9月16日(月)慰霊と遺骨探索
アメリカ公文書館資料を基にGPSを使用して、
バリガタ(春田山)の遺骨埋葬地を探索、慰霊。
40数柱が埋葬されているという場所は特定できたものの、
75年の歳月が流れているため
実際に地下探知機を使用して、遺骨の捜索する必要がある。
その後、いくつかの米軍上陸地点である
激戦地となった場所を探索、慰霊。
アガットでは慰霊碑にお参りをし、
以前水道工事現場でみつかったご遺骨を
掘り起こした場所に改めて行く。
この場所は資料では約100柱埋葬されていると書かれており、
まだ約90柱埋まっている可能性が高い。
地元の人にも話を聞き、後日詳しい通訳者を連れて再訪する必要がある。
現地に住んでいる人からも協力を得て、
遺骨の情報を受け、今後は厚労省と戦没者遺骨収集推進協会と
その都度確認、話し合いの場を設けて
グアムの遺骨収容が早く進むようにしていきたい。
グアム島戦没者遺骨調査に同行
厚労省と日本戦没者遺骨収集推進協会から依頼を受け
7月5日から16日まで松本理事長が、戦没者遺骨調査に同行。
また、10年前アガットの水道工事現場で発見されたのに、
そのまま埋め戻され、3年前にやっと掘り起こされた
3柱のご遺骨を含めた13柱のご遺骨も日本にお連れし、
空港で厚労省に引き渡しをした。
アメリカは戦没者のご遺骨が発見されると、米軍船でご遺骨を
国にお連れして、盛大にお迎えし、DNA鑑定後、家族のもとに帰るが、
国の為に命を犠牲にした戦没者に対して、日本はそのような迎えはない。
7月17日厚労省にて拝礼式が執り行われ、
グアム遺骨調査に関わった方々、松本理事長家族、
内藤副理事、仁後監事、
理事長友人岩崎氏(埋め戻されたご遺骨の収集に
多大な貢献をされた方)も参列した。
未だ19,000余柱のご遺骨がグアムに取り残されており、
とにかく早く調査をして、全てのご遺骨を収容したい。
調査報告の詳細は、また後日行います。