
『銀河帝国の興亡』の使い道
2月6日、私は渋谷で今年初めて古本を買った。
◆ 渋谷で?
そして、9日には久しぶりに神保町へやって来て、キッチン南海でカツカレーとキャベツのトッピングを食し、古本を何冊か拾うことができた! それもこれも、あの “スクラッチくじ” を引き当てたおかげである。(^^;
ただし……、
この日、某店の正面入り口前の右手に、1冊100円の岩波文庫が大量に溢れていた。縦置きの棚には収まりきらず、路面にもすのこや木の台を置き、その上にうず高く積まれた本が山脈のように連なっていたのだ。
時間にゆとりがあったので、私はすべての棚、すべての山のタイトルを確認していった。どんな掘り出し物が見つかるかわからないからだ。けれど、そこで恐るべき光景に遭遇した。
ある山のいちばん下に、あのアシモフ様の『銀河帝国の興亡 2』(創元推理文庫の旧訳版)があたかも礎石のように置かれていたのである! (@@;
アシモフ様に対するなんというご無礼‼ いくら、いくらこれが “ファウンデーション(Foundation)” シリーズ中の1冊とはいえ、それを、たかだか岩波文庫がごときクズ本の山の “礎石” がわりに用いるとは、許しがたき所業! 世が世なら、ここの店主は即刻手討ちものである‼
ということで、ここでは岩波文庫は1冊も買わなかったお子ちゃまジジイである。(^^;