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あーすはーとのブログ

現在、過去の出来事や体験談、役に立ちそうな情報なんかを日々発信していきます。よかったらいつでも気楽に立ち寄っていってください^^

今もあまり変わらないかもしれませんが、私がメキシコのメリダに行ったのは今から約1415年前。随分と経ってしまいました、今振り返ってみると。


海外旅行をよくする人ならわかると思いますが、異国の地に足を踏み入れる瞬間というのは何回経験しても特別なものですよね。特に私たち日本人にとっては異国に行くには海を渡っていかなければならないわけで、大陸続きで他国に入るのとではその感動も違います。そういう意味では日本人にとって海外旅行ってほかの国の人よりも特別な感情があるのかもしれませんね。


メリダという国はとにかく湿気が多い国で着陸する前からその雲の大きさとおおさに圧倒されたのを覚えています。とにかく空気の濃度が濃っくて、日本以上でした。


メキシコの国の多くは以前スペインの植民地であったので、街にはその面影がたくさん残ってます。街の中央には必ずと言っていいほど広間があり、その一角には教会があります。その周辺の道はみんな煉瓦造りのようで、とても雰囲気が良く、高くて葉っぱの多い木がその広間一周をかこっている問感じです。タイムスリップとはまさにこういうことを言うのではないでしょうか。


メリダは観光客も多いですが、少し街を外れると、土着民も大勢います。特に目を引くのが今も健在のマヤ人。彼らは伝統的な衣装を着ているのですぐにわかります。


マヤ人はメキシコ人と違ってとても恥ずかしがり屋で、おとなしい感じです。スペイン人が来た当時もこうだったのではないかなと思ってしまいます。そこだけ時間が止まっているような不思議な空間をこのメリダはもっています。


日本人に多いかもしれませんが、いいものがあるからちょっとうちの店まで来てといわれても絶対についていかないでください。殆ど裏があります。もちろん中には本当にそういっている人もいると思いますが、もしそうなってしまった時は自分の一番大事な命を第一に考えるようにしてください。


物はいつでもまた手に入りますので。命のが大事ですよね。意地になってケチらないことが大事です。でも基本的にはメリダの人々は人懐こくて、いい人が多いです。とても旅をしていて、「ああ、人間ってこういう感じなんで」と今更ながら人間の本質を感じられると思いますよ。









































いつかははっきり覚えていませんが大体2000年頃だったと思います、当時メキシコの自称シャーマン、ハビアールと友好関係にありました。彼の外見は典型的なメキシコ人で、肌は浅黒く、髪と眼は正に漆黒のごとく、そして身長は今の平均的日本人より少し低いくらいです。年は大体50前後だったと思います。


ハビアールはメキシコ在住のメキシコ人で、マヤ文明と深くかかわっていて、今も隠れた本当のマヤの人々と暮らしていると思います。彼との出会いも今考えるととても未知に満ちていました。人との出会いってこういうものもあるんだと思った瞬間でした。


当時元妻はネットでマヤ文明のチチェンイッツァでシカの儀式を行うシャーマンの団体のチャットグループに所属していました。元妻もメキシコ人です、言い忘れましたが。。。


そして今回チチェンで儀式を行うということで、チケットを購入していざメキシコのユカタン半島メリダへと旅立ったのです。


そしてその夜ホテルで会うことになっていたその団体の責任者と合流することになっていました。彼女(責任者)は私たちが日本からくるということにとても興奮していたようで、彼女自身に今回のビジョンが何か特別なものであることを伝えていたみたいです。


が、結局彼女は現われませんでした。その代りにその時ロビーの隅いた一人のメキシコ人。ずっと誰かを待っているようです。肌の色は黒く、小さいながらも鍛えられた無駄のない体に真っ白のズボンとシャツ。はっきり言って体から光を発していたように見えました。


その時彼は私たちの方を見て近づいてきたんです。そして一言「やっと会えましたね」。


彼の名はハビアール、メキシコ在住の自称シャーマンです。数日前にマヤの首長の夢の中に日本からの訪問者があり、彼らに会う必要があることを告げられたそうです。はっきり言ってうさん臭い感じがありましたが、妻も同じメキシコ人ということもあって、とても旅行者をだますようには思えませんでした。


っていうか彼のオーラが今まで見たこともないようなオーラで、なにかとても威圧的な部分もあり、同時に何か未知のものを常に追究しづける冒険家のようなオーラも持ち合わせていました。メッセンジャーというのが一番合っているかな。タカのようなまなざしで、子供のような無邪気さを持ち合わせた不思議な男。


私たちはその晩すっかり意気投合して夜遅くまでマヤ文明の満天の星空の下でしゃべっていたことを覚えています。でもその間中ハビアールの目は私たちを試していたように思えます。「本当にこの2人が首長の言ってた2人なのか」


なぜならハビアールはとても貴重な贈り物を所持していたんです。それは代々マヤの首長に伝わる物のようで彼は一時的なその宝物の所有者であったんです。もう2年近くそれを預かっていましたが、愛着が付いてしまいますよね。見たこともない人にそれを渡すなんて普通考えもできません。でもそれを渡すことが彼の役割の一つであると首長から言われていたそうです。首長も彼を試していたんでしょうね。


だから彼がずっと私たちを深く観察していたのも納得がいきます。


もちろん私たちは彼のそんな心の葛藤や、マヤの首長のことなんかは知らずにただ明日行くことになっているチチェンと妙なことで知り合ったシャーマンのことで頭がいっぱいでした。















私のいる有料老人ホームでは入居者さんの看取りも行っています。私もまだ入社1年未満ですが、すでに3人の入居者さんたちを看取ってきました。


生と死がともに存在するこの環境の中で、今日も笑顔がとっても素敵なMさん(女性)という入居者さんがいます。このMさん、あと2か月の余命と先生から宣告されており、本人もそのことは理解されています。認知症は全くありません。肺がん末期とのことです。


今日で入居約1か月目です。今は一人でシルバーカーを押して食堂まで毎回出てきますが、今日の夕食後、いつものようにMさんが食べ終わって席から立ったのですが、ちょっと様子が変だったのですぐ近くまで行きました。


Mさんは苦痛を隠して苦しそうに笑いながら何も言いません。ただ黙ったままその場に立ち尽くしていました。物凄く精神の強い方です。私もその時のMさんの周りへの気遣いを察し、何も言わずにMさんの横について、腕を支えながら共に部屋まで送っていきました。


廊下まで出るとMさんが一言「この道が長いのよ」。


Mさんの言う「この道」は部屋までの距離ではなく、Mさんの残りの命のことだとすぐ気が付きました。私も何気なく答えました。「そうですか。できることがあれば遠慮せず、なんでも言ってくださいね」。


入居者さんにはいろいろな人がいます。当たり前ですが。。。中には口癖のように「早く死にたい」という方もいます。でもそんな人に限ってよく食べて、「痛い痛い」と訴えられています。そういう人を別に非難したり批判するつもりは全くありません。


だって誰もこんな風に生きていたいとは思ったりしませんから。


でも中にはMさんみたいに自分の余命を知り、なおそれでもその苦痛を人に絶対に見せたくない強い人もいます。きっと怖くてしょうがないはずなのに、そんなことを一言も言いません。いつも笑顔でいっぱいなんです。


Mさんと共にいられるこの素晴らしい時間を大事にしたいと思います。