゴのメイヤーを表敬訪問しました。

平和慰霊公苑は英霊を尊び沢山の方々が御参りに来てくださり


その手を合わせる場所をいつも綺麗にしていかねばと


お話されていました。


そのお人柄に私たちは深く感動を受けました。


初めてお会いするジーゴのメイヤーはとても親切に


ジーゴであった戦いの私たちの知らない米国が建立した慰霊碑にも


自ら車を運転して案内をしてくださいました。




戦没者遺骨早期収容協議会 第一回現地調査 1

4月3日


グアム島アガット村(7月21日の最初の戦闘が行われた場所)に


慰霊碑を建立して6年が経ちました。


いつもお心を寄せて頂いている


アガット村メイヤータヤマ氏を表敬訪問しました。



(タヤマメイヤーを囲んで)


アガット村の水道工事現場から


折角発見されたご遺骨が日本国の無情で埋め戻されてしまい


日本への帰還活動を続けているので今後もお力添えを陳情しました。


9柱のご遺骨は無事日本で埋葬されたのか


タヤマメイヤーが心配されてお尋ねになりました。


千鳥ヶ淵戦没者墓苑に埋葬されて毎年御参りしています


とお話しをすると案堵の様子でした。



(アガット慰霊碑前にて)





埋め戻したご遺骨の調査

顧問の土屋正忠先生のご尽力により、


ようやく厚労省が重い腰を上げ、


グアムに3月16日から19日まで、


アガットの水道工事現場で


埋め戻したご遺骨の調査に行きました。


帰国報告で、


グアム政府から探知機を使って調査するように


強く求められたそうです。


ご遺骨の場所は特定できていること、


探知機はやや確実性に欠けるため


使用はしないと厚労省が話をしたところ


交渉はまとまらなかったようです。


4月から厚労省の担当者も転勤の為、


埋め戻したご遺骨の掘り起こしは振り出しになり、


大変残念でなりません。





千鳥ヶ淵戦没者墓苑 春彼岸参拝

3月23日千鳥が淵戦没者墓苑にて

春彼岸参拝を執り行いました。



松本平太郎理事長 挨拶

挨拶文





NPO法人ピースリングオブグアムジャパン顧問

土屋正忠衆議院議員 挨拶


(以下抜粋)

今、遺骨収集が大きく動き出しています。

遺骨収集は安倍内閣の基本方針です。

「遺骨収集が終わらなければ、戦後は終わらない」

積極的に遺骨収集事業を推進しています。

最高責任者が方針を決めて、従い、予算等確立して

様々な手立てをして推進しています。

日本人として平和を享受しているその基には

大勢の方々、ここにいる皆さんの家族が

日本の為に戦い倒れ、その上にあります。

千鳥ヶ淵戦没者墓苑は昭和34年以降に、

昭和28年以降から政府、そして民間の方々の努力により

遺骨収集が行われてきました。

グアムの遺骨収集が少しでも進むように努力していきます。



千鳥が淵戦没者墓苑 

古賀英松 常務理事 挨拶

(以下抜粋)

先の大戦で亡くなられた方は国内外合わせて310万人です。

そのうち240万人は外地(海外)で亡くなられ、

日本に帰ってきたご遺骨は127万人です。

残りの113万人は、今も戦場で眠られています。

海外に眠るご遺骨が一刻も早く日本に帰られることを願っています。

戦後68年が経ってもご遺族の悲しい気持ちは癒えることはありません。

ご遺族の皆様には心から哀悼の意を表します。

戦後68年で日本は目まぐるしい発展をして

我々日本国民は豊かな生活を享受していますが

かつての大戦で自らの尊い命を犠牲にして倒れられた

戦没者の御霊の礎の賜物です。

尊い御霊に慰霊と奉賛と誠の心を捧げなければならないと思います。

当時を知る戦友、ご遺族は高齢になられ、お亡くなりになり

戦争体験をした方が少なくなりましたが、

私たちは後世に伝えていく責任があります。

ピースリング・オブ・グアム・ジャパンは若い世代が沢山いらっしゃり

皆様の活動に改めて敬意を表します。




グアムからの帰還兵 星一男さん 挨拶


(以下抜粋)

14歳で徴兵されて、家族6人はサイパンで亡くなりました。

ジャングルで6年ゲリラ戦をしていました。

この平和な日本を一度で良いから家族や仲間に見せてあげたい。

グアムではご遺骨の収集をして荼毘に付して日本に持ち帰り、

2回に分けて千鳥ヶ淵戦没者墓苑に埋葬しました。

3、4度ご遺骨を収集しましたが、収集したご遺骨は家族かもしれない

仲間かもしれないという気持ちで行ってきました。

せめてご遺骨だけでも、日本が持ち帰ってほしいと思います。

数年前にご遺骨の収集はしないと何年か打ち切られましたが、

土屋議員からこれからも収集していくとお話があり、心強いです。

今の日本の平和と繁栄は内地や沖縄、アジア諸国、大勢の犠牲の上にあり

戦争をしないという事が最大の供養です。

余生を少しでも多くの若者に平和を伝えていきたい。



自由民主党政務調査会長 

高市早苗衆議院議員から電報を頂戴しました。




献花



ふるさと 合唱

指揮 仁後雅子理事

ハーモニカ 竹内克好さん

フルート 遠藤香代さん

歌 参列者全員





式、懇親会に50名ほどの方々が参列しました。